学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

『吉田神道の四百年 神と葵の近世史』

2013-02-24 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 2月24日(日)12時01分40秒

>筆綾丸さん
『徒然草』第6段は不気味な雰囲気が漂っていますね。
近世の学者は道徳的にけしからんとして筆誅を加え、現代の注釈書を見ても多くの国文学者が困惑している感じがします。

『吉田神道の四百年 神と葵の近世史』は一種の奇書で、その文体には抵抗を覚える人が多いでしょうね。
私も最初の方をちょっと読んで、捨てようかなと思いましたが、興味深い個別エピソードに惹かれて何とか読み終えました。
特に第三部は結構面白かったですね。
後で少し引用してみるつもりです。

-------
 序 天下人と天上の神
第一部 神使い
第二部 零落と再興
第三部 鍍金(めっき)と正金
 結 神と葵


※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

ボレロのような・・・ 2013/02/23(土) 17:30:43
小太郎さん
『吉田神道の四百年 神と葵の近世史』は、購買意欲をそそられませんが、仰るとおり、変な記述ですね。上皇は下り居の帝だから、「上皇陛下」のように上皇に陛下をつけるのは、なにか変な感じがします。
『徒然草』第六段は、いまだにスッキリしないのですが、兼好は源実朝などを想定して書いているのでしょうか(あるいは、全滅した北条氏一族なども)。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4163761500.html
船橋洋一氏『カウントダウン・メルトダウン』は話題の本なので、上巻の半分くらいまで読んでみましたが、周知の事実ばかりで、どうも面白くありません。

http://www.youtube.com/watch?v=MOHepB6PuwY
「死ぬほどヘタクソな Bolero 」は、モントリオール交響楽団の演奏のようで(?)、ほんとに呆れるほどヘタクソです。聴衆は行儀の好い日本人らしいのですが、やめろヘタクソ、と怒鳴る人もいないのが不思議です。これはもうラヴェルに対する冒瀆ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする