おっ母雨期じゃ郷人暦。
(御伽草子(おとぎぞうし)・仮名草子(かなぞうし))(浮世草子(うきよぞうし)・黄表紙(きびょうし)・洒落本(しゃれぼん))(合巻(ごうかん)・人情本(にんじょうほん))(滑稽本(こっけいぼん)・読本(よみほん))
〈2015早大・社会科学:「
江戸時代後期においては、交通の整備が進み、人の移動が盛んになり、地域問の交流も活発に行われた。江戸の繁栄は経済面に止まらなかった。特に文化・文政時代の前後には、町人文化が開花し、近世文化が爛熟期を迎えた。文化年間には、600軒を超える貸本屋があり、人びとの1文学への欲求を満足させた。2文学作品の作者のなかには、江戸町人や浮き世絵師もおり、彼らは当時の社会や庶民の生活を描き、独特な感覚と手法を武器に多くの読者を獲得した。
問1 下線部1文学に関連して、文化・文政時代前後の文学に関する記述として、適切なものはどれか。1つ選べ。
イ 17世紀後半以来衰えていた浮世草子は全盛期を迎えた。
ロ 江戸の遊里の生活を描いた黄表紙が流行した。
ハ 江戸の風俗をうがち、風刺した洒落本が流行した。
ニ 恋愛ものを扱った読本が流行した。
ホ 庶民の生活を描いた滑稽本が盛んになった。
問2 下線部2文学作品に関連して、著者と作品の組み合わせとして、不適切なものはどれか。1つ選べ。
イ 式亭三馬『浮世風呂』
ロ 十返舎一九『東海道中膝栗毛』
ハ 山東京伝『江戸生艶気樺焼』
ニ 曲亭馬琴『雨月物語』
ホ 為永春水『春色梅児誉美』」
(答:問1ホ〇、※イ・ロ・ハは×で浮世草子、洒落本、黄表紙は化政期以前、ニ×読本は恋愛物ではない、問2ニ×『雨月物語』は上田秋成)〉