皇位を再度 孝謙称し。
(重祚)(皇極(こうぎょく)・斉明(さいめい))(孝謙(こうけん)・称徳(しょうとく)
2019慶大・商2/14
[1314]天皇が平城京へ遷都すると京の内外には大寺院が建立された。国家の庇護のもとで仏教はさらに発展し、仏教理論の研究が進んで様々な学系が形成され、多くの憎が活躍した。仏教によって国を安定させようという思想によって、聖武天皇は大仏造立や国分寺建立の詔を出し、義淵の門下である[1516]や行基を信任した。その娘孝謙天皇(称徳天皇)も仏教への信仰があつく、[1718]の僧である道鏡を重用し、重祚後は印刷した[1920]を百万基の小塔に収めて近畿各地の寺に奉納するなど、仏教による政治を推し進めた。
(答:1314-元明、1516-玄昉、1718-法相宗、1920-陀羅尼経 ※原問は70選択肢あり)〉
〈2018同志社大・経済文2/6
また、同年10月には孝謙太上天皇は( サ )天皇を廃位し( シ )した。」
(答:サ-淳仁、シ-重祚 ※原問は48選択肢あり)
〈2017関西学院大・全学部2/2
問2.下線部e(斉明天皇)に関して、正しいものを下記より選びなさい。なお、すべて誤っている場合は「エ」をマークしなさい。
ア.乙巳の変に際して孝徳天皇に譲位したが、孝徳没後に孝謙天皇として重祚した。
イ.重祚にあたり、朝鮮半島への派兵を準備するため、宮を飛鳥から難波に遷した。
ウ.甥の中大兄皇子は、のちに即位して天智天皇となった。」
(答:エ ※ア×皇極=斉明、孝謙=称徳、イ×飛鳥→朝倉、ウ×甥→子)
〈2016立教大・文
2.この斉明天皇は重祚している。次の重祚1・2について、空所〈あ~う〉それぞれにあてはまる適当な語句を、下記のa~hから1つずつ選べ。ただし同じ記号を2度用いてはならない。
1〈 あ 〉天皇 → 斉明天皇
2〈 い 〉天皇 → 〈 う 〉天皇
a.皇極 b.孝謙 c.光仁 d.弘文
e.淳仁 f.称徳 g.舒明 b.仁明」
(答:あa、いb、うf)
〈2014早大・教育
問5 下線部d8世紀ににわかに台頭してきた宇佐の八幡神は皇位にかかわる託宣を下し、この神託の判断をめぐって大きな混乱が巻き起こったについての説明で正しいものはどれか。
ア 孝謙天皇の重祚をうながす神託が下された。
イ 神託を確かめるために藤原百川が宇佐へ派遣された。
ウ 神託後、日本史上初の法王が誕生した。
エ 石清水から宇佐へ勧請された八幡神が猛威をふるった。
オ 神託によって皇位につくことをうながされた人物は、下野薬師寺に追放された。」
(答:オ〇 ※ア×孝謙天皇の重祚ではなく道鏡の皇位就任の神託が下された。イ×神託を確かめるために宇佐に派遣されたのは藤原百川ではなく和気清麻呂である。ウ×道鏡が法王になったのは766年、宇佐八幡宮の神託が下ったのは769年なので道鏡が法王になったのは神託の後ではなく前である。エ×石清水八幡宮から宇佐に勧請(神仏の分霊を請じ迎えること)されたのではなく平安時代初期に宇佐八幡宮から石清水八幡宮に勧請された。)