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これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

初めてのお茶事 … つくばいでは 白いハンカチを出すのですよと 念押しされて

2013-10-21 | お出かけ
先週の日曜日は 私にとって初めての正午の茶事でした

社中で茶名をとられた方お二人のための お稽古茶事でした

場所は 横浜の個人宅 茶室 … 先生の大昔のお稽古仲間だそうです

個人宅のお茶室などを拝見できる 滅多にないいい機会でした

寄付き 待合 小間 中門 蹲踞と一通り揃っていて お天気がいいと富士山が見えるという見晴らしのいいところにありました

正客は 先生の大先生ところで昔からご一緒されているという 立派な先生

次客は 正客の先生の社中の方

お次の方も 先生のお茶仲間の やはり茶道を自宅で教えていらっしゃる方

つまり 皆様 70代以上の茶道歴五十年以上の方々ばかり


私はその次の位置で とても気楽な立場

そんな私にお茶事の心構えで 言われたことは 『 懐石料理のいただき方をもう一度しっかりと勉強し直していらっしゃい 』

『 蹲踞では 袂から出すハンカチは白ですよ 』

この二つだけでした ( ほんとに お気楽 )


ただ 当日 末席を務める同じ社中の方の着付けを頼まれました

今年着付けを頼まれたのは 2回目です

1回目は3月の卒業式で 生徒を送り出される先生の一つ紋の着物の着付けでした

この時も 立ったり 座ったり 階段上り下りと 結構動かなければなりません と言われ、 楽に しかも 着崩れないようにと その点に心して気つけて差し上げたのですが、

今回も 私が着付けを頼まれた方は 末席で立ったり座ったり しかも お薄の時は半東もされるというので 前回以上に着崩れないように着付けて差し上げなければいけないんだと、

前回以上に その点が心配でした

着物は 地紋のある生地を染めた色無地で 帯は 袋帯

着物をお召になるのは 今回が2回目で 着物 帯とも 先生からのお下がりなんだそうです

色々心配で 私も帯板 差込衿芯 帯締め 帯揚げ コーリンベルト 補正用タオル 腰紐2本は持って行きました ( 帯は 事前に見せていただいていたので )

私の準備したもので使ったのは 帯板 コーリンベルトだけですみました

お茶では 懐紙を出したり帛紗をだしたりと 度々襟元を触るので 襟元が崩れやすいというのが 私も経験からわかってきました

コーリンベルトか それに代わるものは 使った方が 襟元の崩れを気にせずにすみます

着付けは15分ほどで 終わりました


私は 出来上がったばかりの大島の染の訪問着を着たのですが この選択は大正解でした

12日は 前日までの天気予報に反して 気温がどんどん上がり 横浜は30度近くまでなったのです

懐石をいただいているときは 扇風機がまわっていました

縮緬の着物より ずっと暑さを気にせずにすんだとおもいます


ところで 蹲踞で使う白いハンカチは 今回新しく買い求めました

最近では買うハンカチはタオルハンカチの類ばかりで 白いハンカチは古いものばかりで 持っていくには気が引けました

一番近い地元のデパートのハンカチコーナーには 写真の二種類しか白いハンカチは置いてなく 刺繍入りでしたが 刺繍も白だったので 2点とも買い求めました

前日までに洗って アイロンをかけて 二枚とも持って行きました

白いハンカチというアドバイスは 私だけでなく社中の皆さん全員念押しされたそうで 中には当日の朝 コンビニにで慌てて買ったという方も

その方も 白いハンカチを出してみたら ちょっと古臭い感じがして コンビニに行ったのだそうです

コンビニ … ほんとに便利です


さてさて 初めてのお茶事は 船頭が多くて 大変賑やかなものでした

最後のお薄では 先生方がお点前されている方にむかって 
『 あなたも次々にお茶点てるのは 疲れるでしょうから 代わってもらいなさい。 こちらにきて お客さんにもなんなさい。』 なんて声を揃えて言われるので 

急遽 私の先生が 『 それではあなた 代わって差し上げなさい 』と 指名されてしまいました

そんなこんなで 私も 一服お茶を点てることになってしまいました

お稽古では 風炉の季節は炭を入れると暑いので電気炉を使っているので、いい勉強になりました


さてさて 初めてのお茶事は水屋での準備のお手伝いぐらいで たいへんお気楽でしたが、 やはり 正座が一番辛いでした

懐石も美味しい お道具拝見出来るのも楽しい お茶も美味しい 着物を着れてしあわせ

正座がなければ もっともっと 楽しいかも … フフフ 修行が足りませぬ


そして 今日は お茶のお稽古でした

先の正午のお茶事の話から 着付けの話になり 「 どこも苦しいところがまったくないぐらいに ゆったりと気つけてもらったのに 最後まで全く着崩れなかったので 不思議なぐらいでした 」 と ご本人の感想を伝えて下さり ほっとしたことでした

そんな私の 今日の着物です



足元に余計なものが写りこんでいたので 上半身だけ

結のつかない結城紬(男性用)地で仕立てた胴抜き袷に 亡き母が羽織?から仕立て直した名古屋帯

長襦袢は 二部式単袖

昨日の雨の後 気温もほどほどで 胴抜き袷がぴったりなお天気でした

肝心のお稽古の内容は

初炭 中置(五行棚)で濃茶 逆勝手でお薄





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