私が和裁のお稽古に行き始めたのは プーさんが高校卒業を迎える2004年2月でした
好きなものから縫っていいとのことでしたが、和裁の経験があると話すと、それでは浴衣からと言われ、浴衣を一枚縫いました
続いて袷を習いたいと言うと、あっさりとOKが出て、紅花染めの紬を仕立てることになりました
48歳の時です
今から思えば十分若かった
やる気満々で 先生から習ったことを 自宅で一人でもう一枚の反物で復習するという形で 覚えていきました
先生のお宅が近かったことと 一人住まいの気ままな暮らしをされていたので、電話で質問してもすぐに教えてもらえるし、『 今から布持っていらっしゃい 』とも言われ、すぐに飛び出していました
今回仕立て直した大島紬は その自宅で復習するために縫った着物です
もちろん 柄合わせや積り方などは 自分で考えてピン打ちして持って行き、許可をもらってからはさみを入れました
一工程終わるごとに お稽古の時に一緒に持って行き やり直す部分やそのまま進める部分のチェックを受けました
そうして 夏前に完成
2年前に 鉄板焼きを食べた時に着て それを鹿児島の家に置きっぱなしにしておいたところ、一面にカビがついていました
洗い張りに出して きれいにしてもらい 今回やっと仕立て直すことが出来ました
ところで カビのついた着物を洗うときは 表からと裏からと二度洗うのだそうで 料金も割り増しでした
最近は 仕立て始める時は 過去の記憶を頼りに 積もったりしているのですが、 今回 ハ縫いを解きながら 思い出したことがひとつあります
それは 八掛けの袖口布の幅は なるべく広く積り、衿先布は狭く積もるということでした
衽と衿を切り離すときも 衿幅は4寸3分より広くせず、衽を広く積もることと習い、それはいつもやっているのですが、八掛けの衿先と袖口布は等分しているような気がします
ぼかしの八掛けは等分するように 染めてありますしね
裾回しの裾の部分は 5分短く切ってから ヘラ付けをする ということは覚えていましたが、今回その理由がとてもよくわかりました
裾回しの下の部分を5分切り取ったものです
よく着た着物の裾回しの裾の5分ほどは 擦り切れていたり 洗ってあるもののうっすらと汚れが残っていたり
自分で仕立てた着物を仕立て直すと なおさら習った時のことを思い出すようです
今回 繰り越し寸法とつけ込み寸法を変更
さらに 後幅と前幅も狭くしました
最初に習ったときは 肩幅から考える寸法とかで 裄長の私は身幅も広めでした
次の着物からは この点をかなり主張して 現在の寸法に変えてもらえましたが、大変な言い合いになったことを覚えています
『 そんな長い腕を 切ってしまいなさい 』 と、冗談まで言われてしまいましたから
あの時 厳しくも親身に教えてもらえたから 今の自分があるんだと しみじみ感謝しながらの今回の仕立て直しでした
大島紬は 横双で 花車です
とても大柄なので 八掛けの色を地味な紫にしたのですが、十年なんてあっという間でした
3回目の仕立て直しはないでしょう
反物幅が 長着にぎりぎりの寸法で 羽織ものへの変更もできそうにありません
好きなものから縫っていいとのことでしたが、和裁の経験があると話すと、それでは浴衣からと言われ、浴衣を一枚縫いました
続いて袷を習いたいと言うと、あっさりとOKが出て、紅花染めの紬を仕立てることになりました
48歳の時です
今から思えば十分若かった
やる気満々で 先生から習ったことを 自宅で一人でもう一枚の反物で復習するという形で 覚えていきました
先生のお宅が近かったことと 一人住まいの気ままな暮らしをされていたので、電話で質問してもすぐに教えてもらえるし、『 今から布持っていらっしゃい 』とも言われ、すぐに飛び出していました
今回仕立て直した大島紬は その自宅で復習するために縫った着物です
もちろん 柄合わせや積り方などは 自分で考えてピン打ちして持って行き、許可をもらってからはさみを入れました
一工程終わるごとに お稽古の時に一緒に持って行き やり直す部分やそのまま進める部分のチェックを受けました
そうして 夏前に完成
2年前に 鉄板焼きを食べた時に着て それを鹿児島の家に置きっぱなしにしておいたところ、一面にカビがついていました
洗い張りに出して きれいにしてもらい 今回やっと仕立て直すことが出来ました
ところで カビのついた着物を洗うときは 表からと裏からと二度洗うのだそうで 料金も割り増しでした
最近は 仕立て始める時は 過去の記憶を頼りに 積もったりしているのですが、 今回 ハ縫いを解きながら 思い出したことがひとつあります
それは 八掛けの袖口布の幅は なるべく広く積り、衿先布は狭く積もるということでした
衽と衿を切り離すときも 衿幅は4寸3分より広くせず、衽を広く積もることと習い、それはいつもやっているのですが、八掛けの衿先と袖口布は等分しているような気がします
ぼかしの八掛けは等分するように 染めてありますしね
裾回しの裾の部分は 5分短く切ってから ヘラ付けをする ということは覚えていましたが、今回その理由がとてもよくわかりました
裾回しの下の部分を5分切り取ったものです
よく着た着物の裾回しの裾の5分ほどは 擦り切れていたり 洗ってあるもののうっすらと汚れが残っていたり
自分で仕立てた着物を仕立て直すと なおさら習った時のことを思い出すようです
今回 繰り越し寸法とつけ込み寸法を変更
さらに 後幅と前幅も狭くしました
最初に習ったときは 肩幅から考える寸法とかで 裄長の私は身幅も広めでした
次の着物からは この点をかなり主張して 現在の寸法に変えてもらえましたが、大変な言い合いになったことを覚えています
『 そんな長い腕を 切ってしまいなさい 』 と、冗談まで言われてしまいましたから
あの時 厳しくも親身に教えてもらえたから 今の自分があるんだと しみじみ感謝しながらの今回の仕立て直しでした
大島紬は 横双で 花車です
とても大柄なので 八掛けの色を地味な紫にしたのですが、十年なんてあっという間でした
3回目の仕立て直しはないでしょう
反物幅が 長着にぎりぎりの寸法で 羽織ものへの変更もできそうにありません