着物が好きということに 変わりなないのに、先月は着物を着なかった
例年この季節は ウールの着物を着て過ごすが、 まだ一度も着ていない
理由は 着物暮らしの優先順位を下げてしまっているから
2月はたくさん着ましょ!
以下は 必要に迫られて着た3回の着物の忘備録
1回目 お茶のお稽古先の初釜
正客という役回りで、膨れ織りの一つ紋に袋帯
亡き母は しきたりということをずいぶん気にかけて 私に教え込んだけれど 、その一つ に正月というか新年は 新しい下着に新しい着物を準備しておいて身に着けるものだということがあった
大晦日の夜は 新しいものを一式枕元に準備して 新年を迎えるのが常だったらしい
まぁ 昔のことだから そうそう新年以外に新しい着物を準備するなんてことは庶民にはなかったのだろうけど
新年を迎えると 思い出す
そんなことが出来る時代はとっくの昔になくなってしまった今の日本だし、自分とて然り
でもそんな母の教えが頭の片隅に残っていて せめて着物の小物は新しいものにしたいと思っている
それでも 求めた帯揚げと帯締めは正月明けの初商いで買ったもの お値打ち価格の品である
半襟も新しい正絹をかけた
袋帯はトトの母様からのお下がりで とてもいい帯だけど、腹の柄を合わせようとすると 異常に手が余る
よって ぐいぐいとお太鼓の先に余分な手先を押し込んで仕上げているが、 手先を切ってしようと思案中
2回目 お茶の稽古
とても寒い一日で 真綿紬に名古屋帯
この名古屋帯は 亡き母の物で 数年前に長持から見つけ出して 締めている
漆箔の帯だが、柔らかくて よく締まり 体にそって 締めやすい
真台子を使った貴人点の濃茶と 総荘りで薄茶 後炭手前
3回目 川崎支部淡交会の 初茶会
社中の初釜の時と同じ着物と帯
新聞にも出ていたが、裏千家の初茶会は総理大臣を始め歴代の総理大臣が招待されて参加している
川崎支部も もちろんご招待者があり 正客
それは構わないというか、いいのだけど 一席目に入った正客は まったく茶の心得のない人だった
よって 茶会が茶会となっていない
まだまだ駆け出しの私みたいな者にとっては 場数を踏んでお稽古を兼ねた茶会なのに 実につまらない
8500円のチケット代に 果たして見合っているのかなぁと せこいことを考えてしまった
こういうことを考えてしまうところが まだまだ 修行が足りないのだろうけど
例年この季節は ウールの着物を着て過ごすが、 まだ一度も着ていない
理由は 着物暮らしの優先順位を下げてしまっているから
2月はたくさん着ましょ!
以下は 必要に迫られて着た3回の着物の忘備録
1回目 お茶のお稽古先の初釜
正客という役回りで、膨れ織りの一つ紋に袋帯
亡き母は しきたりということをずいぶん気にかけて 私に教え込んだけれど 、その一つ に正月というか新年は 新しい下着に新しい着物を準備しておいて身に着けるものだということがあった
大晦日の夜は 新しいものを一式枕元に準備して 新年を迎えるのが常だったらしい
まぁ 昔のことだから そうそう新年以外に新しい着物を準備するなんてことは庶民にはなかったのだろうけど
新年を迎えると 思い出す
そんなことが出来る時代はとっくの昔になくなってしまった今の日本だし、自分とて然り
でもそんな母の教えが頭の片隅に残っていて せめて着物の小物は新しいものにしたいと思っている
それでも 求めた帯揚げと帯締めは正月明けの初商いで買ったもの お値打ち価格の品である
半襟も新しい正絹をかけた
袋帯はトトの母様からのお下がりで とてもいい帯だけど、腹の柄を合わせようとすると 異常に手が余る
よって ぐいぐいとお太鼓の先に余分な手先を押し込んで仕上げているが、 手先を切ってしようと思案中
2回目 お茶の稽古
とても寒い一日で 真綿紬に名古屋帯
この名古屋帯は 亡き母の物で 数年前に長持から見つけ出して 締めている
漆箔の帯だが、柔らかくて よく締まり 体にそって 締めやすい
真台子を使った貴人点の濃茶と 総荘りで薄茶 後炭手前
3回目 川崎支部淡交会の 初茶会
社中の初釜の時と同じ着物と帯
新聞にも出ていたが、裏千家の初茶会は総理大臣を始め歴代の総理大臣が招待されて参加している
川崎支部も もちろんご招待者があり 正客
それは構わないというか、いいのだけど 一席目に入った正客は まったく茶の心得のない人だった
よって 茶会が茶会となっていない
まだまだ駆け出しの私みたいな者にとっては 場数を踏んでお稽古を兼ねた茶会なのに 実につまらない
8500円のチケット代に 果たして見合っているのかなぁと せこいことを考えてしまった
こういうことを考えてしまうところが まだまだ 修行が足りないのだろうけど