王子七滝のうち現存するのは名主の滝だけであるが、
現在の名主の滝公園には大小4瀑が落ちていて、
実際には7つ以上の滝が王子周辺にあったことを窺い知ることができる。
「大工の滝」と「見晴らしの滝」、「稲荷の滝」は
名主の滝と同じ崖線上にあって「大工の滝」は岸町2-2周辺に、
「見晴らしの滝」は岸町2-6周辺にあった。
「稲荷の滝」は、その名の通り、王子稲荷(岸町1-12)にあった滝である。
(王子稲荷の坂)
このほかに岸町2-3付近には「飴屋の滝」という滝があったことも
わかっている。
「権現の滝」は、現在の音無親水公園の舟串橋付近に
王子神社の高台から湧き落ちていた滝であった。
(音無親水公園の舟串橋)
有名な「不動の滝」は石神井川本流をやや上った
滝野川2-49にある正受院(赤ちゃん寺)の裏にあった。
滝の傍に不動尊が祀られていたことから、この名が付けられたとされている。
(正受院本堂。この裏手に滝があった)
更に上流へ遡ると金剛寺があり、この本堂の裏手の
川が蛇行した場所にあったのが「弁天の滝」である。これは以前ご紹介した。
(金剛寺)
(弁天の滝があった辺り)
石神井川本流にもこれ以外の滝があり、「不動の滝」の対岸にも
滝があったとされる。
七滝としては「名主の滝」だけが現存しているが
この滝もポンプによる地下水汲み上げて、定時放流しているものである。
(名主の滝)
しかしながら、現在でも王子本町1-6と滝野川2-59にある音無さくら緑地には
下末吉海進期に形成された東京層の自然露頭があって、そこからの湧水が確認できる。
(さくら緑地の自然露頭からの湧水)
有史以来この付近に滝が多く、地名が滝野川となったのも
この自然露頭を見るだけでもわかる気がする。
現在の名主の滝公園には大小4瀑が落ちていて、
実際には7つ以上の滝が王子周辺にあったことを窺い知ることができる。
「大工の滝」と「見晴らしの滝」、「稲荷の滝」は
名主の滝と同じ崖線上にあって「大工の滝」は岸町2-2周辺に、
「見晴らしの滝」は岸町2-6周辺にあった。
「稲荷の滝」は、その名の通り、王子稲荷(岸町1-12)にあった滝である。
(王子稲荷の坂)
このほかに岸町2-3付近には「飴屋の滝」という滝があったことも
わかっている。
「権現の滝」は、現在の音無親水公園の舟串橋付近に
王子神社の高台から湧き落ちていた滝であった。
(音無親水公園の舟串橋)
有名な「不動の滝」は石神井川本流をやや上った
滝野川2-49にある正受院(赤ちゃん寺)の裏にあった。
滝の傍に不動尊が祀られていたことから、この名が付けられたとされている。
(正受院本堂。この裏手に滝があった)
更に上流へ遡ると金剛寺があり、この本堂の裏手の
川が蛇行した場所にあったのが「弁天の滝」である。これは以前ご紹介した。
(金剛寺)
(弁天の滝があった辺り)
石神井川本流にもこれ以外の滝があり、「不動の滝」の対岸にも
滝があったとされる。
七滝としては「名主の滝」だけが現存しているが
この滝もポンプによる地下水汲み上げて、定時放流しているものである。
(名主の滝)
しかしながら、現在でも王子本町1-6と滝野川2-59にある音無さくら緑地には
下末吉海進期に形成された東京層の自然露頭があって、そこからの湧水が確認できる。
(さくら緑地の自然露頭からの湧水)
有史以来この付近に滝が多く、地名が滝野川となったのも
この自然露頭を見るだけでもわかる気がする。