iPhone機種変更に伴い、また裏面のデザインも一新!
この「ハート オブ シカゴ」のロゴシリーズも赤、青、そして今回の黄色で3回目。
さあ、次回は何色かなあ?^_^
コアなファンならば即答だよねー!!
さあ、早いものでいよいよトリ前の登場!
14、6:25~6:55
「FOREVER」
キャロルのカバー
結成4世紀を迎えた、倶知安のロックンロール・バンドが初出演。
さすが活動期間が長いだけに、益々アグレッシブなる息のあった進撃が止まらない4人組。
ロックバンドにとってのコンパクトなユニットでもある編成で、ストレートなビートを展開します。
革ジャン&一部のメンバーらは革パン・ファッションを貫く、徹底した姿勢を崩さないメンバー達が颯爽と登場(サングラスもポイントね)。
もちろん敬愛してやまないキャロルと同じ4人組み。
一番ブラックを強調したスタイルのベース&コーラスはポール・マッカートニーでお馴染みのヘフナー(矢沢永吉担当)。中央に鎮座するサウスポーのギター&ヴォーカルは白のテレキャスターを使用(メイプル指板。ストラップは黒い布製フェンダーを装着。ジョニー大倉担当)。内海勝敏担当のギタリストは共に黒いフェンダーのギターと布製ストラップ使用(ストラトキャスター。メイプル指板。素肌に革ジャン、赤い革パンというワイルドないでたち)。ユウ岡崎担当のドラム&コーラスが真っ赤なTシャツを粋に着こなすという、いかしたロックンローラーたち。
できうる限りのロックンローラー臭をかもし出すべく、考えに考え抜いたのだそうです。わかるよ、その気持ち!素晴らしくて感動しちゃうね、うんうん。
恒例の司会者サイトウ氏による出演バンドからのメッセージ。
そして威勢よくバンド名「フォーエヴァー」をコールしました!
「ヘイ・タクシー」
オープニングには、突き抜けるほどにうってつけだね。
王道のジャパニーズ本格派ロックンロールの真髄をタップリと堪能。
徹頭徹尾こだわったこの路線には、一切のブレなんてありませんよ。
このノリノリで軽快なるアンセムは私、キャロルのカバーでも一押しだよ。
かぶりつきで見入っていた札幌からのライブ名物ダンサー、アベさんも俄然たまらずツイストではじけまくり。
4人組とはとても思えないほどの迫力で駆け巡る、熱き男気溢れるロックンロール!
立て続けに「憎いあの娘」
これもキャロルがお得意としていた、往年のロックンロール絵巻。
下手な理屈なんか軽く凌駕するほどに、頑固一徹筋金入りの3コード応酬。
結成時からまったくぶれることなく貫いてきた、問答無用のエナジーに乾杯!
と、ここで息つく暇さえ与えずに激しいエンディングに突入。
メドレーで「変わり得ぬ愛」が飛び出した。
まるでキャロルのパフォーマンスを観ているかの様な、錯覚に陥りそうなくらいの勢い。
3人によるコーラスワークも鉄壁の様相を呈しています。
アクションも気持ち良いくらいの徹底ぶりだ。ギターソロではフロントに歩み寄ってこれでもかあ!というほどの猛アピール。
リズムセクションも見事なバックアップ。
トリ前だなんてもったいないよ~!(実は都合によりこの出番となりました)
目の冷めるような、ロックンロールバンドの基本ともいえる原点回帰に皆、圧倒されている様子。
本物のライブアクトって、こういうのを指すんだよね。
長年の過酷なるステージングで培われた、血と汗と涙の結晶がこれ。
前半戦はこのように王道ともいえるカバー大会。
「イエイ!フォーエヴァーです。皆さん、お手元の酒を持ってのってね。」
ここでボーカリストが「主催者のサイトウさんに感謝の拍手を!」「パチパチパチ!」
照れくさいほどに恐縮しちゃう演出力。
「さあ、ここからも続けてガンガンとロックンロールをやります!・・・・・愛の叫び!!」
誰にでも経験のある青春時代の甘くほろ苦い思い出がふっと心に染み入る傑作。とてもじゃあないけれども知らないで聞いていたら、これの原曲は誰か海外プロの隠れた名曲を、日本語歌詞に書き換えたモノだと思っちゃいそうなほどの完成度を誇っています。これが45年ほど前に発表されているんだからキャロルってやっぱり、いやはやなんとも大したものだ。
まさに熟練とも言える天才的な技。
「ありがとうございます。もう一発、伝説のロックンロールいきます!・・・ワン・ナイト(キャロルのデビューアルバムに収録)!!」
静かに燃え滾る炎のごとく、ストーリー性をたぶんに含んだ泣かせる一曲。一見コワモテのメンバー達だけど、実際の中身は情にもろくて気さくで優しいナイスガイ達。
ここいらへんではグッときちゃいました。
人生観を感じさせる歌詞は、そんじょそこいらの若いモンには決して真似のできない渋みさ。
ビートルズ「オー・ダーリン」にも通じるリズムやコード進行は大合唱も伴ってムード満点。
前曲から一転、「ヘイ・ママ・ロックンロール」
故ジョニー大倉の永遠なる代表作。
「のっぽのサリー」風激しいシャウト炸裂で幕を開ける正統派ナンバー。
大御所ならではの阿吽の呼吸で多少のひねりも加えつつ、グイグイとひきこんできます。
「ヘイ!ヘイ!カモン!カモン!!」はじめて聞いた人たちでも、すぐに歌えるキャッチーなサビが快感。
「イエイ、いくぞ!飲んでる?皆さん?」「イエー!」
ここでマサはミキティに予想を告げる。
「多分、最後の2曲はルイジアンナ、ファンキー・モンキー・ベイビーだよ」
さあ、いかがなものでしょうか!?
「じゃあ俺たちをこんな風にした張本人、キャロルのデビュー曲で・・・・ルイジアンナ」(ほら、当たった!!)
あのあまりにも有名でギター小僧ならば誰でもがコピーしたであろう、ジャッジャ~ン!極めつけ真骨頂イントロが飛び出した!
とどめはやっぱりこれに尽きますなあ。
永ちゃんフレイヴァー満載で、絡みも豊富に暴れまくり。
弾き出すベースラインが、永ちゃんフレーズをお手本にした組み立てで思わずニヤリ。
微細なる指クセまで忠実に再現。でもしっかりとフォーエヴァー節を形成しているのだから、したたかなものだ。
この日は札幌や小樽界隈のあちこちでライブが開催されているのに、この大入り状態にはビックリ。
正直いって入場者数には不安もあったのだけれども、そんなことただの取り越し苦労でした。
しかもいい加減に終盤が迫ってきているから客足がひいていくものとふんでいたら・・・・・俄然トリのような盛り上がり。
「まだまだいくぜ!1・2・3・4!!」
コンパクトに纏め上げられた、魂の息吹が伝わってきますね。
4者一体となったスクランブルも衰え知らずで快調。この日の出演バンドの中では少ない人数なんだけど、そんなことをも忘れさせられるほどのコンビネーション。
後ろでじっと観ていたバンドマン達も「なにからなにまでもが、とても勉強になるなあ・・・・」と瞬きするのも惜しむほどに見とれていました。
これは計算ずくではなく、内面からほとばしる情熱が全てに勝っているからなのでしょう。
「WAO!!最後はキャロルも取り上げていた曲をやります!・・・・・トウッティ・フルーティ!」(ええ!?裏をかかれたかな!!??・・・じゃあ、アンコールでファンキー・モンキー・ベイビー。これでどうだあ!!)
オットトト・・・ちょっと出だしで躓いてしまった。
ドラムのトラブルらしくて、その調整をしながら、彼がアカペラで歌い始めた。これがかえって馬鹿受け。
「オーケー、頭から!」
この辺の図太い神経も大切な配慮だね。
もうステージ前方がグチャグチャの芋洗いゾーンと化しています。
「最後はオリジナルでしめてみたいと思います・・・最終列車」(ぎゃふん・・・そうきましたか・・・・ここまでは読めなかった。御見逸れしました・・・)
長年念入りにメンバー達で大切に育んできたのであろうこの楽曲も、それまでの流れと比較しても、なんら遜色のないクオリティを誇っていましたよ。
とにもかくにも無事、トリ前という重責を余裕タップリにこなしてくれましたよ。
「サンキュウ!!」
サイトウ氏が改めてコールします「もう一度盛大なる拍手を!フォーエヴァー!!」
後片付けを済ませて外の喫煙所で一服ふかしている、ギター・ボーカル君とマサはちょっと談笑しちゃいました。
実は最後に演奏したオリジナルはタイトルを言わなかったので、それに関する質問。
「キャロルにも0時5分の最終列車という曲があるよね」とマサがマニアックにポツリ漏らすとニンマリ。
外気はキンキンに冷え込んでいたけれども、とってもホンワカとした気持ちに包まれました。
お互い、たくさんの汗をかいた後だけに油断して風邪をひかないよう気をつけようね!
BGMはキッスがディスコに走った!と物議を醸した問題作「ラヴィン・ユー・ベイビー」
15,ナッシュビリアンキッズ
7:05~7:25
いよいよもってオオトリの登場!
この男性トリオ・バンドは、STAと何年も前にマイカルテラスでの花火大会ライブでも、タイバンしていたと私は記憶しております。
他にも小樽のライブイベントで数回ご一緒していますね。
札幌からの参加で、4年連続出演9回目。
「ハロー小樽!体力・気力が続く限り、ロカビリー・スタイルをこよなく愛して老化現象にもめげずウッド・ベースに乗りまくっていきます!」とのメッセージ。
編成パートは・・・・・ドラムス、ウッドベース&ヴォーカル、オレンジ色のグレッチを構えたギタリストもヴォーカル兼任。
不動のトリオ編成を誇っています。
人数がロックンロールを演じる上で、最小の3人パートゆえに、ステージの隅々までをも縦横無尽に使いこなしています。
自他共に認めるトライアングル・ロッカー「札幌のストレイキャッツ」の正体やいかに・・・・。
開巻の「リック・イット・アップ(エルビス・プレスリー)」から、フルスロットルで一切手加減なしに突っ走っています。
なんと幻の名器「ローランド・テープ・エコー・チェンバーRE」を繋いでいるではないかあ!?
激レアの高価品ですよ、これは。
温かな深みある響きの秘密は、ここにあったのですね。
1・2・3・4~!のカウントからはじまった「アイ・二ード・ユア・トウナイト」も、もちろんエルビス・プレスリーのご機嫌なナンバー。
とにかく1曲1曲がシンプルな3コードで無駄なく完結するので、矢継ぎ早やにまくし立てるかのごとく連射攻撃ライブ仕立てが愉快痛快。
「何年も前にも言ったけど、あのザ・ビートルズがバンド名にカブトムシとつけたのは(実際にはBEETとBEATをひっかけているけど・・・・)
彼等が敬愛してやまなかったバディ・ホリーのバンド名、クリケットからきています。クリケットの意味はこおろぎ。つまり自分達もバディにちなんで昆虫から命名したというわけ。
昆虫由来、大好きなロックンロールでオー・ボーイ!(バディ・ホリー&ザ・クリケッツ)」
事前に予告していたとおり、早速ギター弾きながら客席に乱入しつつのカッティング。ウッドベースもクルクルと回転。
あの巨大な楽器のシェイプ特性をフルにいかして、面白いように操られている様は迫力満点で見応え十分。
「ブライアン・セッツアーが大好きなので、彼のバンド時代初期のヒット曲をひとつやらせてください。
ストレイ・キャッツで・・・・ロック・ジス・タウン!」
ギターとウッド・ベースが横並びにプレイ。
本当にセッツアーに心酔しているんだねえ。
ナッシュビリアンキッズ結成のキッカケともいえる原点が、ストレイキャッツなのは一目瞭然。
ストレイキャッツが出現した途端、物凄いロカビリー・ブームが吹き荒れたもんねえ。
「小樽の皆様はすごくノリが良いですね。ちなみにギターの私は岩内出身です。
ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツで・・・・ロック・アラウンド・ザ・クロック!」
もちろん全てがナチュラル・トーンゆえに、今の時代ではかえって新鮮に耳へ飛び込んできます。
1954年発表、まさにこの曲がロックンロール誕生の瞬間なのです。
こてこてのロックンロール・オンパレードだったので、ここいらで洗練されたポップスの原点ともいえる、ニール・セダカの「恋の片道切符」
に酔いしれてみる、というのも一興。
余談ではありますが・・・この曲のイントロを聞くたびにシカゴの「イントロダクション」3番の歌直前を想起しちゃいます。絶対にこのイントロを参考にしたと思うんだけどなあ・・・・。
ライブも終盤に差し掛かってきました。
ブリティッシュへヴィーメタルバンドのUFOも、その昔にはカヴァーしたという「カモン・エブリヴァディ(エディ・コクラン)」
恒例パートチェンジの時間だよ。
「今年初ノリということで、盛り上げていきますので、皆さんシャッターチャンスを逃さないように(笑)」
これはプレイヤーがライブ中に、白熱してくるとウッドベースのボディ上に乗っかってそのまま曲芸プレイすることを言っているわけです。
更にはウッドベースを会場狭し!とばかりに引きずり回したり、益々過激に回転させたりと、いつも以上にアクションが目立ちます。
それと連動してスモークがモクモク~~。
「スモーク・オン・ザ公会堂~!!」
意外な曲で終焉を迎えました。
唯一、日本の曲で「朝まで踊ろう(舘ひろし)」
彼等の、バックボーンが大体透けて見えてきましたよ。
ポニーテールのギャルがここで踊ってくれてたら、さぞかし男性陣の熱視線を独り占めし、大もてだったことでしょう!
BGM「シャウト(ティアーズ・フォー・フィアーズ)」
「ミスター・ロボット(スティクス)」「カモン・アイリーン(デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)
***はい、これにてライブ・レポートのパート2は終了です。
お待たせしました!。いよいよこのブログの主役でもある我等がTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)の熱きブラスロックが炸裂しますよ。
まずは時間を戻してもらってご覧になってくださいませ!お楽しみに!***