THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

エキサイティング&スリリングなスタジオ・リハーサル

2022-08-18 22:20:51 | リハーサル
お盆の最終日にSTAはいつものスタジオ入り。
あいかわらずムシムシと暑い日が続いてはいますが、皆元気いっぱいに集合。
前日に4名が大通りビアガーデンで親睦会を開催して若干名が朝まで飲んだくれていたために、具合悪そうだったけどね((´∀`*))。
まあ、とりあえず10名だ!
これは快挙。
本当に今のSTAは和気藹々と出席率が高い。
以前とは雲泥の差。
17年目に至ってやっとのことだ。
これが普通なんだけどね。
実際の話、久しぶりの合流メンバーは今の雰囲気の良さにビックリしていた。
しかもビアガーデンなんて以前ならば絶対にありえない。
不穏現象は誰が原因だったのか・・・。

それはそれとして、ロビーに入ってオーナーが困惑していた。
どうやら、予約日を1日間違えていたらしい・・・・。
スタジオでは前日に予約が入っていた模様。
実際、最初はそうだったんだけど、メンバーの都合で1日ずらしたのだ。
それをスタジオに連絡し忘れ・・・・
メンバー10人への数度にわたる確認作業だけで、混乱をきたしていたのだった。
人数が多いと、よくあるある事件。
でもSTAでは初の事。
なんとかスタジオは空いていたんだけど、いつもの部屋利用は叶わなかったさ。
新鮮でたまにはいいでしょう。
一部のメンバーからは文句が出ていたけどね。

今月の小樽北運河サウンドエナジーに向けてのリハ。
その1週間後にも珍しくライブがあるので、同内容で進行。
メンバーも奇跡的に同じ顔ぶれさ。
9月にジョージが合流する以外はね。
よって9月用のリハも兼ねる変則パターン。

メンバーは・・・・マサ、アキ、みゆき、シュウヤ、ジョージ(9月のみ)、ファニー、カタボウ、ニシヤン、マッツ、そしてタクミ!!

そうなのだ、あのタクミがトロンボーンで復帰さ。
数年ぶりの快挙(ニシヤンと住所が目と鼻の先)。
懐かしいね…全然、彼は変わっていないけど、新婚さんだ。
おめでとう!!
一人も欠けることもなく賑やか。

ファニーはマサに、ある曲の改訂版スコアを提出。
いつもいつも本当に助かるよ。
ルーズなメンバーらは、こういう責任感のあるところを見習えよ。

シュウヤは一足先に個人練習へ。

アキはシンセサイザー用のキャスター付きケースを新調してきた。
大切に扱っていたよ。
以前のケースはボロボロだったけど、完全に元はとったね。
ファスナーは壊れ、ポケットには穴が空いていたから落とし物事件があった。
それは車の中に落ちていたから無事に解決。

スタジオはギュウギュウのイモ洗い状態だけど、それなりにおさまった。
アキはスペースの関係上、ど真ん中に陣取る。

今回のセットリスト表をマサが壁に貼り付け。

壁横一列にホーンセクションが並んだ図は壮観。
なんたって5人編成だもん。
そしてジョージのパーカッションが、これまたいい味を醸し出しているんだ。
彼は曲目の細部までをも把握していて頼りになる。
よくもまあ、この短期間で覚えてきたものだ。
メンバーらが問題定義するたびに的確なアドバイスをおくってくれる。

全員が迅速丁寧にセットアップ。
各自がセッティング、チューニング、ウォーミングアップに余念がない。

要領のいいメンバーばかりだから無駄のない動き。
その中でおしゃべりも絶えない。
ホットコーヒーを飲んでリラックスしているメンバーもいるし。

マサの差し入れで多種の楽器を象った落雁をアキが代表して皆に振る舞う。
くす玉を模した落雁もあったりして。
美味しい、と好評。

みゆきとカタボウはマサが着てきた黒いTシャツのデザインがずっと気になっていたそうだ。
胸と背中にシカゴとEW&Fツアーが描かれているんだもん。
そりゃあ、そそるでしょうよ!!

マサが頃合いを見計らって全員に向けてアナウンス。
曲ごとの説明や注意事項。

まずはオープニング。
「女性の司会者がナレーションからいつものように、STAを盛大にコールするからね」
思ったよりも順調。
あちこちで、ミスっている者がいるけどな。
いきなりタクちゃんのソロがはじまった。
いいもんだろう。
ファニーは余裕。

演奏を終えてみゆきがミキサーのゲイン調整。
タクちゃんは、ベルトーンの質問。
すかさずファニーが「スコア通りだよん!!」
順番を指示して一瞬で解決。

マサ「ここで最初のMC。
この間に次の曲の準備だ。
本来ならばメドレーだけど、ここでは2曲目のみをやるよ」
スティック4カウント。
勢いよく疾走。
エンディングは色々なパターンがあるんだけど、今回はオリジナルversionを忠実に再現。
ここで再びタクちゃんから、イントロに関しての質問が飛ぶ。
アキも疑問に思っていたそうだ。
これはファニーが修正を加えたスコアを後日流してくれて解決。
このチームワークは鉄壁だ。

3曲目、マサが「この曲はピアノが牽引する。
あくまでも主役はピアノ。
ピアノで始まりピアノで終わる」
その通りで完奏。
これが理想形だ。
イントロに気になるアクセントが散見したけど・・・・。
ジョージのパーカッションも心地よく響いて、程よきグルーブを醸し出す。
ああ、気持ちよいアンサンブル。
本家同様に締めくくってくれてよかったね。
本当は分厚いコーラスワークが欲しいところだけど。


曲ごとの抑揚も増してきて引き締まる思いだ。
ここで2回目のMC
4曲目はSTAブログにリクエストがあった曲。
浅草橋では都合により叶わなかったから、今回急遽導入。
これで納得してもらえたかな。
オープニング同様に2番カットversion。
セット・リストのほとんどにコーラスが入るんだけど、これは今後の大きな課題。

5曲目。
これもSTA初期から、数えきれないほどライブ演奏してきたんだけどマサ以外のメンバーは構成を忘れているんだよね。
初めてのメンバーも数人いたから、ここでは一旦噛み砕くように説明。
アキはオリジナル音源に入っている各楽器を、できうる限りトライしようとして四苦八苦。
マサは手渡したシンセ・ブラス・スコアを手本にしたら?と伝えた。
本人は不完全燃焼気味。
妥協しないで納得のゆくまで追求したいみたい。
イントロのドラムビートもSTA用のアレンジ。
最初は4小節だったんだけど、演奏してみたら中途半端だったので8小節に決定。
構成的には、なんて事のない曲。
アップテンポのストレートなロックンロールでノリ一発勝負。
マサが皆に「ヘイ!とかアクションをできる範囲で構わないから豪快に決めてくれ」と提言。
イマイチぎこちないメンバーたち。
演奏だけでいっぱいいっぱいのご様子。
数回こなしたら飲み込めるはず。
エンディングは「ザッツ・ザ・ウェイ」と同じ手法。
先月のような失態だけは、もう勘弁してくれよ。
いかにも見え見えな合図じみたオカズを出すのは、自信のなさの表れでスマートじゃないしカッコ悪いんだけどね。

3回目のMC。
タクちゃんも楽しそうに吹いている。
カタボウとみゆきは、とにかくトークがお盛ん。
ファニーは貫禄。
マッツはいつでも真剣に取り組む姿勢が素晴らしい。
徐々にホーンセクションの陣営が固まりつつある。
ただ単にパートを揃えるだけではなく、着実に人格、テクニックが備わっている者が加入している。
今までは一体全体、何だったんだろうねえ((´∀`*))

6曲目
細かいところにほころびが散見。
それは責任をもって聞き込んでもらうしかないね。
それ以上は担当楽器のテリトリーなんだから。
もう、そういう初歩的な話題に振り回されるのは、いい加減勘弁だ。
ブレイク部はマサのコールやカウントを目印に。

フィナーレはお約束のアレをぶちかまさないと終われない。
誰言うともなく、最近は振付しやすい曲にはコブシを振り上げたり踊ったりしてるメンバーが続出。
微笑ましき光景。

みゆきは途中で裸足になっての熱演。
そうそう、今回はみゆきのアイディアでアルト、テナー、バリトンというゴージャスなサックス陣営。
つまりミユキのバリトンサックスが復活だ。
気合も入るわけだ。
スコア読みが大変そうだけど、そこは昔取った杵柄。

予備の曲。
唯一のインスト。
これは遊び心を加えたり、実験的な要素を施したりもできるし、お手並み拝見。
で、その都度、趣向を凝らしてみる。
さあてと、今回のソロ回し。
誰が担当。
色々と意見が飛び交う。
すったもんだの果てに
マッツは1番手、2番手はファニー、締めはニシヤンに落ち着く。
マサは「この曲はソロを全面的にフューチャーするため、他のパートはバッキングに徹してね。
余計なオカズ入れない、ボリュームも落とす」
狙いは的中。タイトでメリハリがついたでしょう。
当たり前なんだけど。
以前は勝手にドタバタやらかす輩がいて手を焼いたものだ。
情けなや。
ソロ回しのバトン渡しのぎこちなさは解消。
最初8小節だったところを倍の16小節に。
流れを整理して更なる成長を遂げた。


小休止を挟んで残り時間の30分はメドレーでプレイ。
濃厚なる2時間は、あっという間に過ぎ去ったのでした。

次回のリハはいつもの部屋に入れるからご安心を。

今のSTAは後かたずけを終えても、ロビーで談笑するくつろぎのメンバーが多い。
以前ならば、ほとんどがサッサと帰っていったのに。

何かが変わりつつあるね。

今年の後半には極上のサプライズも待っているよ。
それではまた来週、お会いしましょう!!

PS:シカゴのニューアルバムをぜひ聞こう!!!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする