2, 11:05~11:25「PERSPECTIVE」
セカンド・アクトは・・・・・ガラッとイメージを変えて
正真正銘、正統派のJフュージョン・バンド。
ひじょうに珍しいオール・インストウルメンタルバンド。
地元小樽の4人組。
2年ぶり6回目。
浅草橋、お気楽、雪明りの路ライブなど小樽イベントで近年アクティブに出演を重ねています。
こちらも序盤での出演なんてもったいないくらいの、高水準なテクニックを披露してくれました。
観客席からもその火花散るテクニカルなプレイの連発に、感嘆の声が漏れ聞こえてくるほど。
BBCに出演していた時には女性のウィンドシンセプレイヤーが在籍していたそうです。
こんな凄腕のバンドが、まだまだここ北海道にはうじゃうじゃいるのでしょ。
ひじょうに心強い限りだ。
あちこちのイベントでSTAは何年も前からこのバンドとは度々対バンだったにも関わらず、土日開催ゆえに曜日違いですれ違ってばかりでした。
同日にライブでご一緒できたのは、な、な、なんと私の手元に残る記録によると今年2月27日(日))の小樽「雪明りの路」以来!
その時このバンドはトップの出演でしたが、あまりにも印象が強烈だったのでハッキリと記憶しております。
さてさて、全員がマスク姿でのプレイ。
ギターはHSHのP・U仕様のミュージックマン(黒ボディ。指板はローズ),ストラップは黒のトム・アンダーソン。
白いジャズベースは5弦(指板ROSE)。もちろん須藤満氏を敬愛しているだけにMOONブランドを使用。
そして3人目はドラマー。
紅一点のキーボード担当はハナちゃん。2段構えでコルグKROME&ローランド。
真っ赤なSTAYスタンドが目にも鮮やか。
私が彼女のライブを観るのは確か6度目です。
ヒロリンとイケちゃん率いる進化系ガール(小樽市民会館)、乙!!帝國ゆるゆる団(ソリッド)、そして浅草橋オールディズナイト。
最近ではアミちゃんの「40高中」にも加入したそうですよ。
つまりそのたびにほとんど所属するバンドが違うわけです。
さあ、応援団も到着したようです。
皆さん、客席は最前列の中央というベストポジションをゲット(感染防止のために距離は設けておりますよ)。
開演前から「ハナちゃ~ん!」と声援が飛び交っています。
スラリと伸びた足に網タイツ姿が以前のライブでは官能的だったハナちゃんですが、今回は全身をシックな落ち着いた装いに包んでいるところはサウンド性を考慮したためかな。
せっかくの機会だから、今までにPERSPECTIVEが取り上げてきた楽曲を含めたライブレポートも加味してお送りしたいと思いますよ。
「こんにちは!今日は天気に恵まれて良かったです!」
いきなりオープニングに飛びだした「タイガー(2015年リリースのアルバム・ゾディアックに収録)」はトリックスのカバー(カシオペアとスクエアのメンバーからなる夢のスーパーユニット)。
そんな楽曲ですから難易度強。
複雑な変拍子がイントロから情け容赦なく展開していきます。
そして飛びっきりダイナミックなのだ。
ベースのサムピッキングをボトムにギターソロ、そしてキーボード・ソロへと流れてゆく。
「はい、ありがとうございます。
今年も持ち時間が20分と限られていますのでサクサクと進行していきたいと思います。
次は以前に小樽雪明りの路ライブでも披露したことのある曲をやります。
冬の情景ソングであります・・・・・ホワイト・フェアリー(TRIX2009年6月24日リリースのアルバム FANTASTICに収録)
私はこのタイトル、絶対に雪虫のことだ、と思ったのですがメンバー達からは、それはない、と言われちゃいました・・・((´∀`*))」
相変わらず畳みかけるようにメンバー全員が持ちうる限りのエネルギーを全力で注入。
この域に達すると、もう大人のロックフィールドだね。
膨大なる数のアルバムを発表しているトリックスは意外にもコミカルな面をステージパフォーマンスに取り込んでいるのです。
でもPERSPECTIVEは真摯に音楽性基本重視のようですよ。
ライブイベントのコンセプトに相応しく、お気楽でアットホームに演者も観客もスタッフも全員がエンジョイ!
「ボンボヤージュ(TRIX2005年リリースのアルバム・モードに収録)」
グッと雰囲気を変えて、ここでは南国ムード溢れる曲調に。
気分だけでもトロピカルに浸りたいものですなあ。
今冬の豪雪地獄で皆、疲れ果てて辟易したもんね。
日本人が琴線震わせるところをさりげなく狙った仕掛けが満載だ。
マシンガンのごとくはじきだされるベースのフィンガリング。
どことなくパーカッシブに跳ねまくるノリが清々しくって心地よい。
ジャパニーズ・フュージョンの真骨頂フルスロットル。
メドレーで、またもやトリックスの「リコレクション(2004年リリースのアルバム・インデックスに収録)」
切れ味鋭いギターによるカッティングからバッキングも勢いよく猛追。
荘厳なるシンセサイザーの響きが熱き彩を添える。
的確なるリズムセクションも渋すぎるくらいだ。
一体となった音像の渦がこれでもかあ、というくらいに唸りを上げる。
ユニゾンパートも言葉を失うくらいに鉄壁。
そこから更に怒涛のインプロヴィゼーションへと雪崩込み。
それでいて流麗なるサウンドも特筆もの。
一致団結の攻防が凄まじい。
ここでいきなりまたもや「ハナチャーン!」と、どこかで聞きなれた声援。
複雑極まりない進行の中、ハイハットの繊細な刻みが引き継ぎ、ドラムとギターソロの応酬。
特にアームバーを自由自在に操る奏法には皆の目が釘付け。
トリックスはあの伊達男セッキーの十八番でもあります。
おかげさまで私も多少は詳しくなりましたよ。
まさに通受けするバンドだけに、カバーするバンドらのこだわり具合が半端ないくらいにかっこいい。
ホイッスルや口笛が会場から鳴り響く中
「それでは、あまりライブではやらないTOTOの難しい曲をやります」
ひじょうにマニアックな選曲で「ジェイク・トウ・ザ・ボーン(1992年リリースのアルバム、キングダム・オブ・デザイア~欲望の王国に収録)」
ピアノ・ソロもフューチャーされていて、どんどんとテンポアップしていく様はライブ向きで圧巻。
ドラマーのタイトなるアタック感もアクセントとして見過ごすわけにはいきません。
ああ・・・・ジェフ・ポーカロ様・・・・。
ギタリスト君は根っからのTOTOフリークだけあって、どんな質問にでも即答してくれるくらいの頼もしさです。(持参してきたギターを見れば一目瞭然さ)
それは淡々と紡ぎ出すトリッキーなるプレイ・スタイルにも如実に現れています。
強烈なサスティーンの効いたフィンガリングは感動的でエモーショナル。
心底TOTO&スティーブ・ルカサーを愛しているんだねえ!
「LET'S GO TO THE WHITE PARK(TーSQUAREのベーシスト須藤満2003年リリースのソロアルバムFAVOR OF MY FRIENDSのオープニングを飾る曲)」
これは多分ベーシスト君のリクエストかな?
明らかにそうでしょうね。
グッとグルーヴィーなナンバーの登場だ。
特に軽快この上ないメロディーラインに魅せられてしまった。
ギターが紡ぎ出すフレーズに絡みつくようなビシバシのチョッパーベースが渋くも光り輝いている。
こんな飛び切り素敵な曲をプレイできるなんてプレイヤー冥利につきるね。
ギター、ベースと交互に渡り合うソロの応酬がスリリングなんだけど心なしか楽しそうだ。
難攻不落な展開をも涼しい顔して弾き倒す様は憎い限りだ。
「ではでは・・・・我々が活動し始めた時には5人組でスクエアをやっていたのですが、4人編成になってからはトリックスをやるようになりました。
残りの曲もトリックスをやりたいと思います・・・・ラッシュ!!(2011年リリースのアルバム・インパクトに収録)」
会場中のドラマーも聞き入っているよ。
ギターがメインのフレーズを弾き出すのですが、キーボードとのアップテンポなユニゾンプレイも織り交ぜつつ進行。
こだわりにこだわりぬかれたアレンジ力には脱帽。
言葉を失うほどの破壊力で唸りまくり。
緻密に組み上げられた本家本元のアンサンブルを、よくぞここまでPERSPECTIVEも再現できるものだ。
ステージ手前の観客でもある、男性ダンサー・トリオがすでに和気藹々の様相を呈している。
数人のファン達はステージ裏にまで進入してカメラ撮影。
「次回ライブの告知をさせてください。
9月18日の日曜日、「音座生ライブ」に午後3時から出演しますよ。
もし今日のライブを見て気に入ってくれた方がいらっしゃっいましたら、是とも当日のご来場よろしくお願いします。」
ラストはメンバーらが人差し指を頭上に突き立てて「最後の曲はファイアーで締めくくりたいと思います!(2005年リリースのアルバム・モードに収録)」
ここでもギターのハイポジションによる超早弾きが圧倒的に迫ってきます。
豪快無比なる分厚きヘヴィーな締めくくり。それでいてどこか切なき哀愁のメロディもそこかしこに散りばめられているところなんかは心憎い。
レッドゾーン振り切れ直前。
最後の1音までテンションマックスだ。
もうこれっきゃあないね。
エンディングにはうってつけさ。
「どうもありがとうございました!!」
大団円!お疲れさまでした!!またすぐにでも見たいバンドだよ~!!
****3番手はまたまたガラッと趣向を変えて、あのファンキーテイストなロックンロール集団が思い切りグルーヴィーにはじけまくってくれますよ!!トミーもこのバンドには期待大さ。
皆さん、お楽しみに!!!****
まずはステージ上にセットされており機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC。
ベースンアンプはご存じのハートキー。
ドラムセットは茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルとJCの2台が用意されている。
1,10:30~10:55
「札幌のオアシス」
初出演だ!
オープニングから極上の渋いバンドの登場。
もったいないくらいだ。
あのオアシスのカバーだよ。
いるようでなかなかいないよね。
センスの良さが伺えるセレクションにも思わず唸ってしまいした。
編成は5人。3人が白いマスクを装着。
ベースに紅一点のオダさん(ジャズベースを使用。2トーンサンバーストのボディカラー。
ローズ指板。バンドの詳細インタビューに、ご協力していただきました。サンキュー!!)。
ツインギター構成で、まずは立ってのプレイヤーはクボさん(サンバーストのレスポール。ボーカルも担当)。
イスに座っての方はハマバタさん(黒のレスポール・カスタム)。
キーボードはカマダさん(リードボーカルも兼任)。
そしてドラマーはチバさん。
さてさて、鶯嬢のヤチヨさんの軽快なるバンド紹介に導かれてライブはスタートしましたよ!
1曲目は「アクイース」
1998年4月24日リリースのシングル。
アルバム「ザ・マスタープラン」に収録。
ファンの間で特に人気の高い曲。
本家のライブでも頻繁に披露されていた。
軽快かつ過激すぎる歪んだギターによるコード・カッティングを合図にウネリまくるサウンドがかっこいい。
疾走感にも溢れていてこれから繰り広げられるステージに期待ワクワクだ。
淡々とプレイに専念する5人もしたたかなる面構えにふてぶてしささえ滲み出ている。
それにしても轟き渡るドライビング・ビートは重く分厚くって迫力満点さ。
これで掴みはオーケー!。
さあ2曲目には何が飛び出すの!?
「リブ・フォーエバー」
おお!!
感動的なナンバー。
1994年8月8日リリースのシングル。
アルバム「オアシス」に収録。
イギリスチャートでは最高10位を記録。
フジテレビ系列の深夜音楽番組「ビートUK」では1位を獲得。
一転してミディアム・テンポで刻みつけられるドラムによるイントロから導かれるように歌われるメッセージ・ソング。
グランジ系のミュージシャンたちが死や自己嫌悪について歌うことに怒りを覚えて「永遠に生きる」宣言の元で制作された。
ネガティブな精神状態に方々・・・・もっと明るい希望を持とうよね。
そんな歌詞の意味を知ると曲の奥深い精神性に考えさせられちゃうなあ。
3曲目「スタンド・バイ・ミー」
このタイトルは、あのベンEキング永遠のスタンダードに起因している。
1997年9月22日リリース。
通算14枚目のシングル。
通算3枚目のオリジナル・アルバム「ビイ・ヒア・ナウ」に収録。
全英チャートでは最高2位を記録。
同じフレーズや同じメロディーで弾き語り風にリピートされる部分は、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」や、自身の「リブ・フォーエヴァー」に類似しているが、ノエル曰く「コードを変えている」とのこと。
それでも、やっぱりそっくりなんだけどさあ・・・・。
彼らのバックボーンがそこかしこに見え隠れしているね。
聞き込むほどに癖になるような名曲。
しかし、オアシスってプライベートな事案をヒントに歌が作られていくんだけど、なかにはユニークすぎる内容もあって微笑ましい。
ノエルがロンドンに引っ越した際に母親からきちんと食事を摂っているかうるさく言われたために自炊を始めたのはいいんだけど、そのせいで食中毒になってしまったことを歌にしたもの。
笑えるでしょう。
「札幌のオアシス」もマイペースで進行。
序盤は緊張感があったけれども、この辺に達してようやく体もほぐれてきてリラックス・モードに入ってきた。
「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」
1996年2月19日リリース。
アルバム「モーニング・グローリー」に収録。
2作目の全英&アイルランドでチャート1位を獲得。
世界中で愛される凄まじいくらいのビッグ・アンセム。
ライブで大合唱が起こるくらいなんだから。
クオリティの高さ、評判の良さからもそれはよくわかる。
ジョン・レノンの「イマジン」を彷彿とさせる魅力的なイントロも当時は大きな話題になった。
鳥肌が立つほど、鮮明に記憶している。
何度繰り返して聞いても、不思議と曲の強烈な世界観にいつの間にか引き込まれてしまう。
「札幌のオアシス」もリスペクトをたっぷりと込めて懇切丁寧に再現。
感動的ですらあるね。
最大の山場を迎えた。
身震いしちゃった。
アッという間にラスト。
「モーニング・グローリー」
ふさわしいねえ。
1995年10月2日リリース。
同名のアルバムに収録。
イギリス、オーストラリア、スイス、スウェーデン、ニュージーランドで最高チャート1位を記録。
爆発的な売り上げを記録して彼らを一気にスターダムへと押し上げたキッカケともいえるアルバム&楽曲。
多少ノイジーでトリップなアレンジもある意味では快感。
「札幌のオアシス」も完全燃焼できたかな。
オアシス・マニアなんだろうねえ。
そうとうに皆、詳しいんだろうなあ。
ヤチヨさんがメンバーにインタビュー
ライブの感想を求めると「とても楽しかったです!」
お疲れ様でした。
2022,8,28(SUN)
短い北海道の夏の熱き音楽イベントも、いよいよ佳境にさしかかってきました。
締めくくりは恒例の小樽屋外ライブにつきるでしょう。
先月の浅草橋に引き続いてやってきました。
石造り倉庫の真ん中に位置する噴水広場が今回の舞台です。
おお!早いもので今年で11回目を迎えるのですかあ。
私は初回からの皆勤賞組ですよ。
最多出演記録更新中!(ただしマサのみ・・・・)
土日で総勢31バンドが出演。(パープルブリンガー、沢田研二カヴァークラブバンドは残念ながらキャンセル・・・・)
北海道のありとあらゆる街からやってきました、ツワモノ軍団。
前日の17日も14バンド。
今夏も全国的に記録破りな真夏日続きで酷い目にあいました(北海道は意外にもそれほどではなかった)。
ところがお盆に突入した途端、台風直撃。
週間予報を見ながらこのイベントの天気状況を、参加者やスタッフ達一同で危惧していました。
だって毎年必ず雨に祟られる日があるものですから・・・・。
一体全体、雨男、雨女は誰なんだろう!!??(笑)
2年前からコロナ禍が襲ってきてありとあらゆるイベントが中止の憂き目にあっってきたけど、ここ最近は緩和されつつある。
今では世界中に轟くほど有名になった石狩ライジングサンも今年は無事に開催されたね。
で、北運河サウンドエナジーも2019年以来、通常の8月開催となりました!
結果、この北運河ライブイベントの両日はなんとか晴天に恵まれました。
途中、雨が降ったりやんだりしたけどね。
スタッフや観客たちが濡れないように右往左往していた。
STAのライブ直前にはサッと雨は上がった。
また晴れバンドの伝説が一つ増えた。
サイトウ氏は傘まで貸してくれたし、テーブルの水まで拭き取ってくれた。
正に至れり尽くせり。
気配りの男だ。
結果、天気は暑すぎるほど。
皆日焼けして真っ赤。
出演したバンド達は皆、大奮闘。
(両日共に一応、名物の特性ビニール屋根を設置で大盛況)。
風もけっこう強烈に吹いていたのです。
マサいわく「これこそライブの醍醐味!」
言い得て妙だね。
前日は即フェイスブック上にてライブの臨場感が、たっぷりと伝わってきていたのです。
ステージの位置も初期の頃に戻ったんだね。
前回まではずっと噴水前に陣取っていたんだけど、今年は銅像横、石造り倉庫前。
サイトウ氏に教えてもらったんだけど、ステージと観客の仕切り段差の石列は海と陸の境目なんだそうです。
マサはゴツゴツしたコンクリートだと思い込んでいた・・・((´∀`*))
ステージが陸、観客席は船入間という海。もちろん運河ができる前の話さ。歴史の重みを痛感…勉強になるね。
さあ、先月の浅草橋はそこそこの日差しで救われましたが、今月はしっかりと快晴の上に風が心地よくって最高のシチュエーション。
カモメたちも優雅にロックサウンドに酔いしれて、フワフワと青空を漂っていました。
ドローンを飛ばしている者も出現!
この日は16バンドの出演。
初出演バンドも増えてきてとても新鮮。
こういう新たな出会いもこの種の出し物の楽しみの一つ。
たくさんのバンドを掛け持ちしている猛者も相変わらず数人います。
STAのメンバー達もここ数年は、土日に数バンド掛け持ちしているのが当たり前の状況になってきています。
マサ&アキは2つの予定が直前になって1つになったけど、ニシヤンなんて2バンドですよ?!
「ミッドナイト・クライシス」が復活したのだ。
おめでとうさん。
ところがまだ上がいた!!
STAでもおなじみの人気者ベーシスト、マヤマくんは3つだあ!!!
ヒコ、アミちゃん、ハルコちゃんの2バンドを抜いた。
参ったよ。御見それしました。
とてもじゃあないけれども、絶対に真似のできない芸当だ。
年々出演を熱望するバンドが募集解禁と同時に殺到して、瞬間でスケジュールが埋まってしまうという嬉しい悲鳴状態に近年は陥っているとのこと。
浅草橋オールディズ・ナイトのほうが歴史はあるのですが、こちらの北運河サウンドエナジーの人気度もそれに負けていない様子。
初期までは昼過ぎからの開演だったのですが、数年前からは土日共になんと午前中からの開演!
2人分の器材を愛車に満載して(STAキーボード・アキの楽器類)マサはバンドマンらしからぬ早起きで(!?)石狩経由にて小樽入り。
北海道マラソンにもろぶつかっていて肝を冷やしたけど問題なしだった。
新聞の切り抜きを手に出かけたんだけどね。
会場に到着後は倉庫裏に駐車して早速、主催の最高責任者サイトウ氏、音響チーフの若者ケイタくん、今年からスタッフに加わったカサイくん、司会者のヤチヨさん(前半のみ。後半はサイトウ氏が担当)にまずはご挨拶。
いつものようにSTAセットリスト詳細表をカザマくんに手渡して歓談。
そうこうしているうちに、お馴染みの連中が続々とやってきた。
早くもオーディエンスや見慣れたミュージシャンたちがノンビリとくつろいで賑わっています。
和気藹々の雰囲気で最高。
素晴らしいシチュエーションだ。
これだからライブイベント出演はやめられない。
もう病みつきさ。
これを無視しちゃあ、夏は終われない。
ご機嫌なBGMがガンガンに流れる中、各自準備に勤しんでおります。
実はここのところ、近所から騒音苦情の届出があるようなので、夜8時には演奏をストップするように小樽市から言われたのだそうです。
だから反響面を考慮してステージの位置を移動したのかな?。
ステージの主任でもあるミワくんは現在、ライブが終わり頃に来るのみ。
若い2人に一任している模様。
一時はトイレを背面にする案もあったそうなのですが、噴水を背に池の上ステージで演奏することに落ち着いたのです。
これは初期の場所だから、そのことを知っているものにとっては懐かしい!
水に落ちることを心配する人もいましたが浅いから全然大丈夫。
マリンフェスタの海上ステージなんて、ヨットが後方を通過するんだからめちゃ深い海なんだよ。
あれに比べたらちょろいもの。
石造りの倉庫が立ち並んで広々とした公園中央に聳え立つ噴水からは、いつもならばいっせいに勢いよく水が吹き上げられているのですが、水しぶきで機材が濡れるためにライブ中はストップ。
ちょっと淋しい感じ。
カモメが止まって水を飲んでいましたよ。
そして現在は銅像横に構えているステージ。
会場内にズラリと並べられたテーブル、イスに陣取って飲食を楽しみながら今か今かと開演の時を待っているオーディエンス。
ジンギスカンの美味しい匂いが観客席の中を漂っていて食欲をそそります。
もうすでにほろ酔い加減の人もチラホラと見受けられます。
それではライブ・レポートといってみましょうか!!
ヨロシクね!!
- お疲れ様です。
~夏の終わりの~北運河サウンドエナジーvol.11出演バンド一覧表(32バンド)
8月27日(土) バンド名 ジャンル 地域 出演回数
① 12:00-12:20 ZERO-C7 HARD ROCK BOOGIE 札幌 2年連続2回目
② 12:30-12:50 ON THE RAILS 洋楽カバー 札幌 6年ぶり3回目
③ 13:00-13:20 Monster飯店 ロック 小樽 初出演
④ 13:30-13:50 とら船長とよろず屋由美子 洋楽・邦楽 小樽 2年連続2回目
⑤ 14:00-14:30 Boz Pro BozScaggsコピー 札幌 4年ぶり4回目
⑥ 14:40-15:05 みつみつバンド ポップス、オールディズ 東京 初出演
⑦ 15:15-15:40 高島ブルージーンズ 寺内タケシとブルージーンズ、ベンチャーズ 高島 3年ぶり3回目
⑧ 15:50-16:20 Zest ZARDコピー 札幌 初出演
⑨ 16:30-16:55 稲葉美紀Dear Friends POPS 札幌 4年連続4回目
⑩ 17:05-17:25 パーティーズSP シャネルズ 小樽 9年連続9回目
⑪ 17:35-18:00 MAGIC CAPSULE J-POP(ゴダイゴ) 札幌 4年ぶり3回目
⑫ 18:10-18:35 midnight crisis J-ROCK 札幌 2年ぶり5回目
⑬ 18:45-19:10 OVERLAP Pops Disco 洋楽 いろいろ 札幌 3年ぶり8回目
⑭ 19:20-19:50 沢田研二coverクラブバンド J-pops 札幌 3年連続8回目
⑮ 20:00-20:30 ザ・パーティーズ いろいろ 小樽 11年連続11回目
8月28日(日) バンド名 ジャンル 地域 出演回数
① 10:30-10:55 札幌のオアシス ロック(オアシス) 札幌 初出演
② 11:05-11:25 PERSPECTIVE フュージョン 小樽 2年ぶり6回目
③ 11:35-11:55 とうがらしーず ロック(Red Hot Chili Peppersコピー) 札幌 3年ぶり3回目
④ 12:05-12:30 Purple Bringer Deep Purpleコピー 札幌 初出演
⑤ 12:40-13:05 MIRAGE T-SQUAREカバー 札幌 初出演
⑥ 13:15-13:40 ひこばんど
⑦ 13:50-14:10 SHOCKSS J-ROCK(ラルクアンシエル) 札樽 3年連続3回目
⑧ 14:20-14:45 Berry Jam 洋楽 札幌 2年ぶり2回目
⑨ 14:55-15:25 BREZZA J-POP(ZARD) 札幌 3年連続3回目
⑩ 15:35-16:05 くろもり ゆる~い大人のロック 小樽 2年ぶり6回目
⑪ 16:15-16:40 TAKEOFF チューリップ 札幌 初出演
⑫ 16:50-17:10 BOOWG BOOWYコピー 札幌 初出演
⑬ 17:20-17:50 THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A) ブラスロック 札幌 11年連続11回目
⑭ 18:00-18:20 Barrytown4 70年代ロック 小樽 初出演
⑮ 18:30-19:00 粉粉CLUB 米米CLUB 札幌 3年ぶり2回目
⑯ 19:10-19:35 BACKUP BAND 洋楽ロック ニセコ 初出演
⑰ 19:45-20:10 E.SANADA 矢沢永吉 美唄 2年ぶり7回目
https://youtu.be/N94bc2KaN4o
偉大なるChicago通算38作目の新譜が届いた!
感無量の極地だ。
1967年の結成以来、紆余曲折を経てもなお、現役で活躍しているなんて夢のようで素晴らし過ぎるよ。
数多くの伝説的な記録を打ち立て、アルバム通算売り上げ1億2000万枚を越えるアメリカの国民的ブラスロックバンド!
前回の来日からメンバー半分の5人が入れ替わってしまったけど今年も元気にツアー中!
これから、ありがたく拝聴させて頂きますよ🤠❣️🎶‼️
https://youtu.be/y-ORa-PFOUs
シカゴ2代目ベーシスト&ボーカリストのジェイソンシェフ。
正にヴォイスオブChicago!
彼が頑張ってくれたからこそ、ある意味では、ピーター脱退後のシカゴも今日まで前進できたと思います。
コンスタントに毎年行われるツアーや、オリジナルアルバムのリリースなどなどね。
ジェイソンは第二のTOTOと言われたキーンにやはり2代目ベーシストとして加入。
そしてオーディションによりシカゴへ加入!
ビルに負けない位、多方面のレコーディングに参加。
日本のアーティスト作品にも数多く参加しています。中には「おいおい、ちょい仕事を選んでよ」と言いたくなる作品もあるけどね!
ジェイソンのソロアルバムは2枚リリースされてます。
で、日本発売の2作目「HERE I AM」は12曲入り。
な、な、なんとシカゴの名曲がたくさん収録されてるではないかあ!?
これは想定外だった。
単なる話題作り?と、それなりの覚悟で聴きはじめたら、これがゾクゾクするくらに素晴らしく感動的な仕上がり!
ジェイソンは前々からボーカリストとしての才能は認められていましたが、益々円熟味が増してるし。
エモーショナルな表現が絶品で鳥肌が立つよ!
ビルの友情参加がこれまた泣かせるね。2人の掛け合いやハーモニーも相変わらず余裕でいい味だしてるし。
中ジャケットの自信に満ち溢れた表情がそれを物語ってる。
盟友ジェイデマーカスや、わざわざベテランベーシストのピノパラディーノを迎えているのも嬉しいポイント。
ラッシュのアレックスライフソン、ドアーズのロビークルーガー参加もビックリ!
添付曲があの曲を彷彿とさせて思わずニンマリ😁🎶
このアルバムからラジオジェネレーションに発展。
共に日本発売ありなのに肝心要のChicago新譜は…??!
とにかくのりにのっているジェイソン、
あとは久しぶりの来日公演だな。
最近ダニー率いるCTAともライブをやったりしてるから、もしかしたら…ありえるかなあ…😎
砂の堆積した海岸。 砂浜は堆積海岸のひとつであり、堆積物の粒径によって砂利浜、礫浜等と区別される。 満潮時に波が到達する地点までの範囲を前浜と呼び、これより陸側で暴風のとき波浪がおよぶ範囲を後浜と呼ぶ。 前浜は植生の定着が難しく、裸地または裸地に近い砂地の状態となる。
masa's art chicago logo respect gallery
https://youtu.be/g5tbOlNgHzM
これは、ホワイトスネイクのアルバムではないよ^_^
クローラーです!
このバンドを説明するには、フリーからはじめないとね🤨
伝説のバンド、フリー。
鳴きのギタリスト、ポールコゾフが在籍。
来日公演後にバンドは解散。
で、早速ポールは紆余曲折の末にソロアルバム「バックストリートクローラー」を発表!
更にバンド体制にこだわり、このアルバムタイトルをバンド名に据えて活動。
バックストリートクローラー、なんてかっこいいバンド名だろうねー♪
さあ、これでバンドの未来は明るい、と感じたポール。
ところが、重度のドラッグ癖で既にポールの身体はぼろぼろ状態。
当時のロック界にはよくある話。
血管、心臓がかなり弱っていたらしく、アメリカに向かう飛行機内で他界…。
あれは、ショッキングだったなあ。
残されたメンバー達はポールの意志を引き継いでバンド名をクローラーと改め活動を続行。
それがこのアルバム「毒牙」だ!
メンバーは
ブリティッシュロックシンガー達から一目置かれる存在のテリーウィルソンスレッサー。
キーボードには後期フリーに加入したラビット。
フルートにトラフィックのクリスウッド。
そしてギタリストはバックストリートクローラーのセカンドにも参加していたジェフホワイトホーン!
ベテランのミュージシャン達で網羅されたバンドだけに、渋いサウンドが目白押しだ。
派手さには若干欠けるけど、ブルージーでソウルフルなブリティッシュパワーロックを堪能できますよ。
しかし時代はパンクブームの真っ只中故、バンドはセカンドアルバムリリース後に解散してしまう。
私はジェフホワイトホーンのステージを札幌で一度見ています。
何とそれはポールロジャースのライブだ!
この時のメンバー達がこれまた凄い!
リズムセクションがジムコープリーとジャズロックリーだもんなあ。