Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

目が点

2006-11-24 23:03:53 | 日記・エッセイ・コラム

継鹿尾山から下山して 善師野の駅に向かう途中のこと

善師野の駅は 無人駅で 回りにお店とか何も無いのだけれど 面白いものを見つけた。

畑の中にぽつんと立つ 彫塑

大きな丸太ん棒のようなものに 足がついていた。 足はあぐらをかいていて 頭が無い。

後ろに回ってみると 確かにお尻がついている。

Meisou ついでにいらん事ながら この丸太ん棒が 男か女かまで確かめてしまった。

はは はしたない。

題材は あまりに強烈で しっかり覚えていないのだけれど 「瞑想」だか「沈黙」だかの題が付いていた。あまりに瞑想しすぎて 頭が無くなったのに気づかなかったのか 座禅を組んでいる 丸太ん棒は 黙ってそこにいる。 いつまでもいつまでも・・・

芸術に疎い私は 題目と 表現の結果が分かるような解らないようなで 思わず笑い転げてしまった。 ごめんなさい。

この町 こんな作品をあちこちに作ってあるらしい。 駅舎の横にもあった。 素敵な試みだけど 無人駅で 見る人が少ないのは残念だよね。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海自然歩道 継鹿尾山

2006-11-24 01:24:10 | 山歩き

真っ赤な紅葉を期待して 犬山の寂光院から 継鹿尾山を経て善師野までのコースを歩いた。 寂光院は今年はまだ紅葉には早く青もみじ。それはそれで綺麗だけれど テレビのコマーシャルの様な赤は全くない。 地元の人が申し訳ながっている。

Aomomiji_2 Jyakkouin_2

境内の 縁結びの寺の脇から 三角点30分の標識。

あら? 案外近いんだねぇ。 三角点って 頂上だよね。273メートルの山。登山と言うほど厳しくは無いけれど 登りは結構岩場がある。 雨の後は滑りやすいかもしれない。

東海自然歩道らしく 丸太の組まれた階段もいっぱい。 良く整備されている。 20分ほどで 小さいけれど開けた場所に到着。先着組が食事中。 

ん? ここが頂上? 展望も無いし変だなぁ・・ 聞いてみるとまだまだ先だとのこと。そういや 時間が早すぎた。 行く手をみると あらぁ あっちの山じゃないの? だっててっぺんに立派な東屋が建っているよ。

え~~っ あんな所まで行くの? と思った割には直ぐについた。 寂光院は全山火気厳禁だったけれど ここでは良いらしい。 煙草の火は 灰皿へって標識があるもの。

Azumaya ランチタイムだ~~

Tugaolunch

東屋からは 犬山遊園 モンパがましたに見える。 木曽川が日の光を受けてきらきらしている。 空は時々ぽつぽつ来ていて怪しげだったのに 岐阜城も見える。 養老山脈 そのそばには 薄く影のように 鈴鹿山脈も。。。

全部全部二人占めー

善師野に向かう登山道は 下が見えないくらい急降下。 どうしよう?と思ったけれど直ぐに丸太の階段になり 振り返ってみると ひえーっ! これは反対だと結構きついかもしれない。

なだらかな尾根歩きの後分岐から駅の方に そんなイメージを持って歩いていた私たちの目に飛び込んできた景色は 次の山に続く一本の道。

へっ? まさかあそこまで登るんじゃ・・・ でもまさかだった。

5回ぐらい登り降りを繰返したかなぁ? ピークにたどり着くたびに 次の山への道をみて少々うんざりしていたけれど やがて車止めのある所に行き着く。 車止めがあるからここまで車で来れるんだろうな? ムリムリ 軽トラなら良いかもしれないけれど・・・それに車止め無くてもこの坂道を登る車は無いって!

そんな馬鹿なことを行っていたら直ぐに恵那道と本道との分岐 まっすぐ行くと筈ケ岳の方へ行くらしい。

私たちは右に折れて本道へ

緑いっぱいで 道は割と広い。 やはり車は何とか通れるようだ。道だけは人工的なのに それ以外は まるで原生林の様で あまりに静。 始めは落ち葉を拾ったりして楽しんでいたけれど 行っても行っても変わらぬ景色にだんだん不安になる。 熊さんがどこかに潜んでいても不思議では無い。

知らぬ間に 足早になっていたらしい。相棒に大笑いされる。 やがて行く手に何か光るものが それはまるで鏡のようでもあって しばらくは何か解らなかった。それが大洞池の湖面だと知ったときの驚きと言ったら・・・・まず自分の目を疑った。 満々の水を湛えた池は 水が澄んでいるのに 碧深く回りの景色を撮し込んでいた。 なんと神秘的な池なんだろう? しばらく感動で動けなかった。 ネットでみた風花さんのレポに出てくる水舟の池ってきっとこんなんだろうと思った。  私にも こんな池がみられた。

Ooboraike Oobaraike2

下山して 犬山のとある喫茶店で 東海自然歩道を歩いてきた事を話したら「池 綺麗だった? あそこは裏中山道って言って昔からの道なんだよ。」と教えてくれた。

まだまだ駅の気配もなく 先を急ぐと 程なく空気が緑色に変わったかと思えるほど美しく背高のっぽの竹林。

何処が良いの?と聞かれても答えられない。 でも美しい。 やっぱり山が好きなんだね。そんなことを考えていると いきなり里に出る。 振り返ると遙かとおくに 私たちが歩いてきた山の稜線が見える。ずいぶん歩いたんだね。

Tikurin Dikonnbosi

里の入り口なのだろうか。 熊野神社があり登り口には綺麗に紅葉した 立派な木が二本立っている。 村祭りの様子が想像できるような 里人と共に歩んできた神社。

ここから山にお別れして アスファルトの道をてくてく歩く。20分ほどあっただろうか? 振り返り振り返り 山を確かめ 今日の自然歩道を頭に刻みつけていた。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする