虎渓山永保寺に行ったときのこと。 今年最後の美しい紅葉を堪能して大銀杏の所までくると その前に小さな社務所がある。
ここの庫裏は何年か前に火災で焼け そのときの様子をニュースで知って なんだか心が痛んだことを思い出す。
前にきたときは 昔の庫裏のアルバム等がおいてあって 瓦一枚でも良いから寄付して欲しいとの働きかけがあった。 今回はその庫裏の建築も始まっていて 当時を忍ぶ立派なものが 姿を現していた。 それでも資金の調達には難儀しているのか まだ寄付の呼びかけをしていた。
今回は良かろうと通り過ぎようとしたときに 可愛らしいだるまが目に入った。とても優しいお顔のものや ひょうきんなもの手書きらしくいろんな表情のだるまさんだけれど みんな女顔。
このお寺とだるまさんの関係は解らないけれど、1個300円とある。 え? 安いんじゃないの? 浅ましくもそんなことを考えて手に取ると 更にこのだるまさんには 底におみくじが仕込んであって抜くとおみくじが現れ だるまさんは 起きあがりこぼしになると言うこと。 ますますお得感
この話を娘にしたら こっぴどく叱られたけれどね。「主くじにお得感を求めるってなんて言う奴じゃ」ってね。
私は端正で優しいお顔のだるまさんを選んだ。
「凶 大凶が出たらお寺で引き取ってあげますよ」と言われて こわごわ見たおみくじは 小吉 「ふふ 私の人生ってこんなもんだな」
ピーは大吉
私は小さな幸せを目を皿のようにsて探して生きていくんだな。
でも今の毎日 それなりに満足して居るから これでもいいや。
大きな吉は無くても 大きな凶が無ければいいや。
そんなことをを考えながらだるまさんのお顔をのぞき込むと 心がほぐれてくる。