分岐から箕作山へ向かう。 山歩きの本を見ると太郎坊山より箕作山で載っている。
分岐から200メートルって書かれていた。めっちゃちかいんと違う? 瓦屋寺寄ってきても良かったな。
道は人が歩かないから 藪漕ぎになってくる。 足もとが見えない藪こぎは苦手。蜘蛛の巣が貼り付くより怖い。 にょろにょろに気をつけると言うより いるに違いないと探すくらいだよ。
何となく不安になりかけた頃 みんなもそう思うのか「もうすぐだよ」と案内が 矢印上向き
ほんの数メートルで頂上に立つけれど 展望無し。 見えるとしたら安土や近江八幡の方が見えるはず。 せいのびをして 座ってみて 木々の間から一所懸命覗いてみたけれど駄目。 西の湖だろうか 湖が見える気がする。
枯木になる冬なら見えるのだろうか? ちょっと木が切ってあると嬉しいなと 影の気持ち
山の中を歩いているとまったく見えないけれど ここはさっき居た赤神山のてっぺんから見ていた稜線上。 殆ど高低差のない木々の中を登ったり降りたり
いっぱいのキノコ それも途方もなくでかかったり 変な格好だったり 変な色だったりで キノコ大好きなピーちゃんは けらけら お~ きゃっ の連発で 大騒ぎ。
キノコの同定がまったくできない私達だし とめやまに入っている私達だから みんな毒に見える。「何人ぐらい食べれるのかしら? 鍋にしたら どんな味がするの?」と少し思ったのは あまりの巨大さに笑えたから。 決して持って帰ろうと思ったからではありません。 ほんとです。
と言ってもカメラでですが。 いつも立ち止まってお話をしている。 おいおい またですか?
「お~ん お~ん」
「ん? 何かいる。 きっと鹿だよね。」 少し様子を見たけれど わからず。 きっと向こうも じっとこっちの様子を見ていたね。 ゴメンびっくりさせたかな
躑躅の葉っぱなのに 不思議な花が咲いている。 「何だろうね? 花が咲いてなかったら躑躅って思うよね。」
帰ってから 友達のサイトで 穂躑躅と知った。 確かに穂になっている。 初めて知った花だった。
そんなことをしている間に 二等三角点のある小脇山山頂へ着く。 少し南東方面が開けている。でも見えない。 観音正寺が見える。 今年の春登った山だ。 知っている山が見えると本当に嬉しい。 怖い物知らずの身軽なピーちゃんが あっちへうろうろ こっちへうろうろ
木々を掻き分け 岩を降りて 何とか展望の良いところがないかと探している。 そのおこぼれを 私は何もせずに待っていて 一番安全な所に降りてみる。 何という奴や。 手も 足も悪いと言うことで お許しを戴いて・・・・
ふたこぶの岩山の 後ろ側が私達のランチを取ったところ。
見晴らし良いはずだわ
右が観音正寺のある観音山
昔お城があった。 山頂の少ししたに お寺が見える(クリックすると わかるかも) 西の湖や琵琶湖が見える。 満足 満足
さて 降りていくことにしますか。 これからが教えられた手を使わないと降りるのがきついよと言う斜面らしい。 先を歩いていたけれど 手が心配で ピーちゃんと前後を変わる。
直後 ピーちゃんの前を にょろにょろさんが・・・らしい(私が驚いてまた転ぶといけないので黙っていたとのこと) 良かった。 ひどい急坂はさほどなく 暫くすると 大きな岩山がある。
ここが岩戸山頂上らしい。 紅白の大きな布切れで岩を結わえてある。 直ぐしたに屋根が見える。 ん?もう下へ降りてきたか?
ではなくてここが十三仏らしい。 十三仏とは 昔聖徳太子が指で岩壁に刻んだ菩薩や如来のこと。 更に弘法太子が四体の仏さまを刻んで十七体の仏さまが刻まれているとのこと。
行ったときに 祠の中に何人かの先客がいらして じろっと私達のこと見て「何もの?」って言う顔された。待っていても 開けてくれる様子もなかったので 見ることができないで帰ってきた。仕方ない。
ここからひたすら石段を下りる。両脇には沢山の仏さま
簡単なお遍路参りができるようになっている。160体もあるそうな。
空気も緑に染まり 霊気さえも感じられる。
現代の世界へのタイムトンネルのようでもある。
ここから万葉の森に出て 本当はここも登る予定だったけれど 石段を見上げて 即決「やめよっ!」
沢山のタヌキさんに迎えられ駅までの道を歩く いちのへ駅から太郎坊宮前まで一駅 160円 初めての近江鉄道乗車
キノコ山に変貌してとめやまになっていたというハプニングあったけれど リハビリ登山としては 上等の山歩きができました。ピーちゃん楽しい一日をありがとう。