一行とは別れて私は右へ 左側に山 右側に切れ落ちた斜面を見ながら巻き道を歩く。 今までの厳しい登山道を思えば気持ちの良い散策路だった。
少し霧が出てきた。右側の谷は また違った景色で美しい。雪渓もたくさん残っている。
少しお天気が曇ってきたので青く深い池の色は見えなかったけれど・・・
ほとりに山小屋が建っている。 二の池本館らしい。私達が予約してあるのは二の池新館。
前に剣が峰から見た二の池。 この周りを人が歩いているのを見て いつかお鉢巡りしようねと計画し 実現したのがこの夏の山行きだった。 思ったより荒涼とした景色だった。火山の山だから当然だけれど 水が満々と湛えられるときには手前の方まで来るんだろうな。
近づくと水は生き物のようにわき出ている感じがする。 水に神々しさを感じるのも変かもしれないけれど まさに神様の水。
はて? 新館は何処? ちなみに本館はまだ営業準備の最中だった。
本館を裏手に回ってさらに進む。山のこぶに隠れて新館は見えない。 やがてケルンを積まれた場所に案内がありそこを左に折れたらすぐに新館が見えてきた。
新館に着いて 予約を取ってある五人組の独りであることを告げる。 他のものは剣が峰に行っているので後から来ると。。。 ザックをおかせてもらって周りをふらふらすることにした。動かないでいると 少し寒い。ダウンを羽織る。
ここは三の池への分岐にもなっているので ここから緩やかな右への下りには三の池への案内があった。 小屋の左上には一の池 および剣が峰へいけるらしい。しかしいかにも危なっかしい登山道で ここから上がるのはちょっとどうかと・・・?
ここのオンタデはまだつぼみ。こちら側は寒いのかしら?Tさんが富士山にもいっぱいあったと言っていた。 富士山にいっぱいあっても御岳の名前を付けてもらっているオンタデ
振り返ると さっきの本館が見える。おかしい 向こうからは見えなかったのに。
貯水槽らしきところの裏に人がいて何かを一所懸命激写 なにがあるんだろうか?
小屋の上の方へ行ってみる。途中まではきつい登りではないけれど 先が・・・・
どう考えても滑り落ちそうな岩ごろの斜面 ここから子連れのグループが降りてきたときにはびっくり。
もっとびっくりは後でやってくる。
きゃぁ きゃぁ こわ~い
見ると あの恐ろしげな斜面をおそるおそる降りてくるのが見える。 オヤオヤこっちへ降りてきたんかい
当然分岐 あるいは二の池の入口辺りから降りてくると思ったから びっくり。 雪渓に落ちたら・・・・ 彼女たちの元気さに脱帽
したまで迎えに行って 一緒に散策を続ける。
あ? 雷鳥? うんにゃ ちょっと小さいし やせっぽちだよ。
あれは★ガラスだよ。 え? カラス? カラス君の仲間に入れるには気の毒なぐらい綺麗な鳥だった。どうしてこんななまえがついたのかな?
みんなで山小屋に入る。 まだやっていない山小屋も多いのでか 今日の客は20人くらいか? みんな個室に入る。 お風呂ありの看板で一番最後に入った私たち。膝までしかお湯無くて 足湯にしても寒くて・・・・ 山でお風呂は期待していない。 お風呂どうぞといわれたらせめてお湯の量と 適度な温度は欲しかった。ま 良いけど
しょくじはまずまず。量もいっぱいあって 全部食べるの結構大変だった。 夜のお星様観察と ご来光を夢見て早くから就寝。 宵っ張りの私に苦難の夜が始まる。