Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

二の池散策 御岳山

2008-08-09 14:46:16 | 山歩き

一行とは別れて私は右へ 左側に山 右側に切れ落ちた斜面を見ながら巻き道を歩く。 今までの厳しい登山道を思えば気持ちの良い散策路だった。

Tozandou8

Kiri

少し霧が出てきた。右側の谷は また違った景色で美しい。雪渓もたくさん残っている。

Iwaume

Ninoike2 二の池がみえてきた~

少しお天気が曇ってきたので青く深い池の色は見えなかったけれど・・・

ほとりに山小屋が建っている。 二の池本館らしい。私達が予約してあるのは二の池新館。

前に剣が峰から見た二の池。 この周りを人が歩いているのを見て いつかお鉢巡りしようねと計画し 実現したのがこの夏の山行きだった。 思ったより荒涼とした景色だった。火山の山だから当然だけれど 水が満々と湛えられるときには手前の方まで来るんだろうな。

Minezuou

Ryuujinsama 近づくと水は生き物のようにわき出ている感じがする。 水に神々しさを感じるのも変かもしれないけれど まさに神様の水。

はて? 新館は何処? ちなみに本館はまだ営業準備の最中だった。

本館を裏手に回ってさらに進む。山のこぶに隠れて新館は見えない。 やがてケルンを積まれた場所に案内がありそこを左に折れたらすぐに新館が見えてきた。

Daikonsou Sinkan

新館に着いて 予約を取ってある五人組の独りであることを告げる。 他のものは剣が峰に行っているので後から来ると。。。 ザックをおかせてもらって周りをふらふらすることにした。動かないでいると 少し寒い。ダウンを羽織る。

ここは三の池への分岐にもなっているので ここから緩やかな右への下りには三の池への案内があった。 小屋の左上には一の池 および剣が峰へいけるらしい。しかしいかにも危なっかしい登山道で ここから上がるのはちょっとどうかと・・・?

IsibotokeHakusanitige_2

Ontade2 ここのオンタデはまだつぼみ。こちら側は寒いのかしら?Tさんが富士山にもいっぱいあったと言っていた。 富士山にいっぱいあっても御岳の名前を付けてもらっているオンタデ

Honkan 振り返ると さっきの本館が見える。おかしい 向こうからは見えなかったのに。

貯水槽らしきところの裏に人がいて何かを一所懸命激写 なにがあるんだろうか?

Tozandou9_2

小屋の上の方へ行ってみる。途中まではきつい登りではないけれど 先が・・・・

どう考えても滑り落ちそうな岩ごろの斜面 ここから子連れのグループが降りてきたときにはびっくり。

もっとびっくりは後でやってくる。

Kuroimi なんだか上の方が騒がしい。 ん? 聞いたことのある声だぞ

きゃぁ きゃぁ こわ~い

見ると あの恐ろしげな斜面をおそるおそる降りてくるのが見える。 オヤオヤこっちへ降りてきたんかい

当然分岐 あるいは二の池の入口辺りから降りてくると思ったから びっくり。 雪渓に落ちたら・・・・ 彼女たちの元気さに脱帽

したまで迎えに行って 一緒に散策を続ける。

あ? 雷鳥? うんにゃ ちょっと小さいし やせっぽちだよ。

あれは★ガラスだよ。 え? カラス? カラス君の仲間に入れるには気の毒なぐらい綺麗な鳥だった。どうしてこんななまえがついたのかな?

Koiwakagami Shakunage

みんなで山小屋に入る。 まだやっていない山小屋も多いのでか 今日の客は20人くらいか? みんな個室に入る。 お風呂ありの看板で一番最後に入った私たち。膝までしかお湯無くて 足湯にしても寒くて・・・・ 山でお風呂は期待していない。 お風呂どうぞといわれたらせめてお湯の量と 適度な温度は欲しかった。ま 良いけど

しょくじはまずまず。量もいっぱいあって 全部食べるの結構大変だった。 夜のお星様観察と ご来光を夢見て早くから就寝。 宵っ張りの私に苦難の夜が始まる。

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森林限界を超えて 急登にあえぐ 御岳山

2008-08-09 11:22:06 | 山歩き

8goume 女人堂の山小屋から御岳を見上げる。 ハイマツ地帯を越えてその上はむき出しの岩 岩 岩 どっしりした山の様子は美しいけれど なかなか近づけそうにない。

八合目から左に登っていくと 8.3合目ぐらいに 石碑がいっぱいあって登ってきた道や里 頂上がとても綺麗に見えるところがある。 とりあえずそこまで 疲れていたけれど これだけ虫が多いととても休憩する気になれない。 ぺさんに 虫除けネットを借りて平安貴族のように(?)上品に登って見るも うっとしぃ~~い

あかん

おっ 雪原が残っている。 この時期にここではこんなにたくさんの雪渓が残っているんだ。今年は遅くに雪が降ったからね。 

ボーイスカウトらしき 子ども達がわいわい言いながら上の方から滑って降りてくる。

Setugen

Sekkei

子どもの身体能力はすごい。 上の方から駆け下りてきたり滑り降りてきたり はらはらしてみていたけれど だんだん楽しそうと思えてくる。 下の方で指導者の人がもしもの時の為に止め役で待機。しばらく見ていて先を急ぐ。 アイゼンおいてきたけれど大丈夫かなぁ?

すぐに見晴らしの良い場所にでる。信者さんがおいた仏様だろうか? 本当にたくさんの仏様が安置されている。 私の知り合いのおじいさんも この山のどこかにおばあさんの仏様を担ぎ上げたとおっしゃっていた。

Tenbou2 緑の中に 白い枯れ木が美しいオブジェの様。 

この辺りで虫が少し減ってきたので 休憩 お昼にする。

おむすび パン 冷やしトマト レモンの蜂蜜付け 漬け物 

虫に落ち着かない食事だけれど 食べておかないとね。こんなときに 冷やしトマト美味しい。

Hana10 Iwatumekusa_2

Otogirisou 

だんだん岩ごろの道になってくる。 足が重い。 道ばたの花だけが 優しい顔で励ましてくれる。

ハイマツの実が綺麗。 とても大きくて赤い実は ブローチのよう。

ナナカマドの花も可愛らしい。もう少しすると赤く紅葉する。ここが一番綺麗になる頃だろうか?

Haimatu2 Haimatu3

見晴らしが良くなってくると 田野原方面の登山道もはっきり見えるようになる。 どっちが近い? どっちが楽?

う~~ん 隣の芝生は青い? 田野原のコースも長そうだ。

Hotokesam仏様が 登山道を見下ろして見守っていてくださる。 この山独特の不思議な光景だ。

Hana12

Kane  こんな風に鐘をつくばしょがあちこちにある。このコースはここだけだったけれど 田野原のコースには至るところにあった。 もちろんならしてみる。 ちょっと遠慮で間抜けな音。 次思いっきり叩く。 山に鐘の音が響いていく。

ここまで来ると 斜度は急に増してくる。足下は岩や塊がごろごろして歩きにくい。 子どもが走ってきて 目の前で転ぶ。

子どもってすごい ひどい転び方したのに 笑って立ち上がる。 私だったら大ケガで動けなくなるだろうね。 気をつけなくちゃ。

Tenbou3人間の足ってすごい。

登ってきた道は遙か遠くからえんえんと続いている。

Tenbou4

頭の上に 石作りの山小屋が見えている。あそこまでと思うのだけれどなかなか近づけない。

Yamagoya 着けるのかしら?と不安がよぎるけれど 行かないと宿に泊ることも出来ない。 頑張るしかない。

岩ごろごろを乗り越えてやっとたどり着いたのは さらにずいぶん時間が経ってから。 雪渓の方が本来の道らしかったけれど 今年はまだ雪がずいぶん残っていて 山小屋の中を通してもらって進まないといけない。

Tozandou7

Isimurosansou 中ではぴかぴかにお掃除 ごめんなさい おじゃましま~す

石室山荘は 山の斜面に張り付くように立っている山小屋。 ここだと 寝ながらご来光見えるかもしれん。 良いねぇ と罰当たりなことを考える。 ふふ

さて小屋をさらにしたに見て登ったところに 9合目の表示 え~~っ びっくりしましたわ。女人堂からここまでどれだけ登ってきたことか それが一合だけ~~ぇ? なにを基準に付けているんだろう? 参考にならんよ。 とプリプリ

疲れに 勝手に怒りまくる私でした。

Kirinsou Sirobana

 

Bunkihe へろへろの状態でやっと登り切る。 この先に剣が峰と二の池への分岐がある。 剣が峰への登りを思い出した。 天をつくような厳しい階段を最後の力を振り絞って登っていく。 それを思い出したら きょうの私にはちと自信がなかった。

二の池に先に行っていることにした。 迷惑かけるかもと気にしているより 決断すると とても気が楽で 楽しい山歩きになる。

緩やかな分岐を登ってその先に 普段は見えない一の池の水が見えたらしく 歓声が上がる。 追いかけようか?と少し思ったけれど やはり止め。

決めたら揺らいでは駄目。ゆっくり二の池周りをすることにした。

コメント (2)
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