Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

2008年の山 王ケ頭から 王ケ鼻へ

2008-08-19 23:17:34 | 山歩き

ホテルの売店のおじさん 「早くしないと 雷来るよ~。この辺の雷は予告無しに突然来るからね。」 雷の通り道はホテルの裏手西からやってくるのだと・・・・

え~~っ? 確かに少し霧が出てきて 空何となく黒い。

どうする? おかしかったらすぐ戻るよ。 でも予告無しに来るって・・・・

ああでもない こうでもない と言いながら 足は裏に向かっていた。ホテルの裏手に王ケ頭の三角点がある。 鼻はさらに次の鉄塔の方まで行って 左に行ったところにある。

まずは今回の一番の目標だった鼻へ急げ~~ しかし鼻って変な名前 そう思いませんか?

Kiirohana Yanagiran

出ました ヤナギラン

これを見に来たんだった。ヤナギラン したから順番に可愛らしい花を付けていく。柳のような葉で蘭のような様な花だと言うんだけれど。。。私には別物に見える。

急いで行くはずだったのにもう花に捕まってしまう。

Azamigunsei 薊の群生

写真ではわかりにくいけれど こんなに薊がいっぱいのところは 初めて見たよ。頭がふわっと柔らかい。

ちょっと心配 本を見ていたらタムラソウと薊の区別が分からない。タムラソウは葉にとげが無いそうだけれど 葉っぱまで確かめてこなかった。残念。きっと薊だよ。薊にしておこう。

Tidoriこれは一体なに? テガタチドリよりも赤くて一つ一つは6枚の花びらで出来ている。 珍種を発見? そんなわけないし・・・・本探しても載っていない。

あっ! 分かったぁ シュロソウだ 間違いない。

Kisotidori

この間トンボソウって思ったけれどホソバキソチドリと思われる。両手を万歳してしっぱなしでは無いからきっとホソバノキソチドリ

変わった花が多いんだね

Yamaodamaki Yamaodamakiaka

ヤマオダマキ 白いのと赤いのとあった。 これもいつも思うけれど不思議な形している。

Kugaisou あら その麗しいお姿はクガイソウではありませんか?

色の美しさもさることながら ほっそりとたおやかな感じ 私のと何処を切っても似ていないなぁ。

クガイソウは ここにあったきりだったけれど

鉄塔の辺りで 霧が吹き付けてきた。 雷が近い? 山で当てはまるかどうか分からないけれど 私は雷が近くなると とても頭痛がひどくなる。景色も黄色く見えてくる。

今日はまだそれがない。 大丈夫だよ ピーちゃん

左に曲がって ほとんどまっすぐに進んでいく どんな地形になっているのか 不思議だった。ヤナギランが群生している。まだ満開では無いけれど 全部咲いたら 山は真っ赤になるんだろうな。

Hanahoumen

とやがて目の前が開けて 不思議な岩盤が積み重なった頂上へ着く。ここが2008メートル。今年の年号と同じ標高。

Ougahana

Ougahana2思えば 遠くからこの崖 岩場は見えていた。 今まであんまりゆったりした高原を歩いていたので この景色はとても不思議な気がしたけれど この山本当は こんな岩盤で出来ているのかもしれない。

一枚一枚はがせそうな感じ。 試しにはがしてみる。って無理か・・・・でも小さな岩ははがせる。 こうしてこの岩は風化していくんだ。

岩場は こんな風にバウムクーヘンをいくつも積み重ねたようになっていた。 バウムクーヘンの階段のようにもなっていた。 なんだかはがれて落ちそうで 気になるけれど ザックをおいて 手で岩の端をつかんで降りてみる。 かなりしたまで降りて行けそう。 案外しっかりしているけれど 慎重でないと 足下から崩れ落ちそうな気もする。

Iwaba  Isikiribahoumen

石切場から登ってくる道も見える.この登山道なかなか楽しそう。 見晴らしは良いし。今度はこの道から登って 三城に降りてみようよ。

Kowai ピーちゃん 怖がって下を見ようとしない。 いつだっていざとなったら 私よりも大胆なはずなのに。。。おかしい。

Miyamashajin

Kiirohana2 Marubadakebuki2 ここから 王ケ頭が見える。

お天気は持ったものの とりあえずあそこまで戻らないと・・・突然やってくると言われると 気がせく。

しかし 帰り道 たくさんの観光客に出会う。 だいじょうぶなんかな?

ホテルまで戻ると 一安心。雷さん来たら追い出すような事はしないだろう。

王ケ頭に行ってみることにした。

Denpatou2 Ougakasira2

王ケ鼻とよく似た様子をしている。やはり固いバウムクーヘンで出来ている。

ホテルの裏手と言うこともあって あまり険しさを感じないけれど すぐ先は 断崖絶壁

御岳さんが祀られている。 ここではまだ御岳信仰なんだ。。。

Hanahoumen_2 Ontakejinnjya

御岳の神様は 日本の神様のようではない不思議なお顔をしていた。

さて 今日の目的2008年の山にたどり着き 幸いにも雨にも遭わず 残りの行程を駐車場の方向へ帰ることにする。

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2008年の山 美ヶ原 王ケ鼻Ⅱ

2008-08-19 18:40:40 | インポート

連日の暑さにへとへとの私だけれど ここまで来れば多少涼しい。 元気なピーちゃんは たらたらと歩くのがやや物足りないようだったけれど ご老体の私にはちょうどいいや。

青い空と 牧場の緑 白い雲 当たり前の景色なのに嬉しい。

振り返ると 美術館の建物が見える。想像していたより近かった。 これなら車の回収を工夫できたかもしれない。

しばらくは牧場の牛を見ながらののんびり散策になるので 花の写真をどうぞ。

Azami2 Kooniyuri

Ibukitoranoo_3   

Utubogusaウツボグサの群生 何処でも見られる花かもしれないけれど 鮮やかな紫が綺麗。

Tegatatidori テガタチドリ?

上の方にしか残っていないけれど 一つ一つが可愛らしい。

Shajikusou  遠くて綺麗に撮れなかったけれどシャジクソウ?

Nikkoukisuge

小屋の裏手に咲いていたニッコウキスゲ ここでは霧ヶ峰の様にはたくさん咲いていないけれど

Uma 二頭の馬がのんびり 広い高原に居場所をもらって幸せだね?

Marubadakebuki

美しの塔までやってきた。マルバダケブキ

つぼみはまん丸な実のようでおもしろい。花が咲くと 結構インパクトある黄色くて力強い花。

Utukusinotou  美しの塔 広い高原のどこからも見える塔。 避難小屋にもなっていて 美ヶ原のシンボル。鐘もつけるようなことを聞いていたので近づいてみると 先に行った人はみんな戻ってくる。

ん?

回ってみた。あらら 中年のご夫婦が 中にいっぱいに敷物を敷いてお昼ご飯 これってどうよ? 端っこならともかく みんな「あっ 済みません」って

済まないのは あんた達じゃないの?

いくら避難小屋になっていても 使い方ってものがあらぁね。ぷんぷん

少し行くと塩クレ場。放牧の牛に塩をクレる場所らしいのだけれど。牛って塩好きなの? 馬が砂糖好きなのは知っているけれど 塩・・・ねぇ・・・・ここから左に下っていくと百曲がりを経て三城へ行く。ここも最初に使ってみるかと考えた場所。

途中に沢沿いに焼山への道がある。 といっても登山道らしくなくて牧場を端っこの方通って行ってくださいね・・・といった感じ。 焼山  王ケ鼻よりも もっと武石峰に近いところにある。ここが入口とは しんじがたい。 勘違いだろうか?

Bokujyou 塩クレ場から右に折れて緩やかに登っていく。 あの天空の城ラピュタをめざす。

Gunbaiduru いかにも小さくてわかりにくいけれど グンバイヅルの様だ。そのときは分からなくて帰ってから調べた。長い蘂が特徴。

美ヶ原の在来のもので 長野県と群馬県の一部にしかないのだとか。。。でも地味だ~。

Nokogirisou Kawaranadesiko

突然牛君が走り始める。ん?なかなか早い。侮れないぞ。

我も 我もと続く牛 なにが起きたんだ?

Usi 水飲みに来たんだ~ 連れ○○ならぬ 連れ水やねぇ

しかし「おら水飲みに行くぞ あんたもいかんか?」って会話できるんだろうか? 

Sirobana チダケサシかと思ったけれど 花の量があまりに多いので???

Kirinsou キリンソウは立派で豊かな花が咲いている。 アキノキリンソウとはかなり違うんだね。

Kourinka この辺りからコウリンカが目立つようになる。 咲きそろったような 先忘れたような おもしろい花の様子。 オレンジのはっきりした色は 夏の空に負けない。

Usuyukisou ウスユキソウ この花は 白く毛無深いので 雪が積もったように見えるらしい。 しかし たくさん無いとね うっすら雪が積もった様子にはならない。 ところがここでは斜面いっぱいにウスユキソウ。

エーデルワイスだよというと 不満顔されることあるけれど 私はこの花好き。

Cyou_2 チョウチョが二匹でお出迎え 白と黄色

なんだか懐かしい景色。 眼下には 里の景色も

コウリンカ ウスユキソウ フウロが 背比べをしている。

Kooniyuri2

Deijiこれでもかっってくらいの花を見て歩いて 歓声

はなの名前 はっきりしなくて 触らない方が良いかもねと思いながら大胆にも載せてしまったよ。

変だったら教えてくださいね

小1時間の散歩ののち ラピュタについた。

王ケ頭ホテル。 要塞の様に見えたのは テレビ局の電波塔らしかった。 こういう景色よそで見ると何だかなと思うのだけれど なぜか気にならない。 ひょっとしたらこれからよその山に登っても この電波塔を頼りに王ケ頭を捜すかもしれないね。

コメント (4)
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