Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

蟻の剣が峰詣で? 乗鞍

2008-08-26 14:36:10 | 山歩き

お花畑を右下に 左上に富士見岳を見ての肩の小屋までのアスファルト道路は アルプスにいることを忘れる。 只山岳景観 高山植物のオンパレードで 不思議な違和感を感じて歩く。

コロナ観測所 この辺りが旧日本軍の基地だったのか?と思ったけれどそうではなかった。畳平だったのだ。東大の宇宙線観測所の建設は昭和28年だそうだから 軍からこの地を払い下げられてからの運用になる。

Marisiten

ま それは過ぎ去ったこととして コロナ観測所のある摩利支天は立ち入り禁止。 左に道なりに進むと 肩の小屋がある。ここまでほとんど高低差なし。 斜面に見える花を 遠くに見える景観を楽しみながら歩く。

Kiezunoike2

池の水が翠濃い青色 空の色を映しているとは思えないのだけれど 何か微生物が住んでいるのだろうか? あまりに綺麗な色で見とれてしまう。

Akinisyu 桔梗がとても鮮やかな青色で目立っているのだけれど 全部ロープの中 遠い。イワギキョウなのか チシマギキョウなのかよく分からない。ここではキリンソウと仲良し。

Komakusa コマクサがちらほら見え始める。 昔は富士見岳は 全山コマクサでピンクに染まっていたとか。。。岩場の厳しい環境にしか咲けない花。 と言うより 人の近づく場所では コマクサ取られてしまうんだろうか?

Daikokudake 振り返ると大黒岳 昨日はこの山で雷鳥の親子が散歩していたと・・・ 今日も会えると良いな。

Ontade ここでもオンタデが元気

オンタデの向こうには長野県側から登ってくるスカイラインが見える。岐阜県側と比べるとゆったりしている。

Ontade2 赤いオンタデ

この辺りから剣が峰への登山道が見え始める 

Kengamine まだまだあるね。 ピークがふたつかぁ?

点々と人が歩いているのが見える。

Sirohana 儚げな白い花 

初夏に里山で見たことがあるような・・・・

Usagigiku  ウサギギク

何でウサギ?葉っぱがウサギの耳に似ていることから名前がついたらしいけれど 似てるかな? 知らなければ 只の菊の仲間。葉っぱが少しやっぱり変わっているかな?

Ari 肩の小屋が見えてきた。やや あれは何だ?

ピーちゃん大笑い。

何しろ 私たちはあまり人の来ない山ばかり行っているものだから 斜面に点々と人が繋がっているのを見てびっくり仰天してしまった。

それもなんだか青いぞ

蟻の熊野詣でではなくて蟻の剣が峰詣でだ~~

Ari2 後で青の正体は中学生の山の教室と分かった。

青いジャージに富士松と書かれている。 まだあどけない男の子に「ひょっとして富士松小学校?」「僕中学生だよ 富士松中学」「刈谷の?」「そう」「おばさんは安城だよ こっちのおばさんは富士松」

一所懸命パンフレットをだして行程を説明してくれる男の子は 今時にはめづらしい 純朴な子だった。

青い軍団 同じところから来たんだね。

反対側に 摩利支天のコロナ観測所を望み この頃には空の青さも増してきて 暑いぐらいの山歩きになった。

コメント (6)
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コマクサや~い! 乗鞍岳のお花畑

2008-08-26 10:57:30 | 山歩き

乗鞍岳は私に取ってはちょっと特別な山。 母のふるさとが乗鞍の麓と言うこともあって子どもの頃からなじみの山だった。 3000メートル級の山なのに車で行けちゃうようになった訳 いとこ達がまだ子どもの時から清掃登山に登っていたこと 監視員をやって花泥棒から花を守っていたこと。。。たくさんの思い出がある山である。

しかし 山として見てよい山かどうかは どうもはっきり言えない。 何度も来ているのに リタイア-したことも多い。 幼い息子を連れて歩き出したら いつもはぐずらない息子が泣きわめいてたどり着けなかったこと 一昨年は ひどい雨で 真っ白でなにも見えず 肩の小屋で折り返した

8月5日 今回は 花を見に行くのだから と乗鞍楽ちん登山を企てた。(と言っても名鉄ハイクに乗っかっただけだけれど)

ここんところ剣が峰まで行っていないから 今日は行こう。 お花畑の散策路を通って花を愛で その後道路まで登ってコロナ観測所分岐まで その後肩の小屋 剣が峰 降りてきて まだ元気だったら 富士見岳 大黒岳と回って駐車場まで行こう。

標高差たいしてないのに いきなり腰が引けるのは 忌まわしい高山病のせい

今日は比較的調子よかった。 一昨年は雨が悪かったのかもしれない。しかし 今日もあんまり良い天気ではない。 雨具付けないだけ良いか?

Hanabatake

バスを降りたら駐車場からお花畑に降りる。 おっ はな あるよあるよ。 いきなりテンション上がる。 じつはバスの中から見る山の斜面の花に魅せられて 歩いて戻りたい気分だった。これなら良いね

一面に咲いてお迎えしてくれるのは ハクサンイチゲ 際だった白さがすがすがしいし可愛い。

Hakusannitige Hakusanitige2

花畑はハクサンイチゲが一杯で 白く見える。

子どもの頃 ローピングしてなかったので 花のすぐそばを通れた。 時々花泥棒がいて双眼鏡をもったお兄さんが スピーカーで注意を促していた。 

売店には チングルマや ハクサンイチゲを使った押し花のしおりも売られていた。 矛盾を感じて 聞いたら 取り上げた花で作ったから良いんだと言われた。 本当かな? むかしの話。

乗鞍のお目当てのクロユリはすぐに現れた。 丈は小さいものの群生しているからすぐ分かる。

Koroyurigunsei Kuroyuri

観光客のご婦人が 不満そうに漏らしていた。

これクロユリ? みんな下向いてしまって ちゃんとみれる花は無いの?

はぁ そう言われても・・・クロユリは恥ずかしがり屋なんです。彼女 百合のようにすっくと立った姿を想像して探していたのかもしれないけれど

Koiwakagami 定番のコイワカガミ

小さいけれど 頑張っている。白い花の中で言っている。

ここにいるよ。

Aonotugazakuraアオノツガザクラも 朝まで降っていた露を含んで綺麗。未だに この花に桜のなまえがついている意味を知らない。

Iwatumekusa 万年雪を見ながら 遊歩道を上っていく。

本当はお花畑は このカール全体に広がっているのだけれど 先を急ぐのでショートカット。

Sisiudo  草原の番人と私が読んでいるシシウドに誘われて 登り剣が峰へのアスファルト道路を歩き始める。

これが嫌い。でもこれがあるからハイヒールでも行けるアルプスとよばれる。 

コメント (3)
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蜃気楼?

2008-08-26 07:32:31 | 日記・エッセイ・コラム

今朝ゴミ出しに玄関を開けたら 猿投山が異様に近かった。

こんなにお天気悪いのにどうしたことだろう?

驚くことに その先には大きな御岳が・・・・冬でも透明度が無いとなかなか綺麗に姿をあらわさない御岳 ん? まさかね えっ? あれは 中央アルプス?

まるで蜃気楼のように浮かび上がって いつもより大きくさえ見える。

ずっとそこにあったのに見えなかったもの

このところ仕事も 体調も優れず いろんな事でやる気をなくしていたけれど 私は元からあるものを見ようとしなかっただけ 忘れていただけなのかもしれない。

気を取り直してまた頑張るよ

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