Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

乗鞍五色ヶ原 フィナーレはこれ! 感動で動けず。

2011-06-03 21:56:49 | 山歩き

丹生川の里にかかる雲海に向かって下っていきます。 母もここまで来たから大丈夫でしょう。思った以上に健脚でした。

「ストック使って良かった。 子供の言うことはきくもんだね」と言いながら歩いています。もうちょっとが危ないんだよ。 気を引き締めてね。

Kudari Kuromoji

クロモジの花が咲いている。 木肌に黒い点々がついている。 枝を折ってみんなに回してくれた。 良いにおいがする。 和菓子に使う高級楊枝の材料だ。(いま 見なくなったなぁ)

Tumeato2_2 またもや熊さんの爪痕です。最近のものでは無いようですが この山は熊さんの聖域でもあるんですね。

Yougan

苔むした岩がごろごろしています。途中からぱたっとそれが無くなります。火山の影響がどんな風にあったのか解るような気がします。

Kogomi ニリンソウ エンレイソウ コゴミが群生しています。みんなの関心はもちろんコゴミです。大きくなりすぎて食べられないようですが・・・・

Wakimizu 

水音が大きくなってきました。沢に近づいているのか 滝があるのか・・・・

足下にはわき水が とても綺麗な水です。 ここでは沢の水が伏流水になっているのだそうです。 あんなにあった水量は どこに潜ったんでしょうね?

Kohasi

こんな風に足下に綺麗な水が湧いているようです。 大きな水音がしていますが この景色とは なんだか違和感があります。 

なんだろう? あの水音。

Nomimizu

きれいと思ったら やっぱり飲めるようです。 升が置いてありました。 私は両手に掬って飲んでみます。 おいしい。

子供の頃母の実家でいつも飲み水がおいしかった事を思い出しました。 この水が小八賀川に流れています。なるほどです。

少し進んでびっくり

さっき飲んだ水は すぐ下で滝になっていました

私たちは滝の真上を歩いていたのです。 伏流水になっているから気づきませんでした。

Nunobiki2 絹をかけたような 美しい滝です。 この滝は 私の飲み水の残りです。。。。なんちゃって

しかし 音の割には優しい様子の滝です。。。。

と思ったら右側からどどっっと おおきな滝が   ひやー横手滝だ

そして私たちの居場所を知ってびっくり

横手滝と 布引の滝のど真ん中にいて その幅は人がやっと通れるぐらい。 つまり二つの滝を分けている断崖にはしごをかけてそこを降りるように出来ていた。

Yokotetaki Yokotetaki2

Nunobiki3

布引の滝を覗いてみると。。。。。どのくらい落差があるか解るでしょ?

Hasigo

家のお嫁さん 固まっている。

高いところ怖いんだって  水泳が得意でインストラクターやっていてダイビングで息子と知り合った。 運動神経抜群の子だと思っていたら・・・・思わぬ面を発見!

Takitubo

滝壺はいくつかの水を集めて 生き物のようにうなっている ものすごい水量に 動けない。

すごい すごすぎる

Turibasi

吊り橋を渡ると 横手滝の真ん前に出る。 ここから下をのぞき込むと。。。。沢の水を全部集めて流れる様子は口では言えないほど感動的。

Takitubo2_2 

Takitubo3

Nunobiki4

Nunobiki5

Nunobiki6

これでもかっ と載せました。選べなかったのでごめんなさい。

先に二回目のはしごを降りた母は吊り橋の上でじっと立っています。

見ると 父の写真を取りだして滝を見せています。滝の絵を描くのが好きだった父。今でも元気でいたら どんな絵を描いたのでしょうね?

怖くなかった?と聞くと 「私は 子供の時からお転婆でこういうところ大好きだったもの 嬉しくて嬉しくて。」 あらら 家のお嫁さん負けてます。

後ろ髪引かれる思いで布引の滝を後に登っていきます。 平金鉱山があった頃 そこで使う電気を起こしていた発電施設の横を通って木道を行くと 出会い小屋はすぐです。

Youraku 今回 母をだしにして思いがけず家族旅行が出来ました。 それは母の思い出を辿る旅行でしたが 息子達にとっては驚くほど豊かな自然に触れるすてきな旅行だったようです。

またみんなで行けると良いな

「よく頑張りました」とガイドさんや 一緒のグループのみんなに拍手をされた母は 少し照れて 少し誇らしげでした。

コメント (6)
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乗鞍五色ヶ原 点在する池を巡りながら出会い小屋へ

2011-06-03 14:54:50 | 山歩き

五色が原の山小屋はとても綺麗です。 登山靴で上がるのが申し訳ないほど 豊富な水量を利用して自家発電もしているのでトイレはバイオトイレで とても気持ち良い。 もったいないような施設です。 有り難い

ここからは池巡りコースです。ほんの少しのアップダウンを繰り返しますが ほぼ横移動です。雨は上がってきましたが 乗鞍は見えるでしょうか?

Yamazakura 山桜が残っています。 スタート地点ではつぼみでしたから ほんの少しの標高差も花には大きな影響を与えるようです。

それにしても五月はもう終わりにさしかかっています。

Sumiike

最初の池は澄池 確かに澄んでいるようですが あはは 霧に阻まれて全くわからず。

それでも 深山の風情はたっぷりです。

池に白樺が映っています。。。写っているのですが。。。。 ま いいです。

Syoujyoubakama

ショウジョウバカマが残っていました。 歩きながらの撮影なのでボケボケです(またもや 言い訳)

Sirobanaenreisou

シロバナエンレイソウ  長野県でしか見られないと思っていたら ここにもありました。今年は白花に縁があります。

Nirinsou2

ここではニリンソウも咲いていました。まだまだ物足りない咲き方ですが。

たぶん 日差しが足りなかったんですね?

もう一週間もすれば ニリンソウの群落では 白くて可憐な花が咲いているでしょう。

Nigoriike

続いて濁池

どうして濁っているんでしょうね?

いえ 濁っていないけれどこんな名前がつきました。 はぁ~

でも池の向こうの木々を映してなかなか良いです。

不思議なことがおきました。

Nigoriike2 同じ景色の濁り池。

風も無いのに 一瞬で霧がはれました。

音もなく なんの前触れもなく 一瞬です。 みんな歓声を上げます。

向こう側には乗鞍の頂が。。。。ありません

Tubameomoto

ツバメオモトがもうじき開花です。 るん

どの池も本当は池の端を歩けるようになっているのですが 大雨の後 道は池と同化してしまって歩けないので 上の方の道を上って行きます。

Ookamenoki 雄池を見てからは少し登ります。最後の登りのようです。

Murasakiyasio

雨に揺れて ツツジの花が咲いています。 レンゲツツジ? 季節感が全く無くなっていますので。。。。

これはムラサキヤシオです。

へ~っ  アカヤシオを見てシロヤシオを見た後 ここではムラサキヤシオですか? レンゲツツジとは色が少し違うようです.

そういえばムラサキヤシオは高地で見るような気がします。

Tubomi Yasiotouge

 

ヤシオ峠 1476メートルとあります。ムラサキヤシオのヤシオは八汐? ふ~~ん

Unkai 雲海を見ながら降りていきます。

60メートルを下ったところで私たちを待っていたものは 驚きの光景でした。

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乗鞍五色ヶ原 沢に沿ってシラビソ小屋まで歩く

2011-06-03 00:48:36 | 山歩き

Sawa2 グループは 9-10人で歩きます。私たちは1斑です。なぜか一番どべを歩きます。

雪がいっぱい残っている。 腐った雪のはずですが つるつるに凍ったところもいっぱいありました。 危ない 危ない。

「凍っているよ 気をつけて  小幅で歩くんだよ・・・・」など 次から次へと 警戒の言葉を浴びせるのですが 母はそんなものどこ吹く風と ひょいひょいと行ってしまいます。 ほんとにもう。 骨折ったら 年寄りは治らないんだからね。

Baikaouren_2

バイカオウレンが咲いています。 新聞ではニリンソウが咲いているとあったのですがニリンソウにはちょっと早いようです。その代わり バイカオウレンのある事あること

谷はやや傾斜を持って水が流れていくので 結構迫力があるところが・・・・雨降りにもかかわらず水は澄んでいます。 この山では 降った雨は 全部地中にしみこんで それから川に流れてくるんだそうで よほどの大雨でない限り 水量がふえてあふれると言うことが無いのだそうです。

Nirinsou いかにも情けない感じのニリンソウです。まだ一週間早いでしょうか? それにお日様が顔を出していないからね。

Tumeato

おっ 熊さんの爪痕じゃぁありませんか。

熊さん 登ろうとしてずりっと・・・と思ったら 登るときは木を抱えるように登っていく。爪痕は降りるときにつくのだと・・・・

Kumadana

熊さんがいる証拠はほかにもあったよ。

木の上に 宿り木のような 作り物が

解るでしょうか?はっきり残っているものが三つあります。

あれは熊棚

前にも書いたことあるけれど ウワミズザクラの実が大好きで 木に登って枝をたぐり寄せて食べる。 食べちゃった枝は邪魔になるので おしりの下に敷いて 次の枝をたぐり寄せて・・・・

そんなことの繰り返して 木の上に枝の座布団が出来る。熊さんの気配はあちこちにあります。

それにしてもあんな高いところに あんな細い枝に・・・・どんって 落っこちないんだろうか? なんだかユーモラスな熊さんが 目に浮かぶんだけれどねぇ

Sawa3 何度も橋を渡る。狭い橋で 流れが急なので 下を見ていると流れにつられてふらっと行きそうだよ。

みんなセーフ でしたけれど。

ズドン

振り返ると 息子が尻餅 あら? ばあちゃん応援隊の副隊長のはずが どうしたことか。。。凍った足下に滑ってしまったらしいのだけれど  何と・・・

「重心が高いんだもの仕方ないよ」と  へっ?

足が長いと言いたいのか? 我が家に足の長いものは一人もいない。 断言

Enreisou

エンレイソウは雨に打たれてしょぼん

Wakagi

倒木更新の様子。苔がとても良いお布団になって どんな芽でも芽吹きそうに思える。

Suji

面白い模様。たぶん 木の幹についた溝にほかの植物の枝が入り込んだ。 自然界では 本当に想像の出来ないことが起きるね。

Sirabe

Jyuhi

おっ またまた 熊さんの仕業? それも新しいぞ

ではなくて キツツキの仲間が虫を狙って木を掘ったのではないかと・・・・

沢の音がゴトゴト ざわざわ ガイドさんの話も聞こえないぐらいの大きさで 少々いらついていた.

 だんだん沢から離れていったかと思うと シラビソやオオシラビソの森になってやがてシラビソ小屋につく。 小休止。標高1490メートル。110メートルほどの緩やかな下りだった。

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