Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

干支の山 龍王山を訪ねて 北城(龍王城)跡

2012-02-13 19:33:12 | 山歩き

Kitasirohe
北城へ行く道は 舗装道路です。 車でも来られるようです。

こういう道大嫌いです。

途中散策路とあって左に上る道がありましたが 効率よく北城にたどり着けるかどうか分からないので ぐっと我慢のアスファルトの下りです。

こんなに下って 又登るんだぜ いえぃ

と空元気で・・・・

散策路のおしまいは馬池で一緒になりました。 あ~あ  馬池 今は池の真ん中にも木を植えてしまったので池が分からないけれど 今でも隅っこから水が湧き出してきて渇水期でも枯れたことが無いんだって

ここまで苦労して登ってきた馬をねぎらい水をあげた場所だそうだ。

Map_2
地図を見て驚いた。 何と大きな城だったことか? 北城だけでなく南にも城が築かれている。

南の城は尾根に沿って縦に築かれているので連郭式山城と言い この北城は本丸を中心に郭を巡らしてある環状式山城と言うんだって

城の形式から言って北城の方が後で出来たのではないかと・・・・

標高520は城としては高すぎるんじゃない? 中世の豪族十市氏が築いた山城

後に松永氏 秋山氏が入場 織田信長によって廃された。どっちにしろ 奈良県に残る城跡としては信貴山の次にでかいんだって。

信貴山前に行ったときそんなに大きいと思わなかったけれど ま何処まではお寺で 何処までがお城かよくわからなかったから仕方ない。

Koguti南小口と思われます。 土塁の横にあります。 ここの小口は円形をしていて 下から来ると土塁が右 左に互い違いになっていて先へ進もうとすると弓の手が逆手になって攻めにくいのだとか

見上げると辰巳の櫓が 高くそびえ立っていました。

Kaidan_2
本丸への階段は急です。 いえ 現代の道ですがね 沢山の人々がここを訪れた証拠でしょうか壊れて登るのが大変 降りるのはもっと危険です。

Kitasiroato
ひょこっと飛び出してみると・・・広い

子供ならサッカーも出来そうな広さ 上から覗くと郭が あちこちにあるのが見える。

なぜか場違いなフィールドアスレチックのような遊具も置いてある。

Tenbou
奈良盆地が見渡せる。 向こうに見えるのは葛城山 二上山

十市氏はここからの奈良を見て何を思っていたのでしょうね?

この地を我がものと思っていたら滅亡の日がやってくる。

戦国の世の習いだけれど

この地にジャンジャン火伝説って言うのがあるらしい。 長岳寺の血染めの天井に続き少々オカルトっぽいけれど

十市氏の怨霊が火の玉になったと その火の玉は今にも雨が降りそうな夏の夜に現れ見たり叫んだりすると襲われるとか・・・怖っ!

Tokinomaru
郭の一つと思われる。

さて今度は南の城跡まで行かないと・・・ アスファルトの道をたらたらと上って行く。 しかし 覚悟していたからか 案外何でも無かった。 ほっ

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干支の山龍王山を訪ねて 長岳寺から分岐まで

2012-02-13 16:04:51 | 山歩き

龍王山への道 山辺の道 このあたり 歩く道がいっぱいあるらしく 天理トレイルセンターまで作られている。 いたれり つくせり

長岳寺をでてから のどかな里の道を歩き出す。

Kajyuen
左側は果樹園

この辺の果物って言うと・・・・浮かばないのだけれど 柿だろうか?

ずっと続いている。

正面奥にあるのが龍王山かな?

長い尾根歩き 標高差500メートルの模様。

Nobotoke
畑の脇には仏様

古いものから新しいものまで混在している。

元気で行ってきま~す

Tozandou1

畑を過ぎると狭い山道に入っていくけれど まだ里の匂いが一杯。ずっとこんな道を行くのかしら?

Tozandou2
こんな道も・・・

全体に明るい。 山に入る感じがしない。

Hatake
果樹園越しに天理の街が見えるようになって来た。

Hotokesama

Jizouぽつぽつと仏様が・・・

村人はこの道をいつ頃まで使っていたんだろう?

Tozandou3岩盤露出した箇所も所々にあるが 全体としてはひたすら階段を登って行く。

細かい段差なので歩きにくくは無いけれど 背中で心臓がどくどく言っている。

Tozandou4
ふむ

だんだん歩きにくくなってきたよ。 ちょっと苔むしたりしているから滑らないかとどきどき

 

汗も一杯出てきて ダウンはじっとりしてるが 道が狭くて脱ぐ場所が無い。 

もう少し我慢我慢

Ofudousanお不動さんと石箱仏

お不動さん 怖い顔とおもいきや なんだかひょうきんでちょっと笑ってしまった。 罰当たるかな?

Tutiningyou_2
土人形が出来ている。

この山も倒木が一杯で 水をためておけなくて 山が壊れかけているのかもしれない。

Yanohige
綺麗な色のジャノヒゲの実

Tozandou5道は大分なだらかになって来ました

そのご右に長岳寺奥の院300メートルの案内がありましたが 帰りの周回コースからも入れるので ここはまっすぐ行くことにします。

似たような道を上ってついたところは5差路の分岐です。

ここから左に道を撮ると龍王城跡地(北城跡)に行きます。まっすぐ行くと南城 および山頂につき途中から周回してこの道に戻ります。

もう一つは右手に下る道です。 帰りはこの道を辿り 古墳群の中を通って下山です。少々疲れていたけれど 頑張りましょう。

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干支の山 龍王山を訪ねて  長岳寺

2012-02-13 14:35:06 | 山歩き

特に干支の山に拘っている訳ではありませんが 山を選ぶときの参考にはなります。 干支の山を登ったのは 何年か前の猪子山 そして寅年には大きな虎の張り子がある信貴山・・・

龍の山は沢山あります。 ちょっと思いつくだけでも 竜爪山 滋賀の竜王山・・・

2月11日私の誕生日に亭主と一緒に行く予定にしていたのは奈良の龍王山 前に歩いたことのある山辺の道 長岳寺の後ろにある山です。 ところが亭主 11日は湯の山温泉と御在所へ行くと言い出し すっかりその気になっていた私は むむっ

いいもん 一人で行くもん

と10日に出かけることにしました。

今回も近鉄てくてくマップに詳しい地図があります。 平面的な地図なので山岳地図も用意します。

まずは長岳寺です。 前に山辺の道を歩いたとき なぜかこのお寺に寄らなかったので心残りでした。

Cyougakujisanmon釜口山 長岳寺と書いてあります。 のどかな山里に佇むこのお寺は釜口のお大師さんとして親しまれているそうです。

関西花の寺19番ともあります。 どんな花が咲くのでしょうか?

重要文化財である地蔵堂は長岳寺48坊会った塔中のうち 唯一残っているものだそうです。こじんまりとした美しい建物でした。 仏様は庫裡の持仏堂の中で優しいお顔をしていらっしゃいました。

Roumon_3
鐘楼門 重要文化財

この門をくぐって本堂へ向います。 日本最古の鐘楼門だそうで弘法大師がこのお寺を創建したときからの唯一の建物だそうです。

二階に鐘を吊った遺構があるそうです

そういえば たいていのお寺の鐘は別に釣り鐘堂があるよねぇ

824年に弘法大師によって創建されたこのお寺は一時は広大な寺領を持ち 大変栄えたらしい。本堂 五重塔 十羅刹堂 真言堂 経蔵 宝蔵 愛染堂 大師堂 宿堂および寺中坊舎42坊 外客坊 浴室などがあったと聞くと かなりな物だと思われる。

今の様子から見ると修験者の僧院と言うよりは 静かな里のお寺という感じでしたがね

応仁の乱でお寺はほとんど焼けてしまい その後秀吉に寺領を取り上げられ・・・・ところが家康はこの寺の由緒を大事に思い援助を行った。 明治時代にまた存続の危機を迎えるけれど釜口の大師さんとしてみんなに大事されている事を考え残されたんだと・・うん そんな感じのするお寺でしたよ。

Hondou本堂です。

実はここの天井 血染めの天井として有名です。 娘に聞いていたのですが 気味が悪くて・・・

本堂の天井は升の様に区切られた枠に絵が書いてあったので 手前の天井だったのかもしれません。

見つけられませんでした。

調べてみると 誰が見ても足跡ってはっきり分かる。

長岳寺の裏手 これから登る予定の龍王山には 十市氏のお城がありました。松永弾正久秀に攻められたときこのお寺も戦場となり十市方の兵がここで打ち果てたと

その時の足跡が縁側についてしまったので 天井に持って行って張り替えた・・・え~~っ? 何とも信じがたい感性ではあるけれど 平気なんだろうか? 何でも それからは逆さまに歩く幽霊がでるって言われているらしいよ

Zoucyouten_2
このお寺 写真撮影駄目と書いてなかったのでどきどきしながら撮りました。

フラッシュは止めましたよ。 文化財ですものね

阿弥陀三尊の脇に多聞天と増長天です。

Amidasama
目には石が入っているようで光っていました。

Daisidou奥の方に弘法大師のお堂があります。

そのほかに大石棺佛 大師像 十三重塔 鐘堂と続きます。

Niwa_2
小さいけれど美しい庭は 花の季節には更に優しい表情になるようです。

さてと・・・ ここから標高差500メートルの山登りです。

十市氏の城跡にも興味あります。

急がなきゃね。

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