鼓童はいま生活の3分の1を国内 3分の1を海外 3分の1を佐渡で過ごしています。
目指すはワンアース(ひとつの地球)です。 多様な文化や生き方が響き合う事を目指しているのだそうです。
実践は公演活動はもちろんでしょうが 普段の生活の中でそれを目指して活動しているようです。
宿根木の山の中に鼓童村を作って研修所を設けています。 そこで広く社会で活躍出来る創造性を持った人材を育成しているのだそうです。 研修生は何百人も受験しても8人ほどしか合格しません。 それだけでも充分厳しいのですが 暮らす 学ぶ 作るを基本として掲げている鼓童の研修生は 大変だろうと思います。
公演中でもあるので佐渡太鼓体験交流館だけを覗くことにしました。
ここで10時から予約はいりますが太鼓の練習があります。
今日は先もあるので ここで小一時間自由に遊ばせてもらいました。
このたたこう館は活動の一つである 地域活性化を目的としています。
案内をしてくださったお兄さんは 10じからのレッスンを準備しながらもとても丁寧で楽しく教えてくれました。
これ太鼓です。
ケヤキの木をくりぬいて作りました。 ふるさとは新潟の柿崎善導寺だそうです。
樹齢600年のこの木は直径160センチもある大木でしたが中が腐り始めて 枝が落下するようになってしまいました。
住民に危険だと言うことで切り倒すことになり それを「木と遊ぶ研究所」と「鼓童村のケヤキ太鼓作りプロジェクト」が協力し合って作った太鼓です。
とても綺麗です。 600年も頑張ったケヤキの木 素敵な太鼓に生まれ変わって喜んでいるでしょうね?ケヤキはとても重くて硬い木なので音を良くはね返す性質があって 太鼓には適しているのだそうです。
それにしても ユーモラスな名前がついています。 ま 誰でも納得しますけれどね。
よく見るとおなかの模様が何となく見えます。 太鼓の脇にある丸いのは耳だそうです。 牛さんの皮とは思えない堅さですが・・・・ ここに棒を突っ込んで締め上げるのに使うのだそうです。
私の住む愛知県には太鼓を作る職人さんがいる町があります。
何処で作っているのかと聞いたら浅野太鼓だそうです。石川県ですね?
ずんずんと身体に響きます。ko-ichiさんが惹かれた太鼓に彼女もとりつかれています。
自然の木を遣って作ってあるので両側の円の形が全く違います。
場所によって音も全く違います。
正座ではありません。 足を投げ出して太鼓の台のくぼみに足を引っかけます。
そのまま反り返ってたたくわけです。
腹筋が鍛えられます。 いま私に一番必要な運動ですが・・・・
あかん 考えただけでおなかの筋肉がつりそうです。
これをやっていた研究生 圧巻でした。
雪をかぶった金北山は 島のようです。
手前の半島の向こうに真野湾があります。 佐渡とは思えない景色です。
こんな美しい しかし欲しいものが簡単には手に入らないところで活動をしています。(もっとも欲しいものは 俗っぽいものでは無いでしょうから関係ないでしょうね)
農作業をし 魚をさばき 生活から生まれた芸能だから 祭りにもどんどん参加します。
まだ 本当に分かったとは言えませんが これから機会を見つけて鼓童とどんどんふれあって行きたいと思いました。