溲瓶ハンター本領発揮 吉祥山Ⅲ

山頂からは三つの道があります。一つは上ってきた道　Ｂコース
もう一つは吉祥天女様のほうに降りる道

そして今日使うのは東側に降りるコースです。　しばらく尾根歩きが続いて気持ちが良いです。

色が変ですけれどたぶんニシキゴロモ

最近この種類も分けるのにが手です。

でっかい反射板があります。
頂上にいる時は見えないのですが尾根を歩き始めてすぐの所に

金山からはよく見えます。あまり見てくれの良いものでは無いですが　マイクロ波の方向を変えてあるゆる方向で通信を可能にする役割があるそうで現代社会ではとても大事なもののようです。

さて　どんどん降りていきますよ

見晴らしが良いので気持ち良いです。

とっとこと　とっとこと・・・・

さて分岐にやってきました。
ここでまっすぐ進むと予定通りＡこーすを歩きます。　里に下りてから駐車場に向って歩けば良い。

初めその予定だったけれど　私に溲瓶を見せたかったピーちゃんはどうにも不満そう。

私も見て見たかった。

「葦毛湿原にでっかいのが咲いているらしいんだけれど・・・・」

よし　トラバースしてＢコースに戻ろう。　もう一度あの場所探してみよう

野生の藤も綺麗

ヒメハギの紫は群を抜いて上品で美しい。

トラバース道もなかなか良いです。

何か宝物を見落としていないかときょろきょろしているピーちゃん。

私達が歩くと葉っぱという葉っぱをめくりまくります。

いや～～ん　　恥ずかしいよ
って言っているかどうか・・・・

ん？　ツツジにしては花の様子がおかしい。　ツツジってこんなに切れ込んでいないよね？コブシの花びらのようにも見えるし

モチツツジ？

ん～～　ちょっと違うか？　モチツツジは餅のように粘るんだって

しまったなぁ触って確認してこなかった。

何の葉っぱだろう？　葉っぱが一枚だけなのでイチヨウラン？とか思ってちょっと興奮したけれど　イチヨウランの葉っぱはぴっかぴかで分厚い

誰か教えて下さい。

で　トラバース道も終わりに近づき　溲瓶があるはずだった鉄塔の所にやってきた。

前を行くピーちゃんが通り過ぎながら大慌てで戻ってきた。　どど　どうしたの？

あったー

たった一つだったけれど　あった～～

確かにカンアオイの花にも似ているね
小さな溲瓶だったけれどその面白い花に大興奮。

ピーちゃんもほっと胸をなで下ろし

これがウマノスズクサかぁ～～～

達成感でるんるん

ランチにも会話が弾みます。

富士宮やきそばと　ゼリー　
そして沖縄南大東島からお持ち帰りのラム酒ケーキ

ラム酒ケーキは・・・・今日のために大事に冷やしておいたのに　ん？？？

なんだ？　この匂いと味は？

しばらくして　ツベルクリンの注射の時のアルコール消毒の匂いだ～～

さて苦労して見て来たウマノスズクサ

しばらくしていつものお花博士のお庭に鈴なりになっているのを見て唖然！

溲瓶ハンター 本領発揮 吉祥山Ⅱ

中電の鉄塔から奥はまた森の中になります。
散策路がいっぱい張り巡らされていますが　今日は本当は溲瓶を見つけたら帰るつもりだったのでまっすぐに頂上へ向う道を辿ります。

気持ちの良い緑の中ですけれどね

目はウマノスズクサの葉っぱを追っているのですが　ありそうにありません。

可愛らしいチゴユリが・・・

普通下向いてなかなか顔を撮らせてくれないけれどね

今日はご機嫌

この時期いろんな種類のウツギが咲き出す。
これはツクバネウツギ　花の中に編み目のような黄色い模様があるのが面白い

カンアオイの花？

今初めて知ったんだけれど　カンアオイとウマノスズクサ同じ仲間なんだって・・・・

びっくりです。　似てるかなぁ？

山頂直下に急登があるんだよね

道の両側の花に話しかけながら登っていくから良いけどぉ

はぁ　はぁ

あった～～っ

ってピーちゃんの声

ハナイカダ　　ハナイカリと聞き間違えてすっ飛んで行ったけれどハナイカダ

いえ　これも好きな花の一つです。
嫁の涙・・・・葉っぱに隠れて密かに咲く涙の粒

葉っぱの真ん中から出ているみたいだけれど　実は花の葉柄が葉っぱの葉脈とくっついているので引っ張ると花が葉っぱから離れる。

「ピーちゃん　これ雄花ばっかりだよ。」

ひどくがっかりした風だったピーちゃん。　

あ　アケビ

アケビの花って紫のもあるよね？種類が違うのかなぁ？

それにしてもこんな小さな花からあのでっかい実が出来るのが不思議

頂上に着いたよ。

新城側も豊橋側も綺麗に見えるけれど　今日の目当ては溲瓶探し・・・・

帰りはＡコースで帰ります。
どうしてもウマノスズクサを見つけたいのでね。

溲瓶ハンター 本領発揮 吉祥山Ⅰ

「ウマノスズクサの花咲いているかもしれないよ。」とピーちゃん

「何処行こう？」とああだこうだと思っていたけれど　春のキンランも見たい。と言うことはやっぱあそこでしょう。
と言うわけで　吉祥山と比丘尼山

まず吉祥山へ向います。　溲瓶・・・・・いえ違いました　ウマノスズクサの花を見に行きます。　前に行った時に何処にあるのか調べておきました・・・・って　聞いただけなんだけどね

センターには何人かが集まっておしゃべりしている。
山に登らなくても　ここに集まるのが日課のようで・・・・

私達も　頂上まで行く気は全く無かった。　
溲瓶見つけたらね

でＢコースで登り始める。

しばらくは森の中　鉄塔に沿って登っていく。

「二つ目の鉄塔のところだったよね？」

この森を抜けたら一つ目の鉄塔だよね？

ん？　アオダモ？

ナンジャモンジャみたいな花が咲いているよ。

あれ？　なんだか様子がおかしいよ。
こんなに見晴らしよかったっけ？

たいして登っていないのに　遠く渥美半島の方まで見えている。

その時は冬枯れで展望が良いのだと思っていたけれど

ヒメハギの紫が美しい。

大きな花だね？

美味しい苺出来るかな？

おっ！　向こうが明るくなってきました。鉄塔があるかな？

やった～　キンランです。

実は私キンラン見るの初めてです。

ギンランは何度か見ているのですが。

色が違うだけで全く同じなんですねぇ
比丘尼山はこのキンランで山が黄色になるとか・・・・

あれ～～っ

見事に草が刈られています。去年ここは確かに竹やら何やらで背丈よりも生い茂っていました。

そこにウマノスズクサの蔓が絡んでいたのです。

私はともかく　ピーちゃんのがっかりした様子は・・・・
たぶん私に見せようと思って張り切って来たのに

あとで　センターでボランティアの人に聞いたら　中電の鉄塔に草が引っかかるのは危険と言うことで定期的に刈られているのだそうです。
なるほど・・・　知らないものだから　吉祥山何処へ向っているんだろう？と思ってしまいました。

さて　どうしよう？　溲瓶が見つかりません。　頂上まで行ってみるか？　それとも比丘尼山に移動するか？

諦めきれない私達は　それでもどこかに無いかと葉っぱや蔓を探して　何となくうろうろ・・・
結果　知らぬ間に頂上に向っていました。
さて　見つかるでしょうか？