Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

 ラムサール条約に登録された湿地 矢並湿原の花

2012-10-13 12:01:00 | 山歩き

毎年この時期になると豊田市の矢並湿原が一般公開される。
時々自然観察会が開かれているようだけれど 一般的な公開が新聞などに載るのはこの時期。

折しもラムサール条約に登録されたと言うことで今年はとても沢山の人が訪れたらしい。車で行くことも出来ず鞍ヶ池公園からシャトルバスが出る。

「松平でキイジョウロウホトトギスがさいているよ。」とピーちゃんから情報をもらって「よっしゃ~ それなら二本立てで行こう」と決まる。

鞍ヶ池の虹の橋駐車場から行った場所は思いがけず遠かった。 矢並湿原は東海北陸道の下にある小さな小さな湿原。 前に行ったときはさほど人もいなかったせいか泉からちょっと入っただけの所から入れた。 たぶん上の方から入ったのだろう。

今回全容が見えてくると 田んぼにしたかったのに 水気が多くて作物が育たないので放置した場所・・・に見えた。 おかげで小さな場所に沢山の動植物が生息する場所になった。

Turibana

ツリバナが可愛い実を付けている。

Kitunenomago
キツネノマゴ

ま 特に珍しいものではありませんけれど

白もあったな

Kiseruazami
キセルアザミ

このはな 初めは下を向いているんだよね。そうキセルみたいに・・・・

ってキセルって今の人知らないかぁ?

花が咲いて種が出来るとしゃきっとして頭を持ち上げる。 種を遠くに飛ばせるようにだと思うけれど なかなか優れた機能を持っている

Tigoyuriチゴユリと思われる実が付いている。

Kouyabouki暈けちゃったけれどコウヤボウキ

Siode
シオデ? 初めて聞く名前だったけれどサルトリイバラの仲間でとても美味しいらしい

山でうまいのはトトキとシオデ・・・・?

山のアスパラガスと言われるらしい。 う~~ん食べて見たい。

あの丸い塊も食べられるのだろうか?

Akinokirinsouアキノキリンソウ

Mukago
おや? ムカゴも・・・

ムカゴご飯そんなに好きじゃないけれど山で時々ムカゴをつまんで歩く

あと口が渇いて仕方ないけれどね

Tururindou
可愛らしい蔓竜胆

Umebatisou_2
一輪だけだったけれどウメバチソウ

もう少したつともっと咲くね。蕾がいっぱいあった。

木道から少し遠いのでうまく撮れないのが残念。

Siratamahosikusa
今日一番綺麗だったシーン

シラタマホシクサの中にミカワシオガマの紫。

ブライダルベールのような可憐さと美しさにあふれていた。

Siratamahosikusa2
シラタマホシクサってよーく見るとてっぺんに一つ大きな花が咲いていてあと小さな花がびっしり埋まっているんだね。

不思議な金平糖の様でした。

Mikawasiogama
ミカワシオガマです。

ちょっとねじった花が面白いです。

Matukasasusuki
丈が小さかったのでミクリガヤの仲間と思ったのですがマツカサススキだそうです。

あぁ そういえばいつも行く滋賀県の湿原の入り口にありました。

Hebinoborazu
ヘビノボラズの実が赤くなっていました。あの針のような棘が目立たなくなっている気がします。

Toukaimousengoke
トウカイモウセンゴケ

私の知っているモウセンゴケは赤い絨毯のように湿原に広がっています。

びっくりです。

単独でそれも渇いた所にあります。でも確かに食虫植物の特徴がよくわかります。 とても小さくて見つけるのが奇跡のようなモウセンゴケでした。

Kousakutiすぐ隣のヒヨドリバナがいっぱい咲いている土地はかつての耕作地だそうです。

歩くだけなら一周5分もかからない小さな小さな湿原でしたが 花であふれていました。それもとても珍しいものです。 春も見たいな。夏も見たいな・・・・と思いが募ります。

ラムサール条約の登録地になったので前よりも見にくくなってしまいました。
豊田市の自然の森の観察会では時々訪れることが出来るとか・・・・また季節を変えて来てみましょう。

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