年が明けると 春の訪れが待ち望まれ同時に 春の妖精達の様子が気になる。
今年は年末から記録的な暖冬で早いところでは1月から春の妖精達の便りが届く。
例年の総会 および観察会を早めるようにしたものの気が気では無い。
そんな中での観察会です。
伊吹山麓では どんな春の妖精が待っていてくれるのでしょうか?
明日からセツブンソウ祭りが行われるとのこと 最小限の車に便乗して小泉の神社の下の駐車場に車を置いて観察会の出発です。
昨年と違う意味で衝撃です。
暖冬過ぎて セツブンソウありません。 何とか花を見つけることは出来ましたがミイラのようになって春の妖精の役割を終えています。
「キバナノアマナがあるよ」と嬉しい声が上がります。いつもはまだ早くて見ることができません。
「やっぱりいつでも来ただけのことはあるんだね」
星の瞳(オオイヌノフグリ)に囲まれてスポットライトを浴びているようです。
福寿草はどうでしょうか?
たった一輪で金杯も広げていませんでしたので隣のお寺の方に行ってみます。
こちらはいっぱい咲いています。
まだまだ楽しませてくれそうです。
蕗の薹も足の踏み場も無いぐらいにありましたよ。
大分踏まれてました。
ワサビ田の方へ上がっていきます。
スハマソウが固まって咲いているところがあります。
ヤマアイ ワサビの花も見られました。
小さな場所ですが 見られるものがいっぱいなのが嬉しいです。ここはクレソンが繁茂していて大変なことになっています。
抓んで食べて見ましたが 一寸硬い
放置されてしまったワサビ田のようです。
いくつかのワサビ田の石垣沿いに大久保のへ向います。
石垣に 沢山の野の花が見られます。
オドリコソウ ヒメウズ(まだ咲いていません)オオイヌノフグリ ホトケノザ 仙洞草 カキドオシ
畑の厄介者の仏の座ですが 岩から健気に張り出しているのを見ると 一寸した芸術作品のようです。
水場に降りて スズシロソウ スハマソウ を確認します。
スズシロソウは4枚葉ですが 菜の花のような花の付き方とは一寸違って面白いです。
二枚づつ相対して花びらが付いています。
頑張って少しだけ山間部へ歩いていきます。
セツブンソウは期待できないことが分っていましたが 樹林帯の中ならまだ残っている可能性があります。 毎年セツブンソウと スハマソウの競演が見られるところです。
やはりありました。
嬉しいです。 可愛らしい春の妖精に会えました。白い花びらをのぞき込むと鮮やかな青と黄色の蘂が美しいです。(正確に言うと花びらのように見えるのは萼だというのだから驚きです)
こんなのもありました。
セツブンソウ1年生だそうです。 一枚葉のなんの変哲も無い様子。
葉っぱの切れ込みさえありません。
白い小さな花を咲かせるようになるのはまだ何年か先のようです。
大久保のまで山道をぶらぶら 樹木を見ながら歩きます。
ダンコウバイが 春の訪れを告げています。
背が高いので花の観察が出来ないのが残念です。
葉っぱが枯れていても 僕はここにいるよ~と主張するヤマコウバシ
楠の仲間なので良い香りがすると言うことで葉っぱを探します。
硬くてつるんとした葉っぱは クスノキ科の清涼感ある香りと言うよりは少し甘い顔りがしました。
ユズリハ ニワトコなどを見ながら大久保のセツブンソウ祭りの会場まで来ました。
おやおや ススキが生い茂っていつものようなセツブンソウは見られません。
何でも早くに咲いたものの 2月の寒波で凍って駄目になってしまったのだとか・・・・ススキが生い茂っているのは別の理由がありそうですが いずれにしても残念でした。
最後に 板並のまで歩いて行きます。
ここにはアズマイチゲの群落があります。 陽が落ちると花を閉じてしまいますので もうひとがんばりです。
庭先のサンシュユを見ながら・・・・
先程のダンコウバイとの違いを考えます。
板並のに入ると 遠目にも土手が白くなっていることが分ります。
やったー いっぱい咲いています。
昨年は 春の訪れが遅くて 全く見られませんでしたから。
アズマイチゲとても美しい様子で待っていてくれました。びっしりと咲いていて どの花を撮って帰るか悩ましい。
そして ここでの花はアズマイチゲだけではありません。
カテンソウ見事に咲いています。
雄しべがはじけるように開いているのがよくわかります。 その咲き方が面白いので毎年楽しみにしている花でした。
優しい色のヤマエンゴサク
ヤマネコノメソウ
ユリワサビ
暖冬で花は期待できないと勝手に思っていましたが 植物はいつでも力強く生きているのです。その時その時の植物に出会う事がとても嬉しいことなのだと今更ながら感じました。
次に訪れたときは又 新しい感動をくれるに違いありません。
スッタモンダしながらもお会い出来ました事
とても嬉しく、旅の良い思い出になりました。
可愛いおちびちゃんとの出会いも嬉しかった!!
その時にお話しされていた観察会ですね?
セツブンソウの群落に会えなかったのは残念でした。
それを申し訳ないとでも言う様にたった一輪
最高に美しい姿で出迎えてくれましたね。
言う事ないでしょう。
キバナのアマナ
カテンソウ
この花は初めて目にします。
群馬でも咲いているかしら。
見てみたいです。
始めにセツブンソウを見るのですが、
今年は行くのが遅くて、もう跡形もありませんでした。
セツブンソウが見られて良かったのですが、
花弁が本当は萼だと言われても、
にわかに信じがたいですね。
もっと自由に旅行したかったでしょうに・・・・
チビまで面倒見て戴いて申し訳ないばかりでした。
これに懲りず又お越し下さいね。
観察会 そうです
たかさん達とお約束しようにもこれが動かせなかったので本当に残念でした。 その上娘達が来ることになって すったもんだでしたね
この観察会 いつもはもっと沢山のセツブンソウが見られるのですが 今年は春が早く来すぎました。
花のご機嫌は私より気まぐれですから
でもよくしたもので 必ず新しい出会いがあって 感激できます。 だから野に出ること止められません。
たかさん達もそうでしょ?
キバナノアマナ 群馬にはありませんか?
北海道 本州中部以北に分布するそうなのできっとありますよ。
カテンソウはいくらでもあると思いますが あまりに小さいのでお気づきで無いのだと思います。
花粉を飛ばす様子が可愛らしいのでお気に入りの野の花です。
有り難うございました。
またまた亀レスが始まりましたが あきれないでおつきあい下さいね。
今年は早いうちから暖かくて何処でも 開花がとても早かったようです。
愛知県のセツブンソウで有名なお寺でも一月から咲いていました。 3月の半ばでは終わっていても仕方ないです。
白い花びら(萼)をのぞき込むと黄色い蜜腺と 青い葯がとても綺麗です。本当に春の妖精ですね?
覚えておきたいと思います。野の花を調べるのも一苦労で・・・
本当に小さい花なので撮るには苦労します。
珍しくひどい風邪をひいてしまって さっきまでひたすら寝ていました。
さっきまで・・・って言うのは あしたどうしても今庄(福井県)の方へカタクリを見に行きたいと思っているので 身体慣らしに起きなくちゃ・・・と重い身体にむち打って起き上がったところです。
鬼の霍乱です。
カテンソウの花の開き方はとても面白いのです。 私のつたない説明よりも ネットで調べて戴いた方がわかりやすいと思うのですが 雄しべは花柄を突きだして花粉を煙のようにはき出すんですよ。
その瞬間が見たくてカテンソウの葉っぱを見つけるとつい触りたくなってしまいます。