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Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

真っ赤に染まるごんぎつねの里

2013-10-26 20:24:33 | まち歩き

今年は新美南吉生誕100年だそうである。
出身地の半田市はもちろんのこと 教鞭をとっていた学校がある安城市でもいろんなイベントが催されていた。

新美南吉の作品は好きである。 子どもの頃ごんぎつねを読んでそのやりきれなさに胸が痛くなった事が懐かしい。 手袋を買いに のようなほんわかした話は案外少ないような
おじいさんのらんぷも なんだか辛い話だった

毎年彼岸の頃になると 半田のごんぎつねの里は賑わう。 矢勝川に咲く彼岸花を見にたくさんのひとが押しかけるからである。

お午がすぎると、ごんは、村の墓地へいって六地蔵さんのかげに
            かくれていました。いいお天気で、遠く向うにはお城の屋根瓦が光っています。
            墓地には、ひがん花が、赤い布のようにさきつづけていました。

ごんぎつねのシーンです。

このシーンを現実のものにしようと考えた地元の小栗さんの努力で 矢勝川には赤い布のように彼岸花が咲き続けるようになったのだそうです。
Akainuno
これって凄いことなんだと解りました。今でこそ沢山の人が手伝うようになったのですが 初めは一人で球根を植えたりして 地道な作業だったようです。

今では100万本 東西二キロメートルにわたっているそうですから。

せんじつ母が「彼岸花って凄いよね ちゃんと彼岸を知っていてその時期になると花を咲かす。 私もいく株か欲しいな」
と言うのでネットでポチッとしたらあらら~高い
下手すると一株2000円ほどするでは無いですか? 私財をなげうって?
私には絶対出来ないことです。 計画壮大すぎます。

ちなみに 私彼岸花あんまり好きではありませんでした。 葉っぱが無いまま花が咲いている姿も嫌だし 子どもの頃 いつもお墓の回りに咲いていたこと 手折ると乳汁がでてねちねちすること  本当かどうか解らないけれど 毒があるんだと教えられたこと・・・・・
等がその理由だと思います。

今回現地を訪れてみて(半田は何度も行っているのですが彼岸花を見に行ったのは初めてです)ここはごんぎつねの世界を再現した世界なのだ・・・・と思い知らされました。

Kinennkan

新美南吉記念館から始まります。
この地域 半田市岩滑が南吉の生誕地と言うことで 南吉の愛した古里が 昔のままかと思われるぐらい懐かしい様子で残されています。
ここは拠点になるでしょうか? 展示も素敵です。
南吉の作品とこの地方を意味づけて展示してあるところなどは 胸が熱くなります。

矢勝川は この記念館の右手に行ったところにあります。

Gonnohasi
狐のゴンは 向かいにある権現山からとったのでしょう。
南吉の遊び場所だったこのあたり行ったり来たりしながらいろんなお話を作っていたのでしょうか?

あらら これはいけません
丸木橋か土橋が良いなぁ・・・・
せめて木の橋が良いなぁ

Hana_2
植わっているのは彼岸花だけでは無いですよ。
自然のもので無いとは言え 花一杯です。

Gongenyama
川の向こうに見える低い山が権現山のようです。 子供たちが遊ぶのにほどよい高さですね。
今ちょっとはげ山になってますが

Higanbana

Higanbana2

Higanbana3
隈取りのある彼岸花もありますねぇ

Dote
出かけたのは9月26日

今年は暑さのせいか半分くらい花終わっていました。それでも凄いです。

Kamera
カメラの花も咲いています。
立派なカメラばかりです。
近づきません。

群れを嫌い・・・・・(大門三千子かっ!)

お殿橋を渡ります。

昔阿久比に再嫁した於大の方を慕って家康がこの橋を渡って阿久比に入ったと書いてありました。街道とも思えない田舎の畑の中を家康がいつも利用していた・・・・なんかほのぼのします。

阿久比ってそんなに近かったっけ?不思議に思って山の向こうを見たら確かに阿久比のアピタが見えました。しかし 岡崎から通る道かなぁ? 

人混みを避けて汎愛側を歩いて一周します。(これが案外遠かった) 川があるので途中で戻ることも出来ず・・・・・

Susuki
風にススキが揺れます。
きらきら光っています。

久しぶりに頑張って歩いて 気分が良いので 新美南吉にもう少し触れたくて記念館に寄ります。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新美南吉の記念館へ行ったきりです。 (mcnj)
2013-10-27 10:27:19
新美南吉の記念館へ行ったきりです。
周りの所縁の地も、見ておくべきですね。
また、行きたいとおもっております。

矢勝川のヒガンバナは、見ておりません。
来年は、時期に合わせて、言ってみようかと思います。

ヒガンバナの根には毒があるらしいですね。
昔は、土葬だったために、野犬よけに、墓の周りに植えられたそうです。

花のある時は葉が無く、葉があるときは花が無く、お互いに、相手を想い合う双想花と言う、別名があるそうですね。
返信する
mcnjさん こんばんは (どら)
2013-10-27 23:07:05
mcnjさん こんばんは
双想花ですか? 聞いたことあるような気がしますが 彼岸花の別名とは知りませんでした。 
曼珠沙華は知っていますけれど

彼岸花は毒があると聞いていましたが 根っこにあるのですか? 墓荒らしを予防するために・・・・と言うとシキミも一緒ですね? 昔の人は本当に知恵がありましたね
半田は 山車祭りも有名です。 5年に一度の曳き揃えば絢爛豪華で迫力有って素敵でした。私の記憶では去年がその年だったような・・・・是非一度いらしてください。
矢勝川の彼岸花は 9月 本当にお彼岸の頃が一番良いようです。 私アップするのが遅いので間違いそうですね?
返信する

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