先週バスで隣り合った女の人が教えてくださった山。 岡崎の人だったけれど 新城の里山にとても詳しい人だった。
新城の中宇利ににね 比丘尼城址があるんですよ。ここは低山だけれど花の山でね・・・
変な名前 中宇利丸山? 初め字も解らなくて 口の中でぶつぶつつぶやいていた。ん? どこかで聞いたことがあるな。 やがて三河遠州の超低山ハイキングの中に出ていた山だと気づいた。と同時に 字も浮かんできた。
良し 今週はそこか 中津川の笠置山にしよう。
朝おきたら体が重い。 このところ 寝付かれなくて 寝不足? そのせいか ぐるぐるして気持ち悪いし 少し横になってから 考えよう・・・と思って再びめが冷めたのは9時
これでは中津川までは行けない。
豊橋まで大渋滞の中のんびりのんびり 走った。私としては珍しい事である。 1号線 5号線 31号線・・・と乗り継ぎついたところが中宇利 左に中宇利城址とある看板を見て とても興味そそられたけれど 反対側に曲がって 田んぼの中をうろうろ。 水を張った田んぼは美しく ようちえんの子ども達のお散歩に出くわす。 脅かさないようにゆっくり進む。
車やっと通れるような狭い道 遠慮しながら比丘尼城址の登山口へ。 これがびっくりするような急坂。
え~~っ? 行って良いのぉ? そんな感じ
この山は全山蛇紋岩で出来ているんだって。 蛇紋岩って何? 蛇って名前がついているだけでもいやなのに 蛇模様だったりして・・・いやだ~
比丘尼城址までの全山が 桜の野外(当たり前か)展示場みたいになっている。世界の桜が集められていて 地元の人が桜や この山に育つ山野草や動物をとても大事にしていることが解る。 看板にも工夫があって ちょっとした勉強をしながら登っていける。
世界の桜 日本の桜120種 8850本 植えた人2000人って凄くないですか? みんなの祈りのような気持ちが伝わってきます。 それでも心ない人が後を断たないのでしょうか? 戒めの看板はこれでもかっって あちこちに掲げられていました。
花はシライトソウが盛りです。 始めてみましたが 直ぐにシライトソウって解りました。 ぶるっ ぶると来ます。 初めての対面。 清楚で すっくと立って この花全山満開で 登山道の両側に 涼しげな色を添えてくれる。 でもあまり書かない方が良いのかしら? 絶滅危惧種だとか聞いたこともある。ユリ科の花っていうのはぴんと来ないけれど 笹ユリが咲く前に ここではいっぱい咲いている。
シライトソウの他には この時期は目立った花は無いけれど それでも野の花は元気。
終わりかけの山躑躅に変わって と言うわけでは無いでしょうが 足もとを豊かにしてくれる。
桜の木には それぞれの名前がついて 和歌や エピソードが載せられている。
暫く行くと 中宇利の田園風景が見晴らせるようになる。 水を張った田は キラキラして綺麗。 豊かな日本の自然を感じる。
左側に 立派な東屋が建っている。 ここでおにぎりでも・・・と思ったけれど 出だしが遅くて心配だったので先を急ぐ。 道は総てオススメコースとして矢印があったりするので 踏み後はいっぱいあるけれど 心配は無い。
頂上まで登る途中に三人組に出会った。 降りるところらしい。 どこからいらしたのだろう? 駐車場に一台先行者の車があったから あの人達のだね?
直ぐに頂上に着いた。 少し広くなった所に比丘尼城址の碑があるだけ。 比丘尼と言うのだからこの城は女城主だったのだと思う。 前にこの辺の歴史を見ていたときに そんな話を聞いたと思って調べてみたけれど 今のところ誰の城だったのか解らない。うーん 気になる。
展望はまったく開けないけれど 昔は良かったのだろうか? あまり城の造りに詳しくは無いけれど 見晴らしが悪いのは 城作りには致命傷ではないの? それとも 人目を避けていたのかしら?
どっちにしろ 世界の桜 と言う展示は勿論無かったので 今とはだいぶん違う様子をしていたのでしょうね?
さて どうしよう? このままさっきの人達の後を追って帰ろうか? 小さな山とはいえ 誰もいなくなった山を 鉄塔の方へ回って 丸山まで行くつもりだった。 山野草と言っても 草が元気に育っている山は 私の大嫌いな蛇君がいるではないの。
道は50センチほどの広さしか無くなってきた。 こ 怖い どうしよう? 鉄塔を越えて 蛇紋岩地帯に出たら 見晴らし良くなって 足もともよく見えきっと 大丈夫。 鉄塔は直ぐそばに見えるじゃないの? 自分をふるいたたせて進む。
カサコソ カサコソ いや~~ん 見ないでおこう。 足もとにさえいなきゃ良い。 時々トカゲが草むらに入っていくのを見たけれど きっと蛇君も・・・
走るように駆け下り 時々木々に目をやり・・・変な山歩き
本当のサクランボの木では無いので 小さいけれど 赤い実はおいしそう。 でもつまんで食べなかったよ。本当だって!
左の方に大きな山が見えてきた。頭の上を鉄塔が・・・
直ぐそばにもう一つ鉄塔があり そこに丸山の説明があるらしかったけれど 敗目の鉄塔をくぐり右の方に進路を取る。
鉄塔まで来ると 先ほどまでいた 比丘尼城址がある山が見える。 木々の間から東屋も見える。
もうこんなに来たんだ。
頑張れ!
おっ! 笹ユリ
ここは笹ユリの群生地 まだ咲いていないけれど 明らかにその準備をしているのが解った。 後二週間もしたら 登山道にはシライトソウに変わって 笹ユリの花が見られるんだ。
桜も見たいけれど 笹ユリの群生もみたい。
やがて景色が変わってきた。 蛇紋岩地帯に出る。
里の景色が見えるのが不思議な位 辺りの景色はアルプスなどで見られる様な開放感いっぱいの景色だった。
木々は山桃と 赤松らしいが 山桃はよく分からない。
赤松は背も低いのでハイマツの様にさえ見える。
花は背の低い躑躅と 白い?
クサイチゴだと思ったんだけれど 葉っぱが少し違うみたい。 何だろな?
このまま里へ 滑り台が出来そうな斜面だったけれど やがてもう一度木陰に入る。
暫く雨が降っていなかったので 良かったけれど この坂道は 苔むしていて 滑りそう。
雨上がりには かなり神経を使いそう。 でもそう長くは無く 木々の間に田の水が光って見えるようになると 無事下山。 田んぼの傍らの花を眺めながら駐車場に戻る。
今回の収穫は 初めて見るシライトソウ。 そして小さな里山を 大事に大事に守っている地元の人々の努力。
桜の咲く頃にまた来たいな!
シライトソウ、きれいですね。こちらにも群生地があるのですが、まだ見に行っていません。ノアザミの次はコバノタツナミソウでしょうね。(写真にマウスをおくとカキドウシとありました)ダイヤモンドトレイル、二上山にも写真がありましたが、そこでは「ラショウモンカズラ」とありました。
どちらもコバノタツナミソウだと思います。
タツナミソウより葉っぱが小さいです。
ここにはササユリが群生しているのですか?花の時期は素晴らしいでしょうね。
地面に這っている白い花は何でしょう。
バラ科の植物のようですが、バラ科は大抵上に伸びます。調べてみます。
それにしても近くによい里山があるのですね。羨ましい限りです。
この週は仕事で、すみませんでした。m(__)m
素敵な里山ですね。
桜の咲く頃、行ってみたい
ですね。
中宇利丸山は 中宇利という所にある丸山と言うことのようです。 解ってしまえば変な名前でも無かったのでした。
ここのブログ 画像の名前が出てしまうので困ります。 やはりばれちゃいましたね? 画像を作るときには 間違っているかも知れないと思いながら名前を付けなくてはいけないのでこんなことが良くおきます。 このページは直しておきました ありがとうございます。
笹百合がどのくらい群生してるかはよく分からないけれど あのシライトソウのように 登山道を飾ってくれたら嬉しい。
でもチョビ様が登るには物足りないと思いますよ。私渋滞の巻きこまれて片道2時間も掛ってしまいました。 2時間かけて出かけて行くならもう少したくさん歩きたかった。 近くの山をセットで登ると良いようですね?
笹百合 是非見てきてください。 どのくらい咲いているか調査お願いいたします。
元々お互いに仕事をしていれば ご一緒できない事が当たり前です。
どうしても行きたいときは 休んででも駆け参じます。きっとまた近いうちにご一緒できると信じています。
それよりも心配はオモニです。