Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

甘い香りの街

2007-09-07 22:49:40 | 日記・エッセイ・コラム

若い頃 お菓子を焼くのが好きだった。まだ幼い娘を預かってくれて「気分転換に名古屋迄行っていらっしゃい」と言われたので 月に2-3度お菓子作りの教室に通っていたからだった。

何かを覚えるのはとても楽しくて 帰ってきたら おさらいと称して 直ぐに作ってみる。

まもなく 豊田に引っ越して 団地住まいをするようになった。 あまり人付き合い好きでは無く 毎日 パンや お菓子を焼いて暮らしていた。 コーヒーを挽いて お菓子の甘い香りが立ち上るのを待ち できたてのお菓子を食べる。 

幸せな筈だった。 「○○○さんのところ いつも甘い香りがするね」 そんなふうに思われるぐらい お菓子作るぞ って思っていた。 やがてそれが無理だって解った。 娘はとても食が細く 作っても殆ど食べない。 亭主の会社のみんなのおやつになったり 団地の子ども達のおやつになったり。。。そんなことをしているうちに お菓子作らなくなった。

先日 ピーちゃんと 青春18切符を使って西宮の甲山近辺まで行ってきた。

Kabutoyama 手の骨を折ってからは 歩くことも侭ならず 一ヶ月以上歩いていない。 体力付けるために そして優しい山と言うことで選んだ。

結果は炎天下で へろへろの歩きだったけれど 今回はもう一つ目的があった。

ツマガリのクッキーを買ってくること。

娘の婚約者のお家から送っていただいたクッキーは 香りが良くて本当においしかった。少し前にネットで取り寄せたばかりなのに また欲しくなった。

甲山の神呪寺から 転げ落ちそうな坂道を下って来ると 「あ 良い匂い」甘い香りが一面に漂っている。ツマガリの研究所だった。 懐かしい匂い 

あの団地で 毎日毎日焼いていた匂い。 勿論比べると とても同じとはいえないけれどね。 チーさんに教わった シュークリームを食べるために 更に降りていく。 香りはいつまでも 続いている。 この町はお菓子の街?

駅を降りたら お菓子の香りがする街なんて信じていなかったけれど この町は 幸せの香りがするよ。 駅まで行ったらビゴのパン屋さんもある。

ここからも良い匂いしていたよ。

Bigo

仁川の駅でビゴのグラタンランチ食べちゃったから 横目で見ただけだったけれどね。なんだか久しぶりにケーキを焼きたくなって 帰ったら直ぐに材料を買いに行ったのでした。

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眩暈

2007-09-07 01:12:09 | 日記・エッセイ・コラム

やめて~ 愛してないな~ら~♪

って話では無く あの頭くらくらの話。

昔3D絵本を見るのが流行った時期があった。 本屋で手にとって さかさにしてみても 目に近づけても 離しても。。。いろんな努力をしてみても どうしても隠れた絵が出てこなかった。 それようのめがねが付いていたようだけれど 面白くない。 

みんなは見えるのに どうして私にはみえないんだ~

わが家のトイレに座ると 目の前の壁に 大きなカレンダーがかかっている。 ピーターモッツだったと思う。 綺麗な花のある風景がお気に入りで 毎年それを掛けているのだけれど そのカレンダーは 亭主の会社のカレンダーで したには電話番号屋会社名が書かれている。

それで不思議なことに ここに座ると そのカレンダーの文字が 左右 寄ってきて重なって見える。 あ これこれ これができれば あの3D絵本は見えるはず・・・

試したことは無いけれど

話は変わって この頃とても目が疲れる。 視力は良い。 そのため余計に老眼との差が大きくて駄目なのかもしれないけれど・・・ 

ある日 「なんだか 今日は 視界がはっきりしない日だな」そんなことを思って トイレに行った。 座ると あらら? カレンダーの絵が 水に映った景色を かき混ぜたようにグニャグニャしている。 うへっ 気持ち悪っ

どうなっちゃたんだろう? 今目を見ると 目がぐるぐる回っているのだろうか? 目を瞑れば良いんだ 見えなければ ぐにゅぐにゅの景色は見えないはず。 目を瞑って見る。 やがて頭のてっぺんがぐらぐらする気がしたけれど それも収まってきた。

何なんだ~ これはいったい何なんだ~

脳梗塞? もうどんなことが起きてもおかしく無い年だけれど。。。 若いときから 50になったら 身の回りをすこしずつ整理して いつ何が起きても 残った人が困らないようにしておこう と思っていたはずなのに 何もしていないことに気づいた。

ありゃりゃ このままだと 生命保険も子ども達 もらい損ねるよ。 と言って 急に競り始めると「やっぱり 自分で 解ったんだねぇ 」とでも言われそうで・・・困った。

先日 西ノ宮まで電車で行く機会があって 同行してくれたピーちゃんにその話をした。彼女は看護婦さんである。

「あぁ 眩暈ね」

え? あれが眩暈って言うものなの? 眩暈って頭がふらふらするだけなんだとおもっていたら あれが眩暈かぁ・・・ それはとても気分の悪い物だったけれど 少し安心したりおかしかったり

私 閉所恐怖症 MRIに入る瞬間 脂汗が出て呼吸困難になって 機械を止めてしまったことがある。 それ以来 脳の検査はしないことにしている。 もっと楽に調べる方法があったらいいのに・・・・

でも 眩暈なら きっと大丈夫。 ちょっと疲れていたものね。

栄養いっぱい取って(まだ取るの?) また元気になるさ。

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幻の宝剣越え

2007-09-05 22:07:20 | 山歩き

三の沢から戻るときに 宝剣を越えて 乗越浄土に降り そこから八丁坂を千畳敷まで歩く。

Gunsei

それはなかなか魅力的なコースだった。 山登りに興味を持ち始めて ずっと憧れ続けた道だった。 しかし 極楽浄土からの岩登りは かなり危険らしく いつも山の話をしてくれる赤とんぼさんが 犠牲者の碑の写真や 毎年の犠牲者の統計表などを送ってくれて牽制してきた。 「いつか宝剣へ」 北側からならいける。

今回 風もなく お天気にもまったく不安材料が無かったので 息子が行きたがるのを許した。ジオンさんが一緒だという安心感もあった。

しかし私には とてもいけない。それどころか 思いがけず大ブレーキになってしまったので 後から写真を見せてもらって 行った気になって楽しむしかなかった。 それにしても 凄い。 あまりに綺麗で 魅力的だったので 自分は何も説明できないけれど せめて写真を見てもらいたいと おまけのページを付けることにした。

三の沢 偽のピークでへろへろになっていた頃 宝剣のてっぺんに赤い点が現れた。 「息子だろうか?」「まさか 早すぎる」「それにジオンさんがいない」 下の方を見るとジオンさんらしき 黒い影は 宝剣のとりつきから登るところ・・・

「あ やっぱり あれは息子なんだ。 どうも正座しているみたい。 せっかくの頂上に立つ雄姿は 母は付いていけなくて 残してやれないや。」

Houkencyoujyou ここがてっぺんの てっぺん。 頂上も狭いけれど この岩に立つのが あこがれらしく 努力するも 正座するのが いっぱいいっぱいらしい。 何しろ このまま バランス崩したら 千畳敷まで真っ逆さまだからね。

Houkenkarasenjyoujiki

こんなんだよ 右下に 宝剣岳の看板が見える。 あの大岩に立つと こんな景色が見えるらしい。 お~~ くわばらくわばら 千畳敷が遙か向こうの下界に見える。ロープウェー乗り場は 薄い雲に霞んでさえいる。 どうやって登ったんだろう?

Houkeniwaba4 こんな斜面を登っていく。 岩をつかみ 足をかけ鎖をつかみ・・・三点保持って奴だね。 点のように見える人 高度感を楽しみながらか 戦いながら。。か 解らないけれど

なかなか難儀な登り道のようだ。

Houkeniwaba2

Houkeniwaba_1 や~ん 誰か登ってくるよ。赤い点は人 このまま足を滑らせたら。。。。

ゆっくり落ち着いて足を置く場所を決めないと

それにしても登り始めたら 「やーめた」って言うわけにいかないのだろうな。 これを下るのは 何よりも怖い。

Houkeniwaba3  Tendoba

 

息子はその後 駒ヶ岳を目指し 途中の中岳で時間切れで戻ってきた。 中岳からテン場を 覗いたところと思われる。 宝剣から見たら 何と穏やかな様子をしているかしら?

厳しい登山道だから 途中の花や景色は特別に嬉しい・・・・かな?

Hakusanitige_1 Kibanashakunage                     

Senjyoujiki Koma2                        

Sinanokinbai_1

最後におまけのどうでも良い画像。

Senjyoujikikaru 一昨年のお正月 家族とここへ来た。山登りをするのは私だけだったから 千畳敷迄いってみるか・・・と言う軽いのりできた。 勿論アイゼンは全員分持ってきたし 登山靴で来たけれどね。

千畳敷は 当然ながら 2メートル近く雪に埋まっていて 風紋の付いた雪の上を歩いてみた。 踏み固められた道を外し ずぼっと足を取られたことも

真ん中まで行っておでんを温めて食べた。その時に足もとに木の柱の様な物があって そこにのって ボンベも置いて・・・

「お母さん お正月におでん食べた場所解ったよ。」とおかしそうに話した息子。

Houken_2  Yukiasobi

ハイ 私たちは確かに あの千畳敷カールの看板の上でご飯を食べました。ごめんなさいです。

さて 息子の写真を使って 私も仮想山登り。 いつかいけるかな 宝剣。それまでに足腰鍛えないとね  どうも中央アルプスと私は 相性が悪いみたい。 こんなに憧れているのに 山はなかなか 私を受け入れてはくれない。

コメント (6)
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