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Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

11/23 京極氏の城 上平寺城へ

2013-12-11 22:15:08 | 山歩き

弥高寺も後に京極氏が城として使ったようですが 隣の尾根には上平寺城があります。

支尾根の一つを利用して作られていることは弥高寺も一緒ですが上平寺城は京極氏の館跡の上の方に有り 町を含めて中世都市の形が残っているようです。

Jyouheijione
ドライブウェーの手前 二つ目の尾根まで行くのかな? 谷を二つ越しますが かなり難儀なトラバース道です。

紅葉が美しいのが嬉しい。

Kouyou
しばらくは明るい道を軽快に・・・・?

20分ほど気を抜けない道が続くというのでちょっと緊張しています。

前に来たときはさほど感じなかったのですが 危険な道は今回は下りになりますから

Nyujyoukutu
入定窟です。

この中に入って水だけを飲み仏になるのを待つ。
なんだか良い気持ちがしないのですが ここで何人の方が成仏されたのでしょうか?

中にもう一つ扉があるそうですが 私のように意志の弱い人間は途中でや~めたって言いそうで それが出来ないように閉じ込めておくって事でしょうか?

ブルブル

Tani
いよいよ谷に入ってきました。
行者谷

深く下の方まで切れ落ちているのでもしもの時は相当の覚悟が必要なようです。

Tani2
木々が植わっているのでさほど厳しい道に見えませんが 道は狭いところは立つのがやっとで しかも足下悪いです。

下りになっているのでうっかりすべると谷底へまっしぐら・・・・

Tani3
慎重に 慎重に

Bunki
この日の私 どうしてか足に力が入らず とっとっと・・・・となって止まれないことが何度かあって 肝を冷やしましたが 20分ほどのトラバースは何とか終わりました。

Horikiri馬の背・・・・ではありません。
凄く大きな堀切です。

左右の堀切はとても深いです。 今では土やら落ち葉やらで大分埋まっているでしょうが 作られた頃は50メートルとかの高さまで削られていたのでは無いかと

弥高寺にも堀切はありましたがここまで深くは無くやっぱりアレはお寺だったのだ・・・・と

特にここは美濃との境 織田信長を意識して国境整備の城としての役割を持っていたようで 浅井長政の手が加わっているようだと言うことでした。

いくつもの堀切は深く 下の方は手の指のように放射状に何本も通っています。
こんなに堅固と思われる城もやがて役目を終える・・・・これが歴史って言う物なのでしょうか?

Oohorikiri
ふと疑問が・・・・

こんな深い堀切を どうやって作るんだろう? すべって落ちていかないの?
その答えはまだ見つかりません。 誰か教えて

Yatakahyakubou
さっきの弥高寺跡が見えます。
真ん中の台地のようなところがそうです。

近江のマチュピチュって言うのも なるほどね

Honmaruhe
本丸到着です。

斜面をよいしょよいしょと登りますが ここは本丸への道では無かったようです。
上平寺城跡を整備したときに付けた道のようです。

虎口は 反対側東の方にあったようでした。

Honmaruato
本丸跡

今日はここでも狼煙が焚かれたらしいですが 私達が行ったときにはもう片づいていて跡形もありませんでした

二年前に来たときには草がいっぱいでしたが綺麗に刈られて気持ちの良い広場になっています。

実は一月前に同じコースを歩く計画があってその時にの人達が道の整備をしたり草刈りをしてくださったようなのです。 雨で流れましたけれど

Kuruwa

上平寺城本丸に続く道は 一本道です。 ぱっと見た目よそのお城にあるような複雑な構造は撮っていません。 まんなかのに登城道が有りその左右にいくつかの曲輪が続きます。
それでも 城を守る工夫はいっぱいあります。

いくつかの掘り割りはもちろんですが 真ん中を通るしか無いに対して上のどの建物からも攻撃は可能で やっぱり戦を意識した城だと感じます。

Dorui

Dorui2
上から狙い撃ちです。

Dorui3

こんな風に正面と側面を厚くて高い土塁で囲み枡形を作ったと言う工夫は朝倉氏の援助を受けて改修したようで 堅固な城になりました。

弥高寺からトラバースして上の方から上平寺にやって来ましたが このあたりで城の縄張りを離れるようです。 京極氏の館跡に降りていきます。

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11/23 今年ののろし駅伝は弥高尾根でⅠ

2013-12-07 21:42:42 | 山歩き

第12回近江中世城跡 琵琶湖一周のろし駅伝が今年も開催された。

琵琶湖を取り巻く中世の城跡にてのろしを順番に上げていってそれを見物しようと言うものです。大分前からこの行事知っていたけれど マラソン?と思ってしまったので 私には縁が無いと思っていた。

来年の大河ドラマは 近江の軍師黒田官兵衛だそうで 今近江はとても盛り上がっている。同時に岐阜県出身の竹中半兵衛も取り上げられると言う事で二人のヘエ ニヘエの事を学ぶ講演会とセットだった。

Start
琵琶湖の周囲の城跡に次々上がるはずののろしを見物すべく 標高差400ほどの山歩きをしなくちゃね

弥高尾根は伊吹山の支尾根の一つで 昔弥高百坊と言われる大きな寺院があったところ。

その後京極氏の城としても使われていたようである。

悉知院の先 林道を上っていく。 前にここを歩いたときは林道はトラックが多いと言う事で ずっと登山道を歩いた。

折しも 紅葉真っ盛り。 楽しみな山歩きになりそうです。
偶然に Yさんも来ていて これも楽しい山歩きを予感させることになった。

Tozandou学芸員のお兄さん とても元気で早くて早くて・・・・

早く歩くの苦手です。
おいていかれそうになりますが 毎年参加されているおじいちゃんを見て頑張ろうと思います。

実は今日は弥高寺跡でさつま汁の振る舞いがあります。

普段は車の入れない林道を何度も軽トラが行きます。 どうしても歩くの辛かったら軽トラ乗せますよ・・・って

Kamahajyouhoumen
鎌刃城方面が見えますが あれれ 雲が厚いぞ

朝出かけるときは大丈夫だったのに・・・のろしの煙が漂っている?

Yabumurasaki
やぶむらさき

Ori
猪檻か 鹿檻か

こんなのがいっぱいあります。 木の皮が剥がされないようにタフロープがいっぱい巻いてあって・・・・

獣害も大変です。

Tozandou2
この道参道では無いでしょうけれど ずっと弥高寺跡まで続いています。

所々で前に使った登山道と出会います。 そういえばあのとき何度も林道に出たなぁ

Tozandou3
かさこそと枯れ葉を踏んで・・・良い感じです。

Benibananoborogiku
花はもうすっかり終わってしまって

ベニバナのボロギク
こんな花もこの時期はだいじです。

Tozandou4
車はもう入れません。

鍋釜どうしたのでしょうか? あと少しで大門跡につきそうです。

Daimonato
建物は何も残っていないのでわかりにくいですが ここが弥高寺の入り口になるのでしょうか?

手前には大きな堀があります。 

もともと必要のないもののはずですが 寺が城として改修された結果です。

この道も大きく湾曲しています。 土塁に見える土盛りも 一部石垣が組まれていたことが見えます。

Isigakiato
石垣の名残が見えます。

いわゆる石垣では無く石垣を数段組んでその上に土を盛ったようです。

それにしてもどんどん天気悪くなってきて・・・・これじゃのろしは見えないかも

琵琶湖を取り巻く山城にどんどん煙の筋が上がっていくことを想像してわくわくしていたので 残念です。

ま 行って見ましょう。

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11/22 雨生山へ  友を案内して

2013-12-04 23:19:20 | 山歩き

次の山は 雨生山です。

びくにやまから見ると林道を挟んで浜名湖側  比丘尼山から鉄塔を辿っていくと金山にもいけます。 金山と雨生山は尾根続きです。

林道入り口に車を駐めてまず腹ごしらえです。 おにぎりを持ってくる約束で 私はおでんと 果物を持って行きました。 寒さを避けて車の影でおでんを温め・・・・・これが喜んで戴けたようで 汁も最後まで飲み干してもらえました。

Ryuunougiku
しばらくは林道を歩きます。

リュウノウギクのまるっとした可愛らしい姿が見えます。

癖のように葉っぱをつまんで揉みクンクンします。
良い匂い~~

Yabumurasakiヤブムラサキ

何と実の付き方が控えめなんでしょ
一番の特徴は葉っぱでしょうか?
ビロードのようにふわふわしています。

Sawasirogiku
このサワシロギクは黄色いなぁ

Hiiragi
柊の花が・・・

柊ってクリスマスのリースは赤い実がついているけれど 間に合うの?

って言ったら「アレは西洋の柊 日本の柊は今花が咲いて 春に赤い実を付けるんだ」って

藪こぎして お花博士に教わった竜胆やセンブリの咲く砂礫地にも寄ったけれど 足下の株があまりに小さいので 撤退。 不用意に踏みたくないしね

Tozandou
更に林道を歩くと 二度ほど折れて右側に登っていく。
ここからが雨生山へののぼり口になっている。

尾根までにまた一杯のセンブリや竜胆が見られるよ・・・・と思ったら笹ぼうぼうでなかなか見つからない

ありゃ~

Azami
アザミ

Soyogo
そよご

赤い綺麗な身がついている。
まだ残っているところを見るとあまり美味しくないのかな?

ソヨゴの葉っぱは波を打っている。 だからそよごって言うんだって

Kuroimi
黒くて 割合大きな実がなっている。

お茶の実? (?_?)ん訳ないよな

Bikuniyama
眼下に比丘尼山

所々にはげ地が見える。
さっきあそこにいたんだね

Sawasirogiku2
サワシロギクの最後の姿です。 初め白かったけれど 最後にピンクに変わるのです。

Tenbou
反射板の所までやってきました。
同じ景色ですが少し高くなりました。

比丘尼山が標高222メートルに対して雨生山は313メートルです。

もっとも反射板は頂上ではありませんが

ここは展望が良いのです。
反対側には浜名湖が見えます。

Hamanako浜松のアクトシティも見えたと思ったのですが 画像を上してみても確認できません。

展望地の斜面にはセンブリ ムラサキセンブリ 林道が乱れ咲いています。

「もう 見たい花は全部見たなぁ まだ何かありますか?」って言うから「ウメバチソウぐらいかなぁ」と言うと では・・・・
となり 尾根回りで帰る事にする

Umebatisou
あれれ 残念な姿

このウメバチソウは登山道と尾根がぶつかる所にいつも咲いているけれど もう少し状態が良いのがあるかも・・・・とお花博士が言うあかっぱげっていう砂礫地に向ったのだけれど 笹藪で道が良く解らなくっている。

これだけ沢山の人が歩くのにおかしいなぁ・・・・・と思っていたら 団体さんがやってきた。

気楽に登れる山とは言えみんなスニーカーに 身軽な服装

今から金山に行くという。何でも宇利峠から歩いてきたと言う事で 時間はもう三時近い。

「金山まで小一時間かかりますけれど・・・・」というと慌てて引き返していった。 どこかで降りることが出来ると思ったらしい。 確かに比丘尼山に降りることは出来るけれど そこから宇利峠までは一体どのくらいかかることやら・・・・

Sasayabu
ずっとこんな道で 見たい花も見たし・・・・と言うことで私達も降りることにした。

彼らは瀬戸まで帰らないといけないからね。

花一杯の山は 充分満足してもらったようで 「ありがたみが薄れる」なんて不満まで戴いちゃった。

でも この時期でも 沢山残っていた花に私も満足 

今度は何時行くかな?

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11-22 もう一度比丘尼山 友を案内してⅡ

2013-12-03 21:57:48 | 山歩き

Azumayakara
東屋からの景色です。
先程とたいして高度は変わりませんね? 標高200あるでしょうか?

左側に吉祥山 正面に本宮山が見えます。

東屋の裏手に竜胆の群落があるはずですが今日はどうでしょうか?

あるにはありましたけれど 写真がいまいちなので乗せるのを止めます。 昔ピーちゃんとここから下の砂礫地に降りようと試みましたが あと少しのところで諦めて登り返しました。
ちょっと急すぎました。

Yanaginogikuヤナギノギクがひょろりと咲いています。

蛇紋岩砂礫地に咲く特殊な花です。

東屋から左にトラバースして砂礫地に降りる方法がありますが 今日は城跡から回ることにしました。 二人には初めての山ですからね

Okeraオケラのドライフラワーですね

オケラは 枯れたら枯れたで なかなか風情が合っていいです。

Bikunijyouseki
比丘尼城址です。

北側の斜面をのぞき込んでみると 縄張りがあるように見えました。 小さな臨時の城と思っていましたが それなりに体裁を整えていたような気がします。

何を撮っているかって?
桜が咲いているんです。

Sakura
何ザクラかはさっぱり分りません。 この山桜の園があって 一杯の桜が植えられているので いつも何か咲いています。

もちろん春が一番綺麗だと思いますが

Ubusan
愛の鐘を通って周回のあと西の登山道におります。

ツツジの紅葉の向こうに雨生山が見えます。
桜の園を通って林道に出る方法もありましたが 戻ってから駐車場まで又登り返すことを考えて 一度比丘尼山から降りて 車で林道まで行くことにします。

Murasakisenburi3
オケラロードを通りコウヤボウキロードを通り 砂礫地の続く道を降りていきます。

同じ花が出てきます。

最初珍しかったムラサキセンブリがあまりに沢山あるので「これだけあるとありがたみが無くなるなぁ」と不届きなことを言っています

激おこぷんぷん丸・・・・でも無いけど

Sarutoriibaraサルトリイバラの大きな実が残っています。

もっと大きなのもあったのですが 遠くて撮れません。

Yanaginogiku2砂礫地に 代表的な花が続きます。

Mikawamatumusisou
ミカワマツムシソウです。

一般のマツムシソウと比べると 小さな花ですが 特徴は良く残しています。

一般のマツムシソウは 飾り花が回りを囲んでいるのに対して このマツムシソウは全体についています。

可愛い花です。

Yamarakkyou2

Noibraノイバラの実でしょうか?
ちょっと遠いので確認できませんが

やがて暗い林を抜けて 西登山口に出ます。 ここから駐車場までは数百メートルです。

Sakura2
田んぼの脇と言っても侮れません。

桜が咲いています。 八重のぼってりした 色の白い桜です。

何ザクラでしょうか?

Kitunenomago
キツネノマゴ

どうしてこのネーミングになったかよくわからない。

Sawahiyodoriサワヒヨドリ

わずか数百メートルの道もなかなか進めません

奥の方に紫色の塊が見えますね? 
アレは田んぼのあぜ道に咲く 竜胆です。

何とも贅沢な

Rindou3リボンを付けてブーケにしたい。

Yamahakka
まだあったヤマハッカ

名前はハッカなのに これっぽちもにおやしない
形がしそ科の花と言うことなんだね

Sakuratade
駐車場に戻ってサクラタデ

可愛い花ですが 上手に撮れませんでした。

さて車に乗って比丘尼山を東の方に回り 林道の入り口に移します。

お昼を食べてから 雨生山に行って見ましょう

コメント (2)
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