Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

後醍醐天皇だけでは無かった 歴史と浪漫の桜の山 笠置山

2014-04-08 22:33:46 | 山歩き

息子からもらった青春18切符を握りしめて出かけた先は 京都府。
京都府? 奈良県じゃないの?と思えるぐらい南の思いがけないところにあります。
娘に途中で「今ね 京都にいるの。」って言ったら
「会いに行こうか?」って

「笠置だよ」って言うと「あ そりゃ無理だ」って

名古屋から関西本線に乗って亀山に 亀山から加茂に向ってひた走りです。 この線昔 使ったことあるけれど 連絡悪かったり 待避待ちなどがあって とても時間かかったイメージがありましたが家を出てから3時間ほどで到着~~ やっぱ長い?

Kasagiyamaあれが笠置山

後醍醐天皇が鎌倉幕府との攻防戦を繰り広げた山です。

建武の新政に繋がる戦いですね?

桜綺麗。
桜の名所だそうです。 山にはあんまり桜咲いているようには見えませんが・・・

少しずつ気持ちが高揚してきます。 後醍醐天皇だけでは無く面白い話がありそうです。

古来から巨石信仰があったようで 山頂にある笠置寺の回りは修験場でもあったようですよ。
吉野 大峰と並ぶって書いてあるけれどそんな恐ろしげな所に行けるでしょうか?

Kasagigatatourou面白い形の灯籠が至る所にあります。
笠置型灯籠と言うそうです。

橋の欄干にある擬宝珠を灯籠にした様な・・・・

これが山頂まで続いています。
起源は平安時代にさかのぼるそうで 良くこんなの作ったなと思います。 むずかしそうじゃないですか? 

資料がなく 幻の灯籠って言われていたそうですが岡崎市の石材組合が 大正時代の本に記載されていたことを見つけて再現に至ったとか・・・・

やるなぁ岡崎の石工さん達
岡崎の匠の会のことを少し知っているのでちょっと誇らしくなったりしました。

郵便局を右に曲ってしばらく古い町並みを歩くと突然

Annaiえっ? これを行くの?
あまりに自然崇拝からかけ離れた俗っぽい看板に苦笑

Tozangutiすぐに右に入る道を見つけます。
史の道ハイキングコース

この道(東海自然歩道)をまっすぐ行くと山を超えて柳生の方へ行けるようです。(笠置街道)

Sumire_2初めコンクリートが貼ってある道もやがて地道になって行きます。

スミレが沢山咲いていますが 残念ながらスミレの種類は解りません。

Nobotoke昔から柳生へ行く人々を見守っていたのかしら?
真っ赤なエプロンを掛けた仏様です。

Tozandou低山とて侮る無かれ

ずっと急登の連続です。 すぐに息が上がってしまう私を 若い女の人が抜いていきます。
同じ電車の人でした。

石畳がひかれているようです。

Cyousekiこんな低い山でも丁石があります。

お寺へ善男善女を誘う目印でしょうか?

 

Tozandou2だんだん山らしくなってきました。

Kousindou庚申堂

道中安全の意味を持つ道祖神の意味を持つのだそうです。
特に青面金剛仏 は全ての病を取り除く仏様で特に耳の病に効くのだとか
だからと言うわけでは無いでしょうが 仏様に下に見猿 言わ猿 聞か猿が彫刻されています。

祠が新しいけれど仏様はずっと行き交う旅人を励ましていたことでしょう。

Tozandou3どんどん歩きにくい急登になって行きます。

沢山の人が歩いてきた道 ボブスレーのコースのように丸く抉れています。

Mayuおや こんな物も落ちています。

緑色をしています。
綺麗です。 ウスタビガの繭でしょうか?

Hanaこれなんだろう?

かんざしのような蘂が下がっている様子 その地味さ ヤマトグサに似ていると思ったけれど ヤマトグサはこんなに早く咲かない。
葉っぱの形も違う。

誰か教えて!

Murasakikemanエンゴサクと華鬘で迷ったけれど葉っぱがいっぱい切れているからきっとムラサキケマンだよね

Syaga早くもシャガが咲いています。

Asukesinohi中腹の飲食店のあるあたり こんな碑を見つけました

足助重範公奮戦の跡とあります。 笠置山の戦いで後醍醐天皇について闘ったようです。

つい先日 足助七城を巡る山歩きをしたばかりなので特別に感慨深い物があります。
山奥の小さな町の(いえ 当時は塩の道の中継地として賑わっていたそうですが)武将が・・・・
ここで三河人の名前を聞くとは思わなかったです。

Kiransou_2

 

咲きそろっていないですけれどね キランソウ

まだ地獄の釜の蓋(別名)には慣れませんね

Tozandou5いちど車道を横切ってまた上って行きます。 ここは七丁
もうすぐのようですよ

Sanmon門前の料理屋を通り越して更に登ると 笠置寺山門です。
とりあえず着きました。

さて ここで引き返しては詰まりません。
お寺に入って修行場巡りをしましょう。

コメント
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