世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

旅は人生の縮図 旅は人間を鍛える

2014年04月07日 | 
一難去ってまた一難。


旅にトラブルはつきものである。

特に途上国、新興国にあっては予定はあってないようなものである。


一分一秒を重んじる日本の慣習が当たり前だと思っていると

とんでもないことが起きる。




昨夜遅く(深夜1時)ハノイのホテルに着いた。

VIETJET が2時間遅れだったのだ。


LCCは、これが当たり前。

焦っても仕方がない。


なるようになる。

なるようにしかならない。




時間の約束、お金の約束は

どんなに厳しく念を押しても平然として破られる。


そのことにいちいち腹を立てていては、何事成し遂げられない。


そんな取引はしない、そんな会社、人間とは付き合わないといったところで、

それはそれでおしまいなのである。


そこを我慢して、なんとかなだめて、

あるいは相手の条件をある程度飲まなければ事は進まないのだ。



    バスのチケットセンター(プノンペン)




    バスに乗り込むロシア人カップル


それが交渉力である。

この場合、説得力はあまり功を奏さない。


言い換えれば妥協力というべきか。

折り合い力といってもいい。


どこで折り合いを付けるか。



   パスポートはバスの中で集められる(ちょっと不安)


だが、それ以前に日本人には言葉の問題がある。

それは、英語力といってもいい。


値段一つ交渉できないから、日本人と見れば高値をふっかけてくる。

日本人はあっさりそれを飲むことが分かっているからだ。


だから、相場の2倍3倍は当たり前、

10倍20倍を平気で言ってくることだってある。


つまり、実際100円のものが1、000円や2、000円と言えば日本人はそのまま買うのだ。


これほどおいしい商売はない。



ローカルのバス、LCC、場末のホテルなどを渡り歩いていれば

自ずと交渉しなければ何事も成立しない世界。


こうして人間は鍛えられていくのだ。


が、ボクの行くそうしたところで日本人を見かけたことはない。




     ベトナム側の入国審査(撮影禁止につき隠し撮り)


どうした日本人。

どこへ行った日本人。





日本人は世界から消えてしまうのか?





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