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英語をしゃべりたければ世界を知れ

2014年04月22日 | 英語
英語は言葉である。

言葉をしゃべるには、その技術より前に

意志がなければならない。


内容、話題が伴わない言葉は空虚でしかない。


新聞さえ読まない人が、世間で何が起きているかも知らない人が

世の中を語ることはできない。


自分の志や夢を持たない人が、人を説得することなどできない。


まずは経験を積むこと、知識を得ること。


経験 + 知識 = 知恵


知恵とはアイデアの源である。

知恵とは応用学であるからして、

経験なくして知識だけでは生まれない。


経験値が創造性を育み想像力を豊かにする。


そこに新たなオリジナルなアイデアが生まれるのだ。



英語を勉強するには、

まず、新聞を読み、ニュースを見ることが重要だ。


加えて、本を読みいろんな人と会っての話を聞くことも大切である。


池上彰が言っていた。

日本のニュースばかりを見ていても、

日本のことと、日本から見た世界しかわからない。


CNNやBBCを見て欲しいと。

そうすれば、ヨーロッパから見た世界やアメリカから見た世界がわかる。

世の中の見方が変わり広がる、と。


また、映画やドラマを見るときも

その物語の時代背景や歴史を知ってみれば

もっと面白く深く内容を知ることができる、とも。



その通りだ。

マレーシア機の行方不明事件だって日本では報道は小さい。


韓国船の沈没事故は、流石にすぐ隣だけあって大きく報道されてた。

だが、CNNでは双方とも連日報道されている。


ウクライナやシリアの内戦も毎日流れている。

日本では極端に情報が少ないアフリカや中南米のことも隈なく伝えている。



こうして世界の流れを知って初めて、英語もしゃべれるようになるのだ。

英語だけ勉強していても、一向にしゃべれるようににはならない。



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そこで、フリートークでは新しいイベントを立ち上げることにした。

「経済・時事英語の勉強会」だ。


英会話のみならず、TOEICなどを勉強している人にも多いに役立つ内容になる。


日程はまた追ってfacebook等で発表する。





一例を上げよう。


例えば、昨日のこんなニュースをご存知だろうか。


WORLD/中国、日本船差し押さえ 商船三井の運搬船 戦中の貸借巡る裁判(4/21)

中国の日本船差し押さえ、官房長官「遺憾」(4/21)



これは見出しだけだが、

こんなところにもチャイナリスクが存在している。



これを英語で読み解くと、こうなる。


Japan regrets China's seizure of cargo ship


The Chief Cabinet Secretary expressed regret on Monday

over a Shanghai court's sudden seizure of a Japanese vessel

in connection with unpaid wartime compensation.



ここで重要な単語と語句は、


seizure(名詞):没収、差し押さえ

cargo(名詞):貨物

compensation(名詞):補償



頻出表現と文法のミニ解説:

◆ The Chief Cabinet Secretary expressed regret on Monday

= 内閣官房長官は月曜日、遺憾の意を表明した


内閣官房長官は政府の広報担当という役目を担うため、

「the government spokesman」といわれることもあります。


ここでの「regret」は自分の行為を後悔しているという意味ではなく、

中国の動きを残念に思う、というニュアンスです。


◆ over a Shanghai court's sudden seizure of a Japanese vessel

= 上海の裁判所による日本船舶の突然の差し押さえをめぐって


先ほどの「regret」の理由を説明する部分です。

複数ある日本の船舶のうちひとつが差し押さえられ、

本文で初めて登場して いるため、不定冠詞「a」を取っています。



といった具合だ。

(「やさしい英語ニュース」から抜粋)
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