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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

人種差別 (Discrimination)

2014年04月28日 | 国際
"Japanese Only" の張り紙を出す店が増えているという。



信じられないことだ。


サッカーだけの問題ではなかった。


「Japanese Only」「Foreigners are not allowed」

北海道のパチンコ店、群馬のパブ、愛知のクラブ、大阪の不動産屋、広島のバー、沖縄のカラオケ店……。


いたる場で、「外国人お断り」を意味する看板や案内を確認した。

と、調査したある新聞記者はいう。

その数、50以上。


店主は語る。

「外人は不安を与える」「日本のマナーに従わない」


「はっきり言って中国人だよ。団体客に困ってたんだ」


「土足で畳に上がったり、勝手に2階に上がったり。

衛生面で営業停止になったら困るのはうちだ。

誰が責任をとってくれるんだい」



「けんかしたり、騒いだり。

こちらも英語が苦手だから、日本語が出来ない方をお断りしていた」



これが日本社会の縮図なのかと思うと、情けない。

それで店も国もやっていけると思ったら、大間違いだ。




「差別する国は差別される国になる」―と韓国紙に記事が載った。




「こうした背景には安倍政権の基本認識がある。

菅官房長官は「法務省で外国人への偏見や差別を解消する啓もう活動を行っている」と話すが、

「啓蒙」だけで、解決するための「措置」はない。


日本政府のこうした態度が

地方自治体や右翼団体、さらには個人タクシーの運転手も「Japanese Only(日本人以外お断り)」に傾く。


そして「Only Japanese(日本人だけ)」という孤立を招く。


差別する国は結局、差別を受けることになるのだ」と。


その通りだ。



歩道を自転車で走る。

路上で飲食をする。


これなど外国人に限ったことではない。

日本人も平気でやっている。


路上で飲食はボクもやる。


それが嫌なら、注意書きを書けばいいではないか。


喫煙お断り、

ペットお断り、などなどはさほど違和感はない。


温泉の「入れ墨お断り」も何故か日本では公認されている。



フリートークの近くには。入れ墨OKの温泉がある。

ボクも時々行くが、さして問題はない。

少し緊張はするが。


白人女性のワンポイント入れ墨は今や珍しいことではない。


入れ墨はヤクザがするものだ、という偏見が未だにまかり通る日本は

やはり世界から見ると異常なのかもしれない。



政治的には中韓との関係は悪化の道をたどっている。

これは不幸なことだ。


だが、ひとりひとりの人間としては決してそんなことはない。


好き嫌いはあっても

それを一派ひとからげに人種差別問題にする必用はどこにもない。

ヘイトスピーチも然り。



日本人はややもすれば閉鎖的な人種になりやすい。

これからは移民を受け入れずに日本はやっていけなくなる。


問題もたくさん起こるだろう。


だが、それを乗り越えないと日本に未来はない。

日本人は、もっと器の大きな人種になるべきだ。


グローバル時代は

Diversity(多様性)と Inclusion(包括性)の精神を忘れてはいけない。
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