世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

前向き志向の勧め

2014年10月21日 | 国際
       警官とアオザイ女性


2週間前ハノイに入った時は

前回の訪問の時に候補となった4階建てのビルをどう使うかという課題を抱えて

勢い勇んでいた。


日本語フリートーク・カフェと日本語学校の併設を俎上に乗せた状態だった。


だが、テナント料が高いことなどが主な原因で、別の物件を探すことに。

そしてそれはすぐに見つかった。


同じ4階建てだけど、テナント料は半分以下。


条件のいい人気物件だけに、すぐに契約に至った。

そして話が進むうちに、帰国間際になって、日本語学校一本で行くことに方針が固まった。



もともと日本語フリートーク・カフェを開くことが主目的だったが、

いつの間にか立ち消え、日本語学校にすり替わってしまった。


わずか二週間で状況は全く変わってしまったことになる。



この変化をどうとらえるか。

結論は、良しとする。


なぜなら、足場を築くことができたからである。

しかも、好条件で。


人間万事塞翁が馬(“Inscrutable are the ways of Heaven.”)


日本語フリートーク・カフェにしても、

ボクが直接経営に携わるわけではない。


現地の人間が積極的に係ってこそ事業はうまくいく。

彼らが自主的にやる気を出すことでうまく回るものだ。

アイデアのお仕着せでは早晩行き詰るだろう。


そういう意味では最高の条件である。


同じ日本語の普及という趣旨には変わりはない。

そこから段階を経て日本語フリートーク・カフェの企画を立てなおすことが賢明かもしれない。


ストレートに物事がうまく運ばないからといって、落胆する必要はない。

階段の途中に踊り場を設けることでより上りやすくなることもある。


むしろ、いい方向に進みつつある、と解釈する。


「人間いたるところ青山あり」だ。

Fortune can be found everywhere.


日本語学校に携わりながら、

その実態をじっくり勉強させてもらおう。


ちょうど、大学浪人をした一年間で急激にパワーアップした。

ストレートで大学に入学していたら、今のボクはない。

今はそうした気分に似ている。


その経験を活かして、さらに進化した日本語フリートーク・カフェを開くのだ。



【追記】


帰る直前、ホーチミンからわざわざハノイまでボクに会いに来てくださった方がいる。

例の納豆博士だ。


かねてから彼はメールでボクにアドバイスをくれていた。

昨夜もベトナムでのビジネスについて貴重なアドバイスをいただいた。


そして今中国からベトナムへのシフトがいろんな意味で広がっていることを情報として教えていただいた。

日本においてもそうだが、ベトナムでもいろんな方からの支えでここまで来れたことを実感する。


本当にありがたく心から感謝している。

次の訪越は12月の予定。

その時はホーチミンも訪ねることになるだろう。

再会が楽しみだ。



【補足】

「人間到る処青山あり (じんかん、いたるところせいざんあり)」とは、

世の中その気になれば何処ででも死ねるということ。

また、そうであるから故郷を離れ世界に雄飛するのに躊躇してはいけないということである。