世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

証拠がすべてを物語る

2016年09月17日 | 100の力
弁護士になろうかなと思った時期があった。

若かりし頃である。

証拠を並べたてて、相手の矛盾を突き論破する。

正義感に燃え、なんとなく快感を覚えるところが気に入っている。


ボクの小説『セドナ』の主人公にも弁護士を登場させているほどだ。

実際の裁判で弁護士さんのお世話になったこともある。

弁護士や法廷を舞台としたドラマは面白い。

パラリーガル的なパートナーがいれば無敵になるだろう。


だが、現実の弁護士家業はそう甘くないようだ。

昨今、夜バイトしている弁護士もいるそうな。

実際ボクの知っている弁護士さんも、

失礼だがはっきりいってあまりうだつが上がらないno-hoper人が多い。

(決まってベンツに乗っているが)


ボクが以前訴えられて(内容は下記の補足を参照)依頼した弁護士さんも、

プライドだけが高いお坊ちゃまで、正直あまり腕は良くなかった(駆け出しだったせいもあるだろうが)。

結局自分で弁護する弁論を行った。

相手方の弁護士は、検事上がりの県下一の辣腕弁護士だったが。
(堂々と渡り合ったよ)


今回、ボクが原告となっている民事訴訟の件で、

度々裁判所へ出かける機会がある。


ボクは裁判所、特にピーンと張り詰めた法廷の雰囲気が嫌いではない。

いや、むしろ好きなのかもしれない。

(日本の裁判所は、なぜ嘘はつきませんという宣誓をさせないのだろうか)

裁判官がうら若き美人であることもその理由の一つかもしれない。

まさに「美しすぎる裁判官」といったところだろう。

(そのうちマスコミも取り上げるかもしれない)

ボクの目を楽しまさせてくれるのに十分だ。

それに、やけに優しく感じるのは気のせいだろうか。



それはさておき、

証拠固めをしている。

勝手な(自己)主張は誰でもできる。

主張するからには当然裏付けが必要だ。


裁判所からさらなる証拠の提出依頼があった。

結構細かく、その全資料を集めるのはかなりの労力を要する。


昨日は、裁判所のイケメン?書記官の元へ教えを請いに出向いた。


      熊本地方裁判所

彼が証拠に関するフローチャートをかなり丁寧に作ってくれたので

その書き方について質問しに行ったのだ。

約一時間にわたって懇切丁寧に教えてくれた。



もちろん弁護士と違って費用は掛からない。


餅は餅屋で、法的なことを無料でいろいろ教えてもらえる。


第3回目の口頭弁論は来月18日だ。

あと一か月、

証拠固めの正念場に差し掛かっている。



【補足】

ちょうど20年前の話である。

大分県久住町(現竹田市)に住んでいたころ

町から立ち退きで訴えられた。

ゴルフ場開発のために立ち退きである。

現、久住高原ゴルフ倶楽部建設だ。


2年に及ぶ裁判で、結局和解して立ち退き料をもらい

現在の阿蘇西原村に移住した経緯がある。


当時、ボクが原野を開発して建てた久住高原のその施設は、

和太鼓のタオの基地になっている。


なお、その詳しい内容は、

『4 VS 5000』というボクの小説(未発表)になっている。

その当時、久住町の人口は約5000人。

ボクは4人家族だった。


行政は平気で嘘をつくことを身をもって体験した。

町全体とと一家族との壮絶な法廷闘争を描いている。