世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

彼女との関係を長続きさせる方法

2016年09月30日 | 100の力
それは衝撃的でさえあった。


ちょうど1年前、

知り合いのレストランのオープンパーティに出向いたことで

ボクの人生は急展開を見せることになった。


その日そこで彼女と初めて出会った。

ボクはサングラスをかけ、ワイングラスを片手に突っ張っていた。


      1年前のチャラいキャラ

そしてたまたまカウンターの横にいた彼女に声をかけたのだ。

彼女はぽつんと一人寂しげに座っていた。

だが、早々とパーティを切り上げ店を出たボクの脳裏は、

さほど彼女の印象を留めていなかった。


次に彼女に会うまでにそれから1っか月以上が経っていた。

別のパーティで再会したボク達は、

急速にその距離を縮めていった。


けっこう女性との付き合いは長く続くほうだ。

だが、正直彼女とはそんなに長く続くとは思えなかった。

会えば喧嘩をする。

この一年の間、別れようと思ったことは1度や2度ではない。

それでも、こうして続いてこれたのはなぜだろうか。


出会ったとき、

彼女の身辺では不幸なことが続き

かなり落ち込んでいたという。

暗かった。

愚痴っぽかった。

その割に自己主張が強かった。

天然キャラで不思議ちゃんと言われていたそうで

確かに掴みどころがなかった。


だが、何度も何度もぶつかり合ううちに、

彼女は変わっていった。

抑圧されていたものが取り払われたように

明るく、前向きになっていった。

仕事に打ち込む姿も溌溂としている。


会うたびに、彼女の良さが見えてきた。

それは、封印されていた彼女の才能が少しずつ開花していくようだった。


お互いダメ出しをしながらも、

お互いを認め、良いも悪いも受け入れた。



話は変わるが、

結婚式のスピーチの定番に、

「3つの袋」というネタがある。


一般的には、

「お袋」・「巾着袋(給料袋)」・「堪忍袋」を指すようだ。


給料袋は、新郎はしっかり仕事をして家にお金を入れること。

つまり、経済的に安定すること。


堪忍袋は、気に入らないことや許せないことがあっても、それをぐっとこらえること。

つまり、夫婦でも喧嘩したり、意見の食い違いがあることもあっても、

ただ単に怒るのではなく、相手の意見も尊重したり、一歩引いたりして夫婦仲を円満にすること。


「お袋」は育てていただいた恩を忘れず、常に敬意を持って接しなさいということ。

あるいは、子供が出来たら新婦はそれをしっかりと守って育てること、を意味し、

この3つが家庭円満の元だとされる。


だがこれには、もう2つの袋がある。

それは、

胃袋と〇玉袋だ。


料理とセックスがうまければ、

男はその女性から離れることはない。


       手際よく料理に腕を振るう


結婚生活や付き合いが長くなると、

料理はソコソコでも、

どうしてもセックスがおろそかになる。

これはお互いに言えることだが。


日本人は、夫婦の約半数がセックスレスと聞く。

あるいは、恋人同士でもセックスの回数が極端に少ないカップルが増えているともいわれる。


離婚や恋人同士の破局の原因は

性格の不一致が大変を占めるが、

そもそも、一致することが稀である。

そこは包容力と抱擁力でカバーすればいいのでは。

どこかで魅かれあったのだから、

違いを認めて、補完し合えばいい。


ボクが経験上思うのは、
(独断と偏見ではあるが)

長続きの秘訣は、

やっぱり、胃袋と〇玉袋に尽きるのではないだろうか。


話を元に戻そう。

お互い感慨深気に小さなお祝いをした。

よく続いたね、って。


で、じゃあ、もう一年続かせようか。

そうして、もう一年、もう一年・・・・・・。

気が付けば死ぬまで一緒にいたんだね、って言えるようになろうね。


【追記】

別れは幾度となく経験してきたが、

こればかりは、嫌だし、慣れることはない。

末永く、幸多かれと自分に言い聞かせる今日この頃。