世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

深夜鈍急

2019年10月06日 | 100の力
なかなか面白い展開だった。


ここ一か月余り、

ある女性とLineでチャットしたり、

電話で話したりしていた。

(すべて英語で)




これは、

「国際ロマンス詐欺」と言われる代物だ。

よくある「ミリタリー詐欺」でもある。




今回の舞台はアフガニスタン。


訓練の模様。




前線に赴き、

タリバンと交戦して

負傷した件(くだり)はなかなか真に迫っていた。






なかなか手の込んだ、

そして時間をかけた面白い手口だ。


その涙ぐましい努力に

拍手喝さいを送りながら

チャットを続けた。


そして、

何処でお金の話が出てくるのか

今か今かと待った。


          (期限が切れている)


一か月もかかった。

その間、何度も電話をかけてきたのは意外だったが。

(モーニングコールまでかけてきた)


下手な英語で聞き取りづらかった。

つたない英文からも、ネイティブではないことはすぐにわかった。


そしてついに、

現金320万ドル(3億5千万円)をイギリス経由で日本に送るという。



そして舞台はイギリス(国際宅配業者)へと移っていった。


いろいろと突っ込みどころは満載だったが、

どういう結末(金銭要求)になるのか見届けたかったので敢えてスルーした。


詐欺師を騙すのは簡単だ。

乗ったふりをすればいいのだから。

お金さえ払わなければ実害はない。

(実際払う人がいるというから驚きだ)


暇つぶし(暇じゃないけど)と英語の練習にはもってこいだった。


下手な英会話スクールに行くより実践として役に立つ。

もちろん、タダで。


最後は(お金の要求があったところで)こちらの意図を明かして、

ディ・エンド。


        (48万円の請求)


思った通り、

中国の詐欺集団だ。

website: glowdeliveryservices.com


一か月間

バーチャルラブを楽しませてもらった。




あ、カダフィ大佐の娘を名乗る女?も同じ仲間だった。

こちらは、電話には出なかったけど。

(設定が特殊過ぎたのだろう)



【追記】


突っ込みどころ。


インスタからアプローチあり、

ラインに誘導する。


アメリカ人でアフガニスタンにいるにもかかわらず、

Lineを使うというのがそもそもおかしい。

(Lineはアジア主流だから)


英文が拙い。

明らかに非ネイティブイングリッシュだ。


電話で何言っているのか分からない。

"Speak English"と言ったほどだから。


平気で軍事情報を流してくる。

(軍法会議ものでしょ)


IDを要求すると、

待ってましたとばかり、

期限切れのArmy IDを送ってきた。


時差が4時間半あるのに、

朝から電話をかけてくる。

(現地はまだ夜中でしょ)


時差1時間の中国からだからね。


などなど、バレバレネタは枚挙に暇がない。



なお、

「国際ロマンス詐欺」に関しては、

こちらをご参照ください。

http://www.romancescams.jp/teguchi.html