世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

気付きと鈍感力

2019年10月22日 | 100の力
良い兆しというものがある。


いわゆる「幸運の女神」がほほ笑む時だ。


       (澄んだ秋晴れの爽やかな朝、コーヒータイム<阿蘇マロンの樹にて>)


つまり、

ラッキーチャンスとかグッドタイミングというもの。


これは誰にでもある。

そして結構頻繁にやってくる。


ところが、

それなのに

あー、それなのに


気付かない。


目の前まで来ているのに、

スルーさせてしまう。


そうしたらもう掴めない。

いわゆる

「幸運の女神」には後ろ髪がない

といわれる所以だ。


それに

チャンスとはっきり分かる姿形をしていない。


女神というが、

男神の姿をしていることもある。


みすぼらしかったり、

危険な香りを漂わせたりしている。


苦しい試練であったりもする。


まさかあの人が、

まさかあの時のことが、と

過ぎ去って気が付いても

後の祭りだ。



それに、

結構スピードが速い。

一瞬で通り過ぎる。


意識していないと分からない事が多い。


フォーカスすれば

ボールが止まって見えるように

時間が止まる。


つまり、

出会う人、起きることは

全て何らかの意味があるということを意識することだ。


常にそういう意識を持っていることだ。


しかも、

良い意味がある、と。


ところが、

嫌だなーとか

苦手だなーとか

ヤバそーだとか

騙されるんじゃないかなどと

穿(うが)ったとりかたをしてしまうと

ホントにそうなる。


悪くとれば

悪いことが起きる。

(引き寄せ)


いわゆる

パラノイア症候群に侵されているのだ。

考えが偏執で妄想的なのだ。


PTSDでもある。

過去の忌まわしい出来事が心の傷として残り

ストレスとなっていること。


素直で謙虚であることだ。


そのためには

ある意味「鈍感」であることが必要となる。


「鈍感力」とは

気にしないこと。

些細なことをくよくよと心配しないこと。


人から悪く言われようと

非難されようと

意に介しないこと。


人からどう思われているのかなど

人の目を気にし過ぎると

動きが取れなくなる。


自分を喪失することなる。



気付きでは意識することだが、

「鈍感力」では

意識しないこと。


全く正反対のこの意識の使い分けとバランスが

生きていくうえでとても重要なのです。



【追記】


人との出会いは必ず良い意味がある。

それは神様からの引き合わせ(引き寄せ)なのだから。


だから

「この人との出会いはどんな良い意味があるのだろうか」

と必ず自問自答してみることです。


そして、

この人のために

「自分は何がしてあげれるのだろうか」

と問うてみることです。


自分の得になる人と考えるから

自分に利益をもたらさない人は

意味がなく、嫌な人となるのです。


そうではなく、

「自分が相手にどう利益をもたらすか」を考えるのです。


利他の心です。


そうしたら、

嫌な人など一人もいません。


どんな人にでも

一生懸命その人のことを考えてあげるのですから。


相手があなたを嫌いになるわけがないのです。

むしろあなたのファンになるでしょう。



出来事に対してもそうです。

(たとえ災害でも)


起きたことにはどう良い意味があるのを

考えるのです。


あんなことが起きなければ、

あんな人と出会わなければ、と

いつまでも後悔の念ばかりを持つのは無意味なことです。


過去に悔やむことなど、何一つありません。


過去が今のあなたを創り上げているのです。

過去を悪くとれば、悪い現在が、

良くとれば、良い現在があるはずです。


それに今、こうして生きているのですから。

生きている(生かされている)ことそのものが

幸運なのです。


すべての過去の出来事、

出会った人たちに感謝してください。


そして、

すべてを許し(自分を含めて)

受け入れてください。


怒りも、憎しみも、妬みも、悔やむこともなくなるでしょう。