【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

滋賀知事選のゆくえ

2014-06-27 18:47:51 | 社会・政治思想・歴史
7月13日投開票の滋賀県知事選が,6月26日に告示された。
立候補者は今のところ三人。
自民、公明両党が推薦する元経済産業官僚小鑓(こやり)隆史氏
共産党推薦で党県常任委員の坪田五久男(いくお)氏、
前民主党衆院議員の三日月大造氏。
嘉田由紀子現知事は、前民主党議員の三日月氏を応援している。
安倍政権は「原発」の争点化を避けて、低投票率のまま逃げ切りを画策している。第一、連合は原発の関西電力のしがらみで自公候補を応援しかねない。

 菅義偉官房長官は「原発が争点と主張するのは、相手の勝手でしょ。争点は景気だ」と26日の会見で語った。
朝日新聞記者の明楽麻子、三輪さち子両記者は、こう解説する。
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 アベノミクスの地方への拡大など経済政策を強調し、勝てれば、相手が仕掛けてきた「卒原発」「原発ゼロ」の主張を逆に利用し、政権が目指す原発再稼働に一定の評価を得たことにもする戦術だ。

 自民の石破茂幹事長は26日の滋賀県庁前での応援演説で「小鑓氏は産業政策の専門家。小鑓さんなくして、安倍政権の経済政策はない」と強調したが、13分の演説で原発に全く触れなかった。小鑓氏も26日の第一声で経済再生に力点を置き、18日に滋賀県内で開かれた公開討論会では「私も原発依存度を下げる方向は同じだ。三日月さんの『卒原発』と変わらない」と争点の消去にも努めた。

 一方、坪田氏は「『原発ゼロ』をこの滋賀から発信しよう」と訴えた。今年の都知事選で次点だった宇都宮健児氏や、大飯原発差し止め訴訟で勝訴を勝ち取った福井訴訟原告団長らが応援する。
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★私見★
はっきりいって、大義は共産党推薦の坪田候補。反原発で嘉田知事や小泉・細川連合が前民主党議員の三日月氏は、社民党がくむと思うが、民主党そのものが烏合の衆となっていて、原発廃炉が政策として支持母体のもりあがりを結集しうるか。坪田氏が幅広く反原発・反安倍政権の庶民票を結集することができるかどうかにかかっている。このままいけば、自公と経産省が背後に控える小鑓氏が低投票率で創価学会の組織票のおかげで当選続ける自公勢力で当選してしまうかもしれない。いま日本の原発は危険な状態であり、原発に対しての画期的な地裁判決さえ出ている。国民世論の動きがどうなるか。安倍自公政権との対決となろう。

鯨の死滅する夜に鳴き声がきこえる

2014-06-27 18:27:08 | 

鯨の死滅せる時に
哀しい鳴き声に
自然は郷愁の激怒を示した

尖閣諸島に無断上陸し
日中関係の混乱を開始させた男は
都議会で女性議員の質問演説を
陵辱するかのように貶めた

ニッポンなるものの大伽藍
空疎な中身と見せかけの絢爛豪華
実態は広島の原爆ドーム
実態は福島原発の幾何級数的に増加する汚水タンク

自然は荒れ狂い
死に絶えていった生物の遺伝子を
民衆の記憶に刻むのだろう
か・・・・・
それは私たちの生きる道にかかっている
これが私たちの生きる道なのだ
今昔を問わず
大和民族の侵略性が問われて久しい