櫻井 智志
「戦争法案」阻止を掲げて、平和と幸福の埼玉県政をめざす、という柴田やすひこ候補の闘い方は的を射て的確である。
精悍に県内各地を遊説する柴田やすひこ候補に、日本共産党とその支持者のみならず、無党派層にも広がりつつあることは、炎天下を遊説している柴田やすひこ候補ご自身が実感していることと私は思う。
日に日に柴田やすひこ候補の表情に、覇気とやさしさとが共に備わり、演説している柴田やすひこ氏には風格とオーラが感じられる。
だが、県内のもっと広範な県民の各層に迫っていくことが喫緊の課題でもある。
私は、全国で平和を願う若者たちが自発的に集まり、新たな運動形態として「シールズ」を結成して取り組んでいる様子が最大のキイを握るような政治情勢が今後ますます広がっていくと考える。
「シールズ」を利用するのではない。「シールズ」のような国民的運動を県内の青年労働者や学生達が加わりともに憲法空洞化の阻止に取り組む。
ひとつの例として代表される「シールズ」のような新しい国民的運動を理解し、それを理解し共感し共闘することだ。「シールズ」を「乗っ取る」ような姑息な浅知恵ではだめだ。「シールズ」のような全国各地で噴出する国民的抵抗運動を理解し、組織は「さいたま・民主県政の会」や日本共産党埼玉県委員会が、広大な共闘を進めていく。
戦争を憎み、戦争の悲惨な実態を知り、その阻止に奔走している候補が柴田やすひこ候補であることが、県内隅々にまで広がっていった時に、吉川春子候補が共産党単独推薦の候補として獲得した24%の得票率を上回る県民の支持が結集される。しかしそれは結果である。はじめから当選唯一とか得票率の数値化で闘うという意味ではない。
県民のみならず全国の国民に、県知事に到達することをゴールとする民主党新自由主義派や自公与党派の候補ではできないことがある。
全国や都内で、参院での戦争法案阻止のために健闘する政党を超えた議員たちの運動と、呼応して8月9日の投票日まで、埼玉戦争阻止連帯抵抗運動を燎原の火のように広げていく。そのためにもJCP埼玉県委員会や中央委員会のよびかけや提案を率直に受け入れて運動を広げて深めていく。
その際にそうとう重要なことがある。
柴田やすひこ候補は、ブログ、フェイスブック、ツイッターを公式に稼働させている。さらに勝手連的に柴田やすひこ候補が見て聞いて書いているフェイスブックのブログがある。公式ブログに「気軽にご意見ご質問を」のコーナーはクイックしてもとまっていてそのまま。これは県政の会やJCP埼玉の積極的援助が必要である。
そうとう重要なことは、柴田さんを支持する人々が雨後の竹の子のように支援ブログやツイッター、フェイスブックなどで、いま埼玉で起きている「知事選やすひこルネッサンス」をカクサンにつぐカクサンで情報をもっと飛躍的に増進させることだ。さらに分散的拡散だけではだめだ。柴田やすひこ候補の公式ブログ等や准公式ブログに情報を集中して閲覧したり投稿したりすることだ。
森では、知事選のあとも候補のブログが延々と続いている。考察や分析、反省会の様子などが写真やツイートなどで続いている。このことが候補者の大竹進候補に、次回の知事選に立つことを自信としてもたせ、そのような方向性が出てきている。
柴田やすひこ候補が、そうとうな前進をみせ、埼玉県知事は柴田やすひここそ適任だ、そうしいう盛り上がりが埼玉県内に沸騰すれば、埼玉発戦争法案阻止の炎は東京都を神奈川県、千葉県、山梨県、茨城県、群馬県、栃木県の民主勢力、戦争阻止勢力として包囲して、かつてあった革新メガロポリスは、戦争阻止連帯抵抗運動首都圏として、全国のひとつの重要な発信地を形成する。
猛暑炎天下に野外に立ち続ける柴田やすひこさんには、民医連からの健康管理ドクターがつくべきだ。常時健康管理と過労絶叫に対応する基本的医療対応措置の用意が保障されねば、年間でもっとも猛暑の7月26日から8月9日までの選挙闘争を安心して成就できない。
埼玉県内だけでなく、全国から柴田やすひこ候補へ支援と応援のエールをさらにおくり続けよう。(了)