【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

公開声明【安倍晋三内閣総理大臣の辞職を要請します】 2018/03/12

2018-03-12 20:46:57 | 政治・文化・社会評論
                    mixiコミュニテイ 「国民統一戦線の探求」
                             主宰者 櫻井  智志

  「私や私の妻が関わっていたのなら、総理も議員も辞職します」内閣総理大臣安倍晋三氏の国会での重ねての公式答弁である。

 いま、総理はきょうの夕方記者を前に「行政の長として責任を痛感する」「深くお詫びする」と発言した。しかし、安倍総理の「謙虚に」とか「深く」「お詫び」するという発言は過去にも何回かあった。けれども、それは政治家としての政治発言ではなく、国民の怒りや批判をかわすための方便に過ぎなかった。今夜も総理官邸前で、内閣総辞職を求める国民の怒りはシュプレヒコールとなって響いている。

 国会で一年以上も与野党が議論し続けた根拠が、捏造文書に基づいていたとは・・・立法機関も行政も、司法もまきこんで、日本の国民主権にもとづく議会政治の形骸化をもたらした極めて悪質な、閣僚と官僚の癒着による「アベノドクサイ」政治だった。

 野党六党が一致して、政治の根幹にきりこむ国会内外の闘いが、この巨大不正をあきらかにした。

 また、近畿財務局の職員の自死は見逃せない。ロッキード事件でも過去の総理疑惑でも大企業の贈収賄汚職疑惑でも、まるで定石のように、末端の詳細に関わる重要人物が「自殺」したことで、根幹の捜査究明が断たれた事例がいくつもあった。

 事実の詳細はわからずとも、構想力は文学的領域から政治的領域に転化しうる場合もある。私はテレビ朝日の「相棒」、NHKテレビ「外事警察」、横山秀夫原作の小説ドラマなどのフィクションに託され造型化された小説、映画、テレビ作品などから、想像されうるパターンを娯楽としてテレビやDVDで見てきた。かつて松本清張が描いた権力のリアリズムの継承として。
 通例、警察の「死亡者の死因は自殺」発表で、すべてが幕を閉じたことが一般的である。近畿財務局のまともな職員が、いのちを断った(断たれた)その背景のもつ黙示録的世界は重く深い。

 麻生太郎財務相の責任はもちろん、以下の3点から安倍総理の辞職を要請します。

1 これほどの議会制民主主義を形骸化させている安倍自公政権の国民無視・国民不在の違法政治を問う

2 安倍晋三氏と安倍昭代夫人の森友学園利権汚職事件に直接関与していることの犯罪性を問う

3 財務省官僚や理財局一部の職員の不祥事は一個人や一省庁にとどまらず、行政全体の最高責任者安倍総理の統括責任を問う

以上