【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

孫崎享氏、参院選挙区野党統一への応援歌

2015-12-24 18:43:50 | 転載と私見
【孫崎享のつぶやき】
野党が参院選初の統一候補 まず熊本、憲法無視し、改憲意図の安倍氏思惑を阻止するにはリベラルの統一候補が何としても必要だ、山形是非舟山候補で統一を
2015-12-24 07:352



A事実関係 23日(WEB)日経新聞

民主、共産、維新、社民各党は23日、来夏参院選の熊本選挙区(改選定数1)に、新人で弁護士の阿部広美氏(49)を無所属で擁立すると発表した。事実上の野党統一候補として、与党と一騎打ちの構図をつくる。無所属での出馬で政党色を薄め、安全保障関連法への反対を旗印に政権への批判票を幅広く取り込みたい考えだ。

 阿部氏は会見で「今の政治では弱者が切り捨てられる。安保関連法は国民の命まで切り捨てようとしている」と立候補の理由を語った。熊本での野党統一候補は、共産党が新人候補の擁立を取り下げることで実現する。政党だけでなく、市民団体も巻き込んだ緩やかな協力関係を結ぶことで与党候補に対峙する。

 23日は石川選挙区(改選定数1)でも、新人で弁護士の柴田未来氏(45)が会見し、無所属での出馬を表明した。

 参院選はこれまで改選定数1の1人区での勝敗が全体の流れを決定づけてきた。来年夏の参院選では1人区が1つ増えて32選挙区となる。野党統一候補をめぐっては、熊本や石川のほか、山形、新潟、合区となる鳥取・島根など各選挙区で一本化を模索している。


B:評価

・現在の安倍政権は安保法制で明確な憲法違反を行い、更には参議院選挙で勝利し、憲法改定を意図している。

・こうした中リベラル・グループが、小選挙区で統一候補を出す必要がある。安全保障関連法に反対して国会前で抗議してきた学生団体「SEALDs(シールズ)」などの5団体が20日、来年の参院選に向けて野党統一候補を支援する「市民連合」を設立し、東京都内で記者会見した。来年4月の衆院北海道5区補選でも野党候補を応援するという。

設立されたのは、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」。「SEALDs」「学者の会」「ママの会」など5団体の有志が中心。ほかの団体にも参加を呼びかける。


全国32の1人区で候補者を絞り込むよう野党に働きかける。安保法の廃止や集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回といった基本方針に賛同する候補者を推薦し、選挙応援などをする。独自候補は擁立しない。

・現在次の選挙区で模索が検討されている。

 北海道5区―補選

 山形

(山形選挙区(改選数1)には、元参院議員舟山康江氏(49)が無所属での立候補を表明し、民主、社民両党が推薦する見込み。民主党県連会長の近藤洋介衆院議員(比例東北)はこれまで、共産党との連携について「政党間の話で共産党と話し合うとなれば(県連は)窓口になろうか」と話し、党本部主導の調整を前提にする意向を示していた。

 岡田氏は「山形選挙区は間違いなく重点区になる」とも話した。

 共産党は村山地区准地区委員石山浩行氏(34)の擁立を発表したが、県委員会は取り下げを視野に野党共闘に積極的な姿勢を示す。―河北新報
 

私自身舟山候補と面識があり是非実現してほしい。




 新潟

 石川

 鳥取・島根

 熊本

・今後民主党が、連立に柔軟になり、野党間の協力を円滑に進めることを期待したい。

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私見
 よくぞ共産党はここまで忍耐強く共闘にとり組んできたと思う。ここまで国民連合政府を構想した共闘が実現にむけて進行ているのは、略称「市民連合」に連なる五団体の意欲があったからだろう。党内に大きな幅がある民主党を束ねている岡田代表も、安保国会以来よく統率力とリーダーシップを発揮している。自公おおさか維新の与党系政党の様々な圧力、中傷、策略などが渦巻いていく。衆参同時選挙を自民党はちらつかせているが、国民の反応はどうか。平和勢力に期待したい。自らもその営みに資するできる範囲の行動を実行したい。


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