櫻井 智志
1
皇太子雅子妃が誕生日を迎えられた。小和田家から皇室に嫁ぎ、我々にはわからないどれだけの労苦があったことだろう。最初の記者会見での雅子妃の発言は素晴らしかった。外交官の経験を生かして皇室外交に役に立てればとおっしゃった。「特権」と「人権」についてずっと考えさせられた。
A HAPPY BIRTH-DAY!!
2
アメリカヘイリー国連大使は、北朝鮮の事柄の時などは、理性的に見えた。しかし、イスラエル首都についてのトランプ決定問題では、上のいいなりのイエスマン、イエスレディに過ぎない事を画面から世界に伝わった。日本では、権力の言いなりにはならない官僚も出てきた。世界人権宣言実効化の分岐点だ。
3
北朝鮮が世界各国の経済制裁によって、漁業に出るしか生活の糧が得られない実態。出漁で命を失う男性たちと遺された未亡人村が増える。不法侵入してきた北朝鮮舟をすべて拿捕すべきという大学教授。北の民衆の生活苦。問題は多元的だ。何も言えないほど非人道的な現実。制裁は残酷な言語。金正恩委員長の政治的独裁を指摘することはたやすい。
けれど北朝鮮の民衆の不幸は、北朝鮮国民自身の事情に即したものではない。さらに、国の内外から援助されていない。日本人拉致の問題とは別に、多くの北朝鮮国民の窮状は、嗤ってすませることはできない。70年前の焼け跡闇市の日本国民と窮状は同じだ。
4
昔、小学校では身体検査に色覚検査は行われていた。しかし、今は必要があれば医療機関を勧めるにとどまっている。色覚検査は、実際の職業では極度の困難はない。今問題となっている対策としては、学校が家庭に医療機関で調べるようより推進すればよいのではないか。番組進行と同じとは。
たしか女性には色覚異常はなかったと思う。母親が子どもの見え方はわからないのは当然。色覚異常は疾病でも「異常」でもない。それはその子のもつ個性ととらえることが、子どもの心に灯火をともす。親が過大に異常視すまい。
山田記者がおっしゃったお話に感銘を受けた。あのような認識が、多くの学校・医療・行政関連者に広がっていけば、色覚多様性はこれからもっと人々の幸福とつらなっていくことと思う。有り難うございました。