【現代思想とジャーナリスト精神】

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日本会議が首相に「遺憾の意」 新元号の公表巡り「異例中の異例」

2019-02-03 07:25:07 | 転載
2019年2月3日 東京新聞紙媒体 写真のみデジタル版



 安倍晋三首相を支持する保守系団体「日本会議」が、皇位継承に伴う新元号を4月1日に事前公表する首相方針に「遺憾の意」を示す見解を機関誌に掲載したことが2日、分かった。天皇代替わり前の公表は「歴史上なかった」として、先例としないことも求めた。憲法改正など基本理念を共有する有力支持団体が不満を表明するのは「異例中の異例」(関係者)で、波紋を広げそうだ。
 日本会議と連携する自民党保守派は皇室の伝統を尊重する観点から、5月1日に皇太子さまが新天皇に即位された後に改元政令を公布するよう訴えたが、首相が受け入れなかった経緯がある。
(東京新聞デジタル版はここまでを掲載。この後は東京新聞紙媒体の視写である)


 見解は機関誌「日本の息吹」二月号に掲載された。歴代天皇が即位後に改元してきた「代始改元」の伝統と、天皇一代に一つの元号とする明治以来の明治以来の「一世一元」の制度を踏まえ、新天皇即位後の新元号決定と公布が「本来の在り方だ」と批判した。
 その上で、天皇と国民が新元号に込められた理想と願いを共有し、一つの時代を共に歩んでいくことこそ「憲法の趣旨に沿い、皇室の趣旨に沿い、皇室の伝統を尊重する」と主張。政府方針に対し「遺憾の意を表明せざるを得ない」と結論付けた。

日本会議
宗教界を中心とした「日本を守る会」と、財界人や学識経験者らも入る「日本を守る国民会議」が統合し、1997年に設立された。全都道府県に本部が置かれ、「皇室敬愛」や「新憲法創造」を掲げて国民運動を展開する。夫婦別姓反対や外国人参政権反対を訴え、女系天皇につながる女性宮家の創設にも反対の立場を取る。

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【私見寸評】

その場しのぎのご都合主義への批判は、財界や自民党内ばかりかついに保守宗教支持母体にも及んできた。米国が反安倍氏に転ずれば一気に政権は瓦解する。真の支持者が透けて見えてきた。



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