goo blog サービス終了のお知らせ 

【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

参院選「極秘」情勢調査が判明/自民大勝ち「60議席」/維新が立憲民主を上回る「野党第一党」/国民民主は大惨敗か

2022-05-27 14:13:50 | 転載
>参院選「極秘」情勢調査が判明/自民大勝ち「60議席」/維新が立憲民主を上回る「野党第一党」/国民民主は大惨敗か
ファクタ号外速報(5月27日 11:00)
2022年6月号 POLITICS [号外速報]


自民党が5月に実施した参院選の極秘情勢調査の内容が判明した。それによると、自民党は事前の予想を上回る高い支持を得ており、全国で32選挙区ある1人区のうち、24選挙区でリードする展開だ。比例区の得票数も前回選挙よりも1割以上増えて1900万~2000万票に達し、20~21議席を獲得する勢いだ。これらにより自民党の議席数は、選挙区と比例区を合わせて60議席(改選54)を窺う優位な情勢となっている。

「候補者未定」山形選挙区も自民優勢


image001.jpg
勢いづく自由民主党本部(東京・永田町)
この情勢調査を見て自民執行部が動き出した。国民民主党が現職の舟山康江筆頭副代表の擁立を決めていた山形県選挙区(定数1)をめぐり、自民は当初、国民民主の政策協力を考慮して候補者の擁立を見送る方向だったが、一転して擁立を決定。情勢調査では「候補者未定」ながらも、自民候補が圧倒的な支持を得ており、「ここで候補者を立てない理由はない」(自民関係者)と判断し、元県議を中心に候補者選定を急ぐ方針だ。

「猪瀬擁立」維新は「倍増以上」の伸び

image002.jpg
参院選比例代表に元東京都知事の猪瀬直樹氏を擁立する日本維新の会の馬場伸幸共同代表(右)
今回の情勢調査でもう1つ浮かび上がったのは、日本維新の会の躍進だ。とくに比例区では地盤の大阪以外でも支持を増やし、総得票数は900万~1000万票と野党第一党の立憲民主党を上回る高い得票が見込まれ、9~10議席を獲得する勢いだ。

また、近畿圏以外の選挙区でも議席獲得が予想されており、比例区と合わせて15議席前後(改選6)と倍増以上に伸ばす可能性がある。同党は参院選で「比例区と選挙区で12議席を獲得する」との目標を掲げているが、難なくクリアできそうだ。そして比例区でのさらなる票の上積みを目指し、知名度の高い猪瀬直樹元東京都知事の擁立も急遽決めた。維新は昨年の衆院選でも支持を広げており、その躍進ぶりに自民も警戒を強めている。

一方、立憲民主は比例区の獲得票数が800万~900万票と伸び悩み、獲得議席も8~9にとどまりそうだ。ただ、選挙区では知名度の高い候補が健闘しており、一時は京都府選挙区(定数2)で落選が囁かれた福山哲郎前幹事長も共産党候補との接戦から抜け出す位置につけたという。それでも政権批判票が維新などに分散することで、獲得議席は20(改選23)を下回りそうだ。

「4~5議席」に落ち込む国民民主

image003.jpg
苦しい戦いの国民民主党の玉木雄一郎代表
なかでも厳しい情勢なのが国民民主だ。比例区の獲得票数は200万~250万票にとどまり、2議席の獲得が精一杯だ。今回の参院選では7議席の改選を迎えるが、山形県選挙区の舟山氏をはじめ、有力議員の苦戦が目立ち比例区と選挙区を合わせて4~5議席に落ち込む恐れがある。

同党では玉木雄一郎代表が主導し、今年度予算案に野党としては異例の賛成票を投じるなどで党勢回復を目指した。これは最大の支援団体である連合の芳野友子会長の要請を受けたものだが、組合員を含めた有権者にはそうした方針転換は浸透しておらず、選挙結果によっては玉木代表の責任問題に発展する可能性もある。

固い岩盤支持層に支えられている公明党と共産党はともに堅調だ。公明は比例区の獲得票が600万~700万票で7議席、共産は300万~400万票で4議席の獲得がそれぞれ見込まれる。選挙区でも知名度の高い候補が底堅い戦いを見せている。「消滅の危機」に直面している社民党も比例区で100万票程度を獲得し、何とか1議席は確保できる見通しだ。
「明暗」分かれる維新と国民民主

参院選で自民党が高い支持を獲得するのは、新型コロナの感染抑制に加え、ロシアのウクライナ侵攻で安全保障への関心が高まっているためだ。岸田文雄首相の支持率も各種世論調査で政権発足以来、最も高い数字が出ており、「負ける要因が見当たらない」(自民党関係者)という万全の状況だ。

とくに2019年の前回参院選と今回の決定的な違いは、共産党を含めた野党勢力の結集である。前回は全32選挙区の1人区で野党候補の競合はなかったが、今回は一転して21選挙区で野党候補が競合している。そうした選挙区では自民党候補がリードする展開にある。

維新と国民民主がともに独自色を追求し、候補者擁立に動いて野党同士の競合を招いたが、選挙結果は維新と国民民主で明暗がはっきりと分かれそうだ。

最新の画像もっと見る