【現代思想とジャーナリスト精神】

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江川紹子氏 荒れたジャニ会見を分析「後ろにいる人が困りますと声を挙げればよかった」

2023-10-04 15:11:04 | 転載・政治社会と思想報道
江川紹子氏 荒れたジャニ会見を分析「後ろにいる人が困りますと声を挙げればよかった」
東スポWEB


写真:江川紹子氏© 東スポWEB


ジャーナリストの江川紹子氏が4日に「X」(旧ツイッター)を更新。大荒れとなった2日に行われたジャニーズ事務所の記者会見を分析した。

2日の記者会見の質疑応答では1社1問ということで指名された記者が答える形式だったが、指名されていない一部の記者が質問を続け、他の記者がルール違反だと罵声を浴びせるなど荒れた会見となった。最前列で手を上げ続けていたにもかかわらず指名されなかったことで「意図的に無視された」と怒りをあらわにする者もいた。

江川氏は会見が荒れたことについて「前方にいる記者がマイクなしで自由に発言し、それに登壇者が答えるやりとりになれば、後ろの人は聞こえなくてストレスなのはよく分かる。ただ、それは取材者側の問題なのだから、立って『マイクなしでの質問はやめましょう。後ろにいる人が困ります』と声を挙げればよかったと思うんですね」と会見場にいた記者が声を上げる必要があったと指摘。


続けて「記者会見は、元々記者やメディアが記事や番組の素材を集める場。それがネット等で中継されるようになり、メディアが加工する前の内容を多くの人が知り、様々な視点で検証できるように。一方、会見自体がコンテンツ(商品)にもなり、時にショー化し、それゆえの副次的問題も…というのが今の状況かな」といまだに尾を引く会見の問題点を分析した。

さらに「取材者側の問題を改善するには記者側が能動的にならないと」と会見の主催者側ではなく、記者の方が積極的に声を上げる必要性を強調した上で「それを取材対象に預けてしまうと、結果として規制で参加者を縛ることに。あるいは、妙な規制があたかも『ルール』のように人々に浸透し、当然化し、記者をも拘束しかねない。『副次的』な事柄のために、そうなったら元も子もない」と持論を展開している。


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