4日目の朝、やや寝坊してホテルを出発し糸魚沢方面を目指す。
が、途中でコンビニに寄ろうとしたら目の前にホッパー車が連なるのが見えて暫し撮影タイム。
休日のため、構内は静まり返るが現役で操業する炭鉱鉄道の威風たるや十分。
DD13タイプの2色の機関車がプッシュプルに先頭と殿を固め長く連なるホッパー車は壮観。
静まり返った選炭プラントはむしろ凜として見えた。
2018年水無月 春採 D5
地元の桜も満開になり、今朝の風雨によってやや花散らされ状態。
梅の時季と比べ、桜の時季はダイヤ改正も近いせいかどちらかというとハートブレイクなシーズン。
数年前に無くなってしまった桜の名勝のことを思い出す。
至近に在った平成の引込線北王子。
2013年春
寒い時期の川崎貨物は忙しい。
頻繁にタンカートレインが出入りする。
製油所から積車が出てきて、空車が送り込まれて、
留め置かれているタキ車の組成入れ替えがされたりと。
ガチャン、ガンガンガンガンガン・・・
水銀灯に冷たく浮かび上がる幾筋ものレール。
ヤードに響き渡る音を聞きながら暫し寒さを忘れて見入っていた。
2015年2月 川崎貨物
今朝は朝から冷たい雨が降っていて石油ファンヒーターから離れられない。
師走もそこまで来ている中ふと・・・
川崎貨物のことを思い出した。
港湾地区の石油積み出し施設も統廃合が進みいずれ消えゆくタンカートレイン。
その列車編成が寒さとともに長くなるのを見て季節を感じていた。
暮れ色に鈍く浮かび上がるタキの列に、日本の鉄道輸送の力強さを覚えた。
2013年12月 川崎貨物駅
北沼駅の出し入れ作業を見守った後、八戸線に転戦する前にお昼の15レを待つ。
八戸線に寄り添って来た臨海鉄道は長苗代を過ぎて馬淵(マベチ)川を渡らずに流れに沿って臨海地区の工場を目指す。
その分岐点の大きなカーブの築堤にて。
穂を開きかけたススキをかき分けるように揺らして15レが走り抜けていく。
遠いけど、ちょっと病み付きになりそうな線である。
2014年9月 八戸臨海鉄道 八戸貨物~北沼 DD563 15レ