今は第三セクター甘木鉄道になっているが、かつての太刀洗飛行場への物資輸送路線として敷設された旧国鉄甘木線。
鹿児島本線基山駅から分岐する路線はローカル色豊かで主にキハ20の単行が往来していた。
バス窓タイプの初期型のキハ20が決して保線状況が良くない線路上を揺られながら武骨なコンクリート橋を渡って甘木駅構内に進入する。
奥のか細いポールが西鉄甘木線のもの。
それともう一つが、筑後川の土手の袂にある西鉄大牟田線(現天神大牟田線)宮ノ陣駅から分岐する西鉄甘木線。
こちらも当時、小型の200形とガソリンカー改造の制御車である60形というユニークな車両の布陣であった。
旧日本軍太刀洗飛行場跡には、ビール工場ができ筑後平野の中核をなす甘木ということもあって片や第三セクターとなり、
一方の西鉄も新生能車両に置き換わり今も2路線は存続し続けている。
1977年5月撮影 旧国鉄甘木線甘木駅付近/西鉄甘木線甘木駅付近
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この車輌、名鉄谷汲線のモ510に良く似ていますね。
電化されている点から少し西鉄に軍配が上がるのでしょうか?
甘木のレトロ3連、知っていただけに、憧れの存在でした。
いや~、こうして見ると、カッコいいです!
旧国好きの血がたぎってきますね。
良いものを見せていただき、ありがとうございます。
名鉄のモ510は大正生まれなので先輩格ですが、戦前型小型電車
デザインの主流だったのでしょうね!
電関人が小さかった頃は大牟田線を走っていてこれで
天神(福岡)のデパートへ買い物に行ってました。
今現在もなお2線とも健在でしかも3セクの甘木鉄道も
僅かの赤字(数年前に洪水で鉄橋が流出前は黒字)という
まだまだ鉄道が元気なエリアです。