梅雨時、未明に降った上越国境の大雨のため大幅に遅れた夜行列車を追って北陸に向かった。
行きの駄賃に大糸線の一番列車を頸城大野で出迎える。
たっぷりと水分を含んだ重たい空気がフォッサマグナの谷に満ちて、
エンジン音も高らかにキハ52が山登りに挑む。
2009年梅雨 キハ52115 大糸線 頸城大野~根知
最新の画像[もっと見る]
- 逆光の渓 13時間前
- 恵那山が見下ろすロクヨン重連 2日前
- 中央西線の秋 3日前
- 中秋を行くしな鉄169系 4日前
- 思い出の長野電鉄 マッコウクジラとリンゴ 5日前
- 山陰本線貨物の思い出 6日前
- 煙の名残 6日前
- 長閑な頃の八高線 1週間前
- 季節の狭間で 1週間前
- 男前の133号機 1週間前
2009年なんてつい最近のようですが。
撮っときゃ良かったなー、この頃と切に思いますね。
空気感がどっしり迫る一枚ですね。
長野の32Countさん宅を前線基地にさせていただき、
結構な回数出かけました。
夏というかこの時季に撮ったのはこの一回だったと思いますが、
簡易超望遠で仕留めた一撃でした!
テールランプが点いているということは、後追い撮影でしょうかね?
その間、長電2000系、しな鉄169系、東日本N101編成、ラッセルのDD14・DE15、
そして、信越山線自体が3セク化され、
信州とその周辺の鉄道地図は様変わりしました。
走る車両は変われど、沿線の風景がそのままなのが、唯一の救いです。
フォッサマグナの走る大糸線の地形を生かして、海縁の
糸魚川からいきなり日本の屋根に至る感じを一枚の写真に
閉じ込めるべく、約1000㎜を駆使しました。。。
リードタイムがなくて慌てて撮ったのでこの一枚ぐらいしか
良い絵が撮れませんでした。
これから山に挑む一番列車を後追いにて。
貴兄のお蔭で最末期の活躍を沢山記録できました。
沿線の景観も、電関人には未だに3本の指に収まるものです。
今度は波風が立たない普段着の小海線や飯山線でじっくりと
沿線風景を絡めた撮影をしたいと思っています。