蒲原鉄道の駅の中でも、創設当時からの駅で鉄道名がつく大蒲原が気に入っていた。
開けた土地の真ん中に駅は位置し、辺り一面の圃場が広がる。
冬は一面雪に覆われて其処彼処に組まれたハザギだけがその下が圃場であることを判らしめるのみ。
乗客の気配が無い方は回送であろうか。
のんびりと午後の二連の電車が大蒲原の野を横切って行った。
1982年2月 蒲原鉄道 高松~大蒲原
瀬野八繋がりでもう一つ。
電関人の上京と時をほぼ同じくして導入された瀬野八の守り神EF61200。
種車ロクマルの顔に貫通扉と八本松寄りにデッキが新設された。
デッキ付きの青い機関車には正直戸惑ったもの。
デッキ側を撮るには、上りの仕業中ではなく下りの単機回送を撮るしかないのである。
もう一つのデッキ付きの赤い奴は残念ながら撮らずじまいになりそう。
1981年3月 山陽本線 八本松~瀬野 EF61207
EF59と言えど種車はEF53と56でEF58より年上機。
EF53、EF56の現役時代は知らないがEF57の現役時代を記録できなかった電関人は
デッキ付きの大型電機見たさにセノハチヘ通った。
形式こそ変われども、ウーウー唸りながらゴーサンとゴロクが手と手を結び力一杯貨物を押し上げる姿は迫力満点。
1981年3月 山陽本線 瀬野~八本松 EF5921+EF5915
黒い躯体の二連電機に初めて出会った時は圧倒的なインパクトだった。
その性能から、山陽・東海道筋でコンテナ列車を牽いてガンガン飛ばしているイメージのはずが、
晩年だったせいか、出会った姿は寧ろ解結貨物のような二軸貨車を連ねた地味な運用が大半で。
岡山で出会ったクロパン改造13号機は、まさにオール二軸。角張ったこの罐にはPS22がお似合いだったかもしれない。
今だったらさながらBLACK BEARあたりの呼称がついていたかも。
1977年3月 岡山駅 EH1013貨物(列番不明)
1年越しでリベンジした五能線。
今年の2月の五能線は雪が少なかった。
その中で雪が舞うシーンが撮れた貴重なカットとなる。
2014年2月 五能線 秋田しらかみ~岩舘