谷深い小谷には中々朝日が差し込んでこない。
しばれる手でカメラをセットしてゴーニーを待つ。
厳かに輝く鹿島槍の峰から降りてくる朝日のグラデーションがまだ届かない中、
単行がゆっくりと近づいてくる。
2009年2月 大糸線 南小谷~中土
もう一つ錦秋を往くキハ52のカットを。
グッと谷幅が狭まる新潟と長野の県境付近。
界隈の紅葉は谷冷えでより美しかった。
観光列車のようにゆっくりとダブルゴーニーが通過していく。
2008年11月 大糸線 平岩~小滝
原色に戻された大糸線のキハ52を撮るのならばこの季節と。
いそいそと大糸線撮影へ。
長野在住の32Countさんから絶妙の紅葉タイミングを教授いただき、現地ナビも。
まさに錦絵のような秋の天然色のトンネルを潜り抜けてのキハ52の登場。
気動車一般色はまさにこの季節に合わせて作られたような気がした。
2008年11月 大糸線 中土~南小谷
電関人が山陰本線でとらえた最若番が24号機だった。
多感な時期の気まぐれでまともな一枚はなく、次位の客車内から一コマだけ。
この若番君当時元気だったようで何度も見てはいるのに。
1977年12月 浜坂にて