昨日のアップ通り、長距離コンテナが遅延でガタガタの中、
タンカートレインを軸に撮影スケジュールを組んで行動する。
武蔵野線を行き交うターミナル連絡シャトルも長距離列車の遅れの煽りで遅れが出ている。
ヒガハス~ヒガウラ~ヒガハスというパターンで転戦し、夕方の天気を気にしつつ
強い冬の季節風に吹かれながら、冬枯れの景色を主体とした貨物列車二題。
新型19Dコンテナは、白ラインが無くなりライナー感が乏しく。
青い空と、一本ケヤキを主体に縦。
キリリとした空とライナーの韋駄天さを表現。
対してタンカートレインは、温もりを表現するために木橋を大きく入れてそこに落ちる木漏れ日を。
厳しい冬の寂しさの中にホッとする温かみをタンカートレインが運んでくれる灯油と絡めて。
2017年 1月 75レと5683レ
今日は今年初めての地元埼玉で貨物撮り歩きをしたが、
天候などに拠って貨物ダイヤが大幅に乱れて朝一からてんやわんやの一日だった。
6時台からとり進めたうち、ようやくまともにPF牽引のコンテナを撮れたのが午後一時過ぎ。
遅れのシャトル便72ㇾだった。
シャトル便は積載が良いので、久々に望遠で圧縮してみた。
さぁ、今年の春改正まであとひと月ちょっと。
鬼が出るか蛇が出るか・・・。
2017年1月21日 EF652089 遅72ㇾ
電関人の幼少時代、他のエリアでは分からないが福岡では電車といえば西鉄で汽車といえば国鉄だった。
汽車見たさに通った国鉄鹿児島本線沿いに敷設された枕木柵には何とも言えない懐かしさと哀愁がある。
まだカメラを持てなかったガキの頃に、この枕木柵に腰掛けて通過する優等列車に手を振ったり貨物列車の両数を数えたりと。
そんな思い出がぎっしり詰まった枕木柵を烏山線沿線に見つけた。
何故ここだけに残ったのかは知る由もないが、
おそらく自前の田畑に出かける4種にも満たない暗黙了解の踏切が存在していたのであろう。
何とも何とも懐かしいそれは、逆光にまるでパルテノン神殿遺跡の如く燦然と建ち誇っていた。
2017年睦月 9333D
烏山線に行く度に気になっていた大里の家屋。
家人に出会えれば、その歴史について話を伺いたいものだが残念ながら未だチャンスが無く。
一つはどっしりと構える立派な屋敷門。
シンメトリックな様式美は紆余曲折してヨンマルの伝統的国鉄マスクデザインにつながってやいまいか!?
さらに居並ぶ木造の蔵。
こちらは釘を使わず楔で木材を縦横に組んだもの。
本当の意味で究極のエコに対する人知の偉大さを感じる。
反面、メンテナンスフリーだの、軽量省エネだの、ケバケバしく無意味なデザインだのと何処までも鉄道事業の何たるかを
愚弄したかのような某会社のやる気の無さ加減を反映した発想に鉄道交通インフラの未来がとても心配になる。
2017年睦月 334D
以前、曇天に反対側から一回撮っただけだったので順光側からも。
荒川は、那珂川の支流の一つで中々の清い流れである。
かつてこの鉄橋はオーバートラスだったようであるがプレートガーターに付け替えられてお誂え向きの撮影ポイントになった。
穿入蛇行により画面では判りづらいが、川の左は高さ15mもの崖を形成している。
その崖には地層がきれいに見ることができるとともに、巻貝などの海生生物の化石も出るという。
人が住む遥かに昔の太古のロマンにも浸ることができる小塙一帯は懐が深い。
竹藪から首都圏色のヨンマルが見えたところでレリーズオン。
台検上がりか床下のグレーも鮮やかなヨンマルはまるでデビューしたてかのような美しさを放っていた。
2017年 睦月 9332D