幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

フォアグラ弁当 ファミリーマート販売中止が意味すること

2014-02-01 01:40:50 | ブログ

秋元祥治氏(NPO法人G-net代表理事・滋賀大学客員准教授)が3つの視点を紹介されており、今回の出来事を考えてみる上で参考になりました。

http://www.huffingtonpost.jp/shoji-akimoto/foie-gras-family-mart_b_4671266.html

3つの視点

1.食文化 

食はその国の文化の一部だとの考えです。日本だとイルカ(クジラ)とか活き作り(まだ魚が動いている)、踊り食い(生きているまま飲み込む)、韓国では犬料理など。フォアグラはフランスの食文化で起源はローマ時代からだそうです。その国の食文化に対し、その食文化がない国がどう考えるか。

 2.動物愛護

NPO法人アニマルライツセンター

 http://www.hopeforanimals.org/topics_detail6/id=274

 上記のYou-Tubeでフォアグラを作るためにどんなに動物を苦しめているかを皮肉を込めて紹介しています。ひよこの段階でメスはフォアグラには適さないとのことで殺されてしまいます。鶏は逆にオスは卵を産めないということで殺されるか、屋台で売られています。

 食するために動物を殺す時は痛みを与えないようにとの法律なども策定されているようです。

 動物愛護といいながら飼育して殺して食べています。ここでの動物愛護は飼育での苦痛、殺害での苦痛を問題にしていますが、食するために飼育/殺すことについての議論までは踏み込んでいません。そこに踏み込むと肉は全て無くなってしまいます。

 米国のカリフォルニア州では販売中止を決めています。シカゴでは販売中止を決めましたが、レストランの猛反発を受け、廃止しました。ヨーロッパでも飼育禁止している国が多くあり、現在8割はフランスでの製造とのことでした。

 3.クレーム対応

 ファミマには22件の苦情が寄せられたとのことです。またNPO法人アニマルライツセンターも販売中止を申し入れ、今回ファミリーマートが販売中止を受けたことで、コメントをWEBで公開しています。

 http://www.hopeforanimals.org/topics_detail6/id=274

 クレームに過剰に反応することの問題点も挙げられています。

  

朝のテレビで、高木美帆さんが、人は動物を殺して食し生きていることを認識し、動物に対して感謝の気持ちを持つことが大切で、今回の議論ではそれが抜けているとコメントされていました。

 今回は企業が判断したことですが、販売中止ということは、フランスの食文化を抗議により否定したことにもなります。また、抗議で方針を変えたということは、フォアグラに関しての各国の対応や動物愛護の観点からの判断をしていませんでしたということを暗に言っていることでもあります。ただ、指摘されて考えることも必要です。

動物だけでなく、植物も含め、生きているものをいただいて私たちは生きていることを思い、いただいているものに感謝して、その生を生かしていきたいと思いました。